【わたし日誌】2022年シーズンを振り返るVol.8 ~出口春奈#1~

FCふじざくら山梨の4シーズン目である2022年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:出口春奈(本人)より

〇2022年シーズンでもっとも印象的だったこと

今シーズン最後の試合となった皇后杯本選2回戦での横浜シーガルズ戦です。私がユースから12年間所属したチームで、自分のサッカーの原点となったチームになります。
そんな沢山の思い出があるチームと公式戦で真剣勝負をすることができたことはとても印象に残った試合となりました。また、ずっと一緒に切磋琢磨してきた選手が今シーズンで引退を発表していたこともあり、最後に相手チームとして対戦することができたことは本当に感慨深い試合となりました。
そんな思い入れの強い試合でしたが、内容はなでしこ1部との力の差を痛感した苦しくて、悔しいものだったと思います。
なでしこリーグ1部のチームに通用したこと、しなかったことを個人でも、チームでも理解して2023シーズンに繋げていきたいと思いました。

◯この1年で成長できたこと

今までのサッカー人生はチームに年上の経験豊富な選手が多かったこともあり、チームを引っ張ってくれる先輩の背中を追いかけていくことで自分自身成長をしていました。その頃は、チームのことよりも自分のことで精一杯になり、感情でプレーの質が左右されたりとパフォーマンスにおいて不安定なことが多かったように思います。
今まで自分の追ってきた偉大な先輩方のようにはいかないですが、どうしたらチームが良くなるか、どうしたら今悩んでいるこの子が少し解決に進んでくれるか、と自分以外のことにも目を向けれるようになったことは、今シーズン成長できたのでないかなと思ってます。

◯私にとってFCふじざくら山梨とは

「なんでもやってみなさい」と背中を押してくれるチームです。
チームからこんな事をやるけど一緒にやってみない?と声をかけてくれたり、自分の好きなこと、興味のある事を体現させてくれる場所を作ってくれたり、普段の何気ない会話からそれ面白そうだからやってみようと企画ができたりと自分の思い、考えを伝えやすい環境があると思います。
話しやすい環境があるからこそ、以前なら漠然とこんなことやってみたいなと思うだけで行動しない事でも、こうしてみたら出来るかもと自分で考えてやってみたいと思えたり行動をすることができるので、ワクワクすることが多いなと思います。

◯私がサッカーを続ける理由

好きだから、楽しいから、上手くなりたいからです。
一度引退をして、もうサッカーはやらないだろうなと思っていましたが、結局また戻ってきてたのはやっぱりサッカーが好きで、楽しいくてもっと上手くなりたいと思ったからです。
出来なかったことがができるようになった時の達成感やチームのみんなで目標に向かって進んでいく一体感、サッカーをやっていることで沢山の経験を得ることができて、サッカーをやっていてよかったなと思う瞬間が沢山あります。
このように自分達がサッカーをできるのにはたくさんの方のご尽力、応援があるからです。
2023年シーズンは、自分達も応援してくれる方々も楽しめるサッカーをすることで感謝の気持ちを伝えていけたらいいなと思います。