【わたし日誌】2022年シーズンを振り返るVol.4 ~井原美波#17~

FCふじざくら山梨の4シーズン目である2022年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:井原美波(本人)より

〇2022年シーズンでもっとも印象的だったこと

なでしこリーグ2部入替戦の初戦、ディオッサ出雲FCとの試合。試合終了間際のコーナーキックを蹴ったシーンです。
ボールを蹴る前に海コーチからの「感じたほうで蹴っていい」という言葉がとても印象に残っています。この一言で肩の力が抜けたといいますか、いろいろ考えずに頭の中がクリアな状態になったといいますか。なんと言ったらいいか難しいですけど、自分のなかでとても良い影響がありました。
またあの時は、スポーツ選手でいう周りがよく見えたり、ゆっくり見えたりする、ゾーンに入っていた状態だったと思います。
周りの音が消えてボールがゴールに入るまでゆっくりに見えました。
あの瞬間は今でもすごく鮮明に想い出せます。

〇この1年で成長できたこと

この1年で成長できたことは「行動力」です。
ピッチ内外でやってみたいと思ったことを、期間をあけず、すぐに取り組めた1年でした。
ツイッターでの「#井原サッカーIQ更新中」もそのうちの1つで、自分のサッカー感だったり、頭の中で考えていることだったり、それを発信して、いろんな方から良いコメントを頂けてうれしかったです。
このコンテンツを通して、継続が大切だと感じたので、今後は継続して、進化していけるように取り組んでいきます。ゴミ拾いも頑張ります。(笑)

〇私にとってFCふじざくら山梨とは

昨年のわたし日誌でも書いた気がしますが、チャレンジできるクラブだと思います。
一昨年に増して、昨年はいろんなことにチャレンジできましたし、チャレンジさせてもらえたと思っています。
成長できたことに「行動力」を挙げましたが、FCふじざくら山梨はやりたいことを否定せず、背中を押してくれ、アドバイスをくれるクラブだからだと思っています。

〇私がサッカーを続ける理由

これまた昨シーズンと変わらずで「わたしを1番熱くさせてくれるもの・わくわくさせてくれるもの」だからです。
昨年、カタールW杯が開催されて、試合をたくさん観ましたが、観ていても、すごくわくわくしました。サッカーは改めて凄すごいなと感じ、サッカーが大好きだなとすごく感じました。
苦しいことも、辛いこともいっぱいありますが、「サッカーを続けてくれてよかった」と言ってくれるサポーターがいてくれて、応援してくれる方がすごくたくさんいてくれて、そういった方々に「あの子そんなに上手じゃないけど、すごく楽しそうにサッカーするよね」って言ってもらえる選手になりたいと思います。
もちろん、「あの子サッカー上手っ!」って思ってもらえるように頑張りますけどね。(笑)