【わたし日誌】2022年シーズンを振り返るVol.10 ~脇田紗弥#14~
FCふじざくら山梨の4シーズン目である2022年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:脇田紗弥(本人)より
〇2022年シーズンでもっとも印象的だったこと
2022年シーズン最も印象的だったことは、なでしこリーグ2部入替え戦の岡山湯郷Belle戦です。この試合でなでしこリーグへの昇格を決めたからと言う理由はもちろんなのですが、それ以上にこの試合が今シーズンで1番楽しい試合だったからです。なでしこリーグの相手に挑戦できることでキックオフ前からワクワクで、とにかくチャレンジしようと思っていました。
試合が進み、出場の機会が来たのは1-2で負けているとき。正直どんな状況でも負ける気がしなかったし、自分が決めてやると言う気持ちで試合に入りました。
だから、どんなに劣勢でも笑顔で入れたし、本当に楽しくて、得点はできなくて悔しさは残るけどチームの勝利に少し貢献できたかなと思えるような試合でした。
ですので、この試合が2022年シーズンで最も印象的だったことです。今シーズンはこんな試合をもっと増やしていきたいです。
◯この1年で成長できたこと
この1年、メンタル部分が成長できたと思います。2022年シーズンは、入団して楽しいことばかりではなかったです。辛い時や悩んでた時もたくさんありました。
今までの自分だったら過去や未来に捉われて心が折れてたかもしれません。でも、シーズン途中からメントレにおいて、チーム毎の班ができ、テーマを持って練習や試合に取組み、その後には自分と向き合うことを毎日取り組んでました。
周りの支えもたくさんありましたが、それを続けているうちに、落ち込むことも少なくなったし、思いっきりプレーができるようになりました。
自分の心の持ち方1つで良くも悪くもサッカーに影響してくることをこの1年で学べたと思ってます。
そういった意味で、メンタル面が1番成長したところだと思います。
◯私にとってFCふじざくら山梨とは
私がFCふじざくら山梨に入団して1番感じたことは”人のために一生懸命になれるチーム”だと感じました。今年掲げた目標を達成するために、もちろん頑張っていましたが、それ以上に「人のため」にということを感じました。スタッフは選手のために夜遅くまで相手の分析やケアを行ってくれたり、社会人としてのスキルを上げるための知識や情報、地域の皆さんの関わりの場などを提供してくれました。
サポーターの皆さんはふじざくらの勝利のためにSNSや現地で熱くて温かい応援をしてくれました。チームメイトはスタッフの想いやサポーターのみなさん、パートナー企業の皆さんの想いを背負って、感謝の気持ちを「勝利」という形で恩返しをしようとする姿勢を感じました。
1年間このチームにいて、私自身もたくさんの方々の想いを背負って全力で闘おうという気持ちが芽生え、FCふじざくら山梨は人のために一生懸命になれるチームだと思います。
◯私がサッカーを続ける理由
私がサッカーを続ける理由は、「応援してくれている人がいるから」「サッカーをすることでたくさんの出会いがあるから」「みんなで喜びを分かち合える瞬間が好きだから」と本当に色々あるのですが、1番は上手くなりたいから!です。
私はこのチームでダントツにサッカーが下手だと思っています。でも、それはマイナスじゃなくてもっと伸び代がある!とプラスに考えてます。
点を決めたとき、ドリブルで相手を交わしたとき、仲間とプレーを合わせられたときなど、サッカーをやっていて楽しい瞬間はたくさんあります。
でもこれらは、技術がないと感じ取れない部分だと思います。だからこそ、もっともっと体力をつけて、もっともっと技術を磨いて、上手くなり、「サッカーが楽しい」と思う瞬間を増やしていきたいです!これが、私のサッカーを続ける理由です。