【皇后杯JFA第44回全日本女子サッカー選手権大会1回戦~試合結果~】VS 日体大SMG横浜
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
11月27日に行われた皇后杯JFA第44回全日本女子サッカー選手権大会1回戦の日体大SMG横浜の試合結果をお伝えいたします。
≪皇后杯JFA第44回全日本女子サッカー選手権大会1回戦~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-0 日体大SMG横浜
-前半 1-0
-後半 0-0
(得点)
45分 濵名花子
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濱名花子 松岡沙由理 松原ゆき 中村友香
MF 井原美波 金井奈苗 田中里穂 辻野友実子
FW 清水千陽 鈴木和遥
(途中出場)
63分 OUT9 金井奈苗 → IN15 戎谷亜美
63分 OUT10 清水千陽 → IN5 高山紗希
82分 OUT13 鈴木和遥 → IN14 脇田紗弥
91分 OUT11 中村友香 → IN19 広沢実佳子
【今節の振り返り~マッチレポート】
山梨県大会を優勝し、関東大会を第7代表で滑り込み勝ち獲った皇后杯本選の切符。
昨年は初めて出場となった皇后杯本選において、静岡SSUアスレジーナを相手に2-2で延長でも決着がつかず、PK戦までもつれた結果、敗れてしまいました。
今年こそ、山梨県勢初の皇后杯本選での勝利を目指して挑んだ初戦。
相手はなでしこリーグ1部の日体大SMG横浜との対戦になりました。
前半から格上の日体大SMGがボールを回す展開となります。
サイドで攻撃のリズムを作り、サイドからクロスを供給し得点を狙うも、センターバックの松岡・松原が高さで負けず、相手のボールをはじき出します。
その後も、狙えるとわかると、ミドルレンジからシュートを放つなど、序盤からゴールを脅かします。
FCふじざくら山梨のファーストシュートは前半11分。
井原のクロスが逆サイドに流れ、ボールを拾った鈴木のクロスに清水がダイレクトで合わせるも、ゴールマウスを僅かにそれます。
その後も、相手にボールを自陣まで運ばれるシーンを作られながらも、ゴール前を固めて相手の攻撃を弾き、自陣でボールを奪うと、FWに入った清水、鈴木が裏のスペースを狙う形で相手ゴールを攻めます。
前半はどうしても耐える時間が多くなりますが、FWの清水、鈴木も自陣に戻り、チーム全員で相手の攻撃に対して、声を掛け合いながら対応します。
すると、前半終了間際に劣勢だったFCふじざくら山梨はカウンターから清水がボールを運びます。
清水の後ろから駆け上がってきたサイドバックの濵名へパスを出すと、濵名が相手選手2人をひきつけながらペナルティエリアまで進入。最後はゴールキーパーを見ながらシュートを放つと、ゴールマウスへ。貴重な先制点を奪います。
そのまま前半が終了となり、1点リードで前半を折り返します。
ハーフタイムに田口ヘッドコーチから「This is ふじざくらっていうコンパクトでみんなが身体を張って守ると今シーズンのうちがやってきたサッカーが出た前半だったと思う。守備から攻撃へ良いリズムが生まれてるから、チャレンジ&カバーを継続して守っていこう。攻撃では、ボールを奪ってから、裏のスペースを活用した攻撃を引き続き狙っていこう。」と声をかけ、送り出します。
後半は、前半の4-4-2のフォーメーションから、鈴木和遥をワントップへとして、4-2-3-1のフォーメーションに変更して試合に入りました。
同点に追いつきたい相手は、後半開始から積極的にサイドから仕掛けてきます。
サイドやアーリーからクロスをあげてくる相手に対して、この試合、中央でボールを弾き返し続ける松原と松岡を中心に、GKの出口が連携し、決定的なシーンを作らせません。
後半は、ボール奪取からカウンターで相手自陣まで攻め込み、ゴール前までボールを運ぶシーンが増えます。
しかし、後半32分にはカウンターから自陣左サイドを切り込まれ、ペナルティエリア内で松原が1VS1で相手選手と競り合いますが、グラウンダーのクロスを供給され、中にいた相手選手が反応しシュート。キーパーの出口が弾き、ピンチを防ぎます。
後半終了間際もゴール前にボールを供給する相手に対して、中に人数をかけて、ペナルティエリアからボールをはじき出します。
そして耐え抜いた後半戦を戦いぬく笛がなり、1-0で勝利を収めました。
この結果、皇后杯本選において山梨県勢初の1勝を挙げることができました。皆さん、本日は静岡までお越し頂き、ご声援ありがとうございました。
以下、田口ヘッドコーチ、濵名花子、松原ゆきに試合を振り返ってもらいました。
田口ヘッドコーチ
Q)試合を振り返って
「まずはなでしこリーグ1部という格上の相手に勝利することができて嬉しいです。強いチームに対して、どうしても守備的になってしまうのですが、相手の背後を狙うというチャンスを見逃さず、清水が良いパスを出してくれたこと、濵名が良い判断を持って前に走り込んでくれたこと、守備から攻撃へ良い形が得点に繋がったんだと思います。ボールを握れてなくても、今日は良い守備が粘り強さを生み、攻撃へのリズムを作りました。今シーズンうちが勝利してきた形ですし、うちらしい粘り強いサッカーが勝利につながったと思います。」
Q)山梨県勢初の1勝に関して
「嬉しいですよね。山梨県を代表として出れるというのは特別なものがありますし、そういった想いを持ってこの舞台に立っているので、勝てて良かったです。どこのスタジアムでもホームのような雰囲気を創ってくれるサポーターさんがピンチの時には後押ししてくれるし、チャンスの時は盛り立ててくれるし、本当に感謝したいですし、それが勝利に繋がったことは間違いないですね。」
濵名花子
Q)試合を振り返って
「ちはるさん(清水)に良い形でボールが入ったのは分かったので、チャンスだと本能の赴くままに動いた結果、ゴールに繋がりました。今日はみんなで守って守って、それがこの結果に繋がったと思います。ゴールを決めた1VS1は自信がある形だったので、決めれて良かったのと、ゴールを決めた瞬間みんなが祝福してくれて嬉しかったですね。」
Q)次節に向けて
「守りから試合に入ることが今シーズンのFCふじざくら山梨を象徴してきた試合だと思うので、次の試合も全員で守って、守備から攻撃につなげるという今年やってきたプレーを魅せたいです。勝利を目指します!」
松原ゆき
Q)試合を振り返って
「立ち上がりから攻め込まれる時間が多く、度々ピンチの場面がありました。1点許してしまうときついだろうなと思っていたので絶対にゴールを破らせない意識でいました。でも、一人一人が気持ちを切らさず集中して体を張って守れていたことがあの前半終了間際の点に繋がったのだと思います。まだこのメンバーで戦えることが素直に嬉しいです!」
Q)次節に向けて
「また1週間、課題と向き合って次につながる試合をできるよう取りくみたいと思います。本日も遠くまで応援に来てくださりありがとうございました!後押しがとても力になりました!」