【わたし日誌】2022年シーズンを振り返るVol.3 ~鈴木和遥#13~

FCふじざくら山梨の4シーズン目である2022年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:鈴木和遥(本人)より

〇2022年シーズンでもっとも印象的だったこと

2022年シーズン最大の目標である「なでしこリーグ2部昇格」を達成できたことです。
2021年シーズンはこの目標を達成することが出来ず、とても悔しい思いをしました。
新戦力が加わった今シーズンのFCふじざくら山梨はなでしこリーグ2部入替予選大会を1位で突破し、入替戦でなでしこリーグ2部への切符を掴みました。
なでしこリーグ2部への昇格はもちろん嬉しかったですが、それ以上に昇格に向けて、選手・スタッフ・ファンサポーターのみんなと一緒に闘えたこと、チームがひとつになって闘えたことがとても印象的でした。

〇この1年で成長できたこと

2021年シーズンのわたし日誌では、「感情を少しだけコントロールできるようになった」ことを綴りました。
しかし、2022年シーズンは感情に支配されることが多く、サッカーのパフォーマンスにも影響が出てしまうことがありました。しかし、心が乱れている状況でも一年を通して大きなケガもなくサッカーをする事ができ、しっかりと自分の身体と向き合い、ケガを予防することができたのは選手として大きな成長だと自分自身感じてます。
また、感情のコントロールができない自分の弱さを受け入れることができたということも、気づけることができたという点では大きな成長だと思っています。感情を誤魔化して今までサッカーをしていましたが、感情を表に出すことで弱い自分と向き合うことができました。
この一年での感じた成長を自分自身に落とし込み、2023年シーズンに繋げたいです。

〇私にとってFCふじざくら山梨とは

これまで同様、新たな挑戦の機会を与えてくれて、サッカー選手としても社会人としても成長できるチームだと思います。
2022年シーズンはMFやFWといった攻撃的なポジションでプレーをさせて頂きました。
それまでは入団して2シーズンDFをしていたので、新鮮さな気持ちと共に、不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、新たなポジションを与えられ、明確に求められているのは得点。私は得点するために、何をどうしたらいいのか、何度も悩みました。上手くいかない時もありましたが、練習や試合を重ねる度に得点の意識も強くなり、結果もついてくるようになりました。これは新しいポジションを与えられたからこそできた経験だと思ってます。
この経験を2023シーズンにも活かしていきたいです。

〇私がサッカーを続ける理由

私がサッカーを続ける理由は『恩返し』をするためです。
私は応援してくれる人、私が苦しく辛い時に支えてくれる人たちに恩返しがしたいです。
私ができる恩返しの方法は、「サッカーを通して元気・勇気・感動を与える、頑張ろうと前向きな気持ちになれるプレーをすること」だと思っています。

私はサッカーを始めて15年、たくさんの人に支えられて今日までサッカーを続けてきました。
特に2022年シーズンはたくさんの人に支えてもらったと思っています。

試合会場まで足を運び応援してくれたり、SMSを通して応援のメッセージをくれるファンサポーター。
試合があると温かい言葉で背中を押してくれる職場の方々。
連絡をくれたり、応援してくれる友人。
嬉しい時も悔しい時も一緒に闘ってきた仲間。
そして、どんな時も支えてくれる家族。

まだまだ返しきれていない恩がたくさんあります。
2023年シーズンは今まで頂いた応援、力を結果とプレーで返します!!
そして、やっぱり応援して良かったなと思ってもらえるチーム、選手になります!!