【わたし日誌】2022年シーズンを振り返るVol.12 ~田中里穂#8~
FCふじざくら山梨の4シーズン目である2022年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:田中里穂(本人)より
〇2022年シーズンでもっとも印象的だったこと
シーズンを通して点が入った時、勝った時にスタッフ含めて、チーム全員で喜び合ったことです。
特に入替戦予選の「SEISA OSAレイア湘南FC」戦と入替戦の「ディオッサ出雲FC」戦は鮮明に覚えていますし、一生忘れない瞬間だと思います。
シーズンを振り返ると9月からがものすごく濃かったです。負けられない試合が続き、緊張感のある毎日を過ごしていたからだと思います。
今年こそ何としてでも手に入れたかった「なでしこリーグ昇格」。試合をするのは正直怖かったです。
でも、今シーズンが始まってからチーム全員で助け合いながら戦うことができた。苦しい状況でもそれぞれがやるべきことをチームのために、勝つためにやることができた。
もちろん勝って喜ぶのは当たり前かもしれませんが、スタッフも選手もチーム全員で昨年の悔しさを糧に戦ってきたからこそ、あんなに喜ぶことができたと思っています。
報われるってこういうことなんだな~と感じた瞬間だったし、スタッフ陣が喜びを爆発させている姿を見れたことが何より嬉しかったです。
また、なでしこリーグ昇格という経験をFCふじざくら山梨の一員としてできたことを誇りに思いますし、感謝しています。
◯この1年で成長できたこと
アクションスピードが早くなったことです。
昨シーズンは「アクションできるようになったこと」でしたが、行動する前に色々と考えてしまったりして一歩踏み出すのに時間がかかっていました。
ですが、この1年ではまずやってみるを意識してアクションするようにしました。
アクションすることでミスをすることもありますが、周りの方からアドバイスをしていただいたり、自分で次はこうしようと考えることができました。
その分今までとはまた違うさまざまな経験をすることができ、自分の成長に繋がったと思います。
◯私にとってFCふじざくら山梨とは
このチームに来て4年目になりましたが、本当に多くのことを学び、経験し、成長させてくれるチームだと改めて感じます。
チームが用意したことをただやるのではなく、主体性を持って活動することで考え方の幅が広がったり、視点を変えて物事を考えられるようになってきたと実感しています。まだまだ足りないですが、学ぶ機会をチームが作ってくださるので、より成長できるように積極的にアクションしていきたいと思います。
私にとってFCふじざくら山梨とは、このチームのために、スタッフのために、チームメイトのために頑張りたいと思えるような、大好きで・大切な存在です。
◯私がサッカーを続ける理由
応援してくださる方々がいるからです。
特にどんな時も応援してくれる家族にはとても感謝してます。
母はほぼ毎試合に足を運んでくれるのですが、入替戦の最終戦の昇格が決まった瞬間にその場にいてくれたことが私の中ではとても大きかったです。
2人で泣きながら写真を撮ってもらったのですが、移籍する時も泣きながら写真を撮ってもらったことを思い出しました。
やっと良い報告ができて、本当によかったです。
応援してくださる方々の存在はこれからも私の頑張れる源です。