【わたし日誌】2022年シーズンを振り返るVol.6 ~金井奈苗#9~
FCふじざくら山梨の4シーズン目である2022年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:金井奈苗(本人)より
〇2022年シーズンでもっとも印象的だったこと
なでしこリーグ2部入替戦予選を突破し、なでしこリーグ2部に昇格できたことです。
2021年シーズンは、入替戦予選大会すら突破することができず、悔しい気持ちでいっぱいでした。今シーズンこそは、と思う気持ちがあるぶんプレッシャーも感じることがありましたが、それでも自分のやるべきことを考え、プレー中のコミュニケーションを取ることを意識しながら、日々の練習に励みました。
今シーズンは過酷なスケジュールの上、選手の人数も少なく、大会を重ねる中でみんな疲労困憊でしたが、「私たちがなでしこリーグに上がるんだ」という強い想いを一つに、チームは団結しながらそれぞれが役割を果たしたからこそ、なでしこリーグに上がれたんだと思います。
私は在籍4年目になり、沢山のことを経験しましたが、このなでしこリーグに昇格を決めた日が一番忘れられない日になりましたし、苦しいことの方が多かったけど、サッカーを続けてきてよかったなと思える日になりました。
◯この1年で成長できたこと
今シーズンになり、沢山のメディアの皆さんから取材を受けさせていただく機会が多くなり、言葉の大事さを改めて感じることができました。
その中で、自分が届けるべき言葉を選んで、伝わりやすく話すことができたことがこの1年で成長した部分だと思ってます。
自分の意見だけではなく、周りとしっかりと意見交換ができるような言葉選びをしていけるように心がけてますが、プレー中では厳しいことも言わないといけない立場になり、そこはしっかりと使い分けながら話すことをやっていきたいと思います。
◯私にとってFCふじざくら山梨とは
一人の人としても、サッカー選手としても成長させてくれて、チャレンジさせてくれる場所であり、そして私にとっては「家族」です。
自分が興味を持ったものに応援してくれて、そして、行動させてくれる部分があるからです。
FCふじざくら山梨に入団して4年、沢山の人との繋がりが生まれ、家族のような部分がたくさん感じてます。
◯私がサッカーを続ける理由
私がサッカーを続ける理由は「サッカーが好き」だからです。
毎年考えることなのですが、なんで自分はサッカーを続けているんだろう、辞めたら楽になるのにと思うことがありました。
しかし、サッカーを始めると、手を抜いたりすることができなくて、好きなサッカーだからこそ「全力でやりたい」と思う気持ちが自分の中に、強くあります。
もちろん、好きだけじゃ続けられないぐらい苦しいこともありますが、それ以上に、チームで目標を達成した時の嬉しい気持ちの方が勝っており、そういう想いが自分の支えになって、サッカーを続けていると思います。