【2026プレナスなでしこリーグ2部 第3節~試合結果~】VS ヴィアティン三重レディース戦について
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
3月29日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第3節ヴィアティン三重レディースの試合結果をお伝えいたします
【試合結果】
~山梨トヨタスペシャルマッチ~
FCふじざくら山梨 1-0 ヴィアティン三重レディース
前半 1-0
後半 0-0
[得点]
27分 五味小暖
[来場者数]
1,076人
【スターティングメンバー】
GK
出口 春奈
DF
奈良 美沙季
五味 小暖
高村 ちさと
MF
辻野 友実子
寺田 心春
島村 美風
小鍜治 旭
FW
成迫 実咲
大矢 歩
脇田 紗弥

(途中出場)
57分 OUT 20 寺田心春 → IN 14 三田幸望
78分 OUT 15 成迫実咲 → IN 41 内藤夏鈴
90+2分 OUT 8 大矢歩 → IN 10 菅百花
~マッチレポート~
先週に引き続き、ジットリサイクルインクスタジアムでの試合となります。
前節で2026年シーズン初勝利を掴み、今節でも連勝を飾りたいと、選手・スタッフ・サポーター皆さん、同じ想いだったことは間違いないと思います。
本日はクラブを初年度から支えてくださる山梨トヨタ様が冠協賛を務めてくださいました。社員のご家族とエスコートキッズで入場し、子どもたちの笑顔からたくさんのパワーを頂きました。

ヴィアティン三重レディースとの一戦。
開幕戦から同じスターティングメンバーで臨んだふじざくらは、立ち上がりから前線の大矢、脇田を起点に攻撃を組み立てます。中盤でボールを動かしながら前進を試みますが、ゴール前での相手の厳しい寄せもあり、なかなかシュートまで持ち込めない時間が続きます。

それでも10分、高村ちさとが右サイドから持ち上がり中央の脇田へパス。フリーで受けた脇田が相手を交わし、キーパーとの1対1になり、シュートを放つも枠を捉えきれません。その後も小鍜治旭や辻野友実子がサイドから仕掛け、ゴールへ迫る場面を作り出しますが、あと一歩のところでゴール前で合わず、得点には至りません。

守備では高村、五味小暖、奈良美沙季の3バックを中心に、相手のロングボールやサイド攻撃に冷静に対応します。ロングボールもGK出口春奈も安定したセービングでゴールを守り、試合は拮抗した展開のまま進んでいきます。

均衡が破れたのは前半26分。辻野が左サイドから仕掛けると、ペナルティーエリア手前で得たファールをもらいフリーキックのチャンス。キッカーの五味が右足を振り抜くと、鋭いシュートがゴールへ突き刺さり先制点。ホームスタジアムが大きく沸きます。

前半はその1点を守る形で終了し、ハーフタイムに入ります。平山監督から「クロスに対して、高くクリアするところを意識しよう。勢いを持ってゴールを奪うこと!後半も積極的に攻めて、追加点を取っていこう!」とゲキを入れて選手たちを送り出します。
リードの中で迎えた後半、試合は一転して守備の時間が増えます。相手にボールを握られ、自陣での対応が続く中でも、最終ラインと中盤が身体を張り、セカンドボールへの反応でも粘り強さを見せます。

66分には寺田に変えて、三田幸望を投入し、中盤の運動量と配球で流れの修正を図ると、徐々に押し返す場面も増えていきます。中盤での連動から島村美風がミドルシュートを放つなど、追加点を狙う姿勢も見せます。その直後、右サイドで小鍛冶、脇田が突破し、小鍛冶がクロスを供給すると、ファーから辻野が相手選手と巧みに身体を入替え、先に頭で合わせるもこれは相手GKに阻まれますが、良い攻撃を見せます。

その後、再び相手の攻勢を受ける展開となりますが、クロスボールに対しては五味や高村が空中戦で競り勝ち、最後の局面では出口が落ち着いて処理をします。

終盤には、内藤、菅を立て続けに投入し、勝利に向けてパッションを持つ、熱い選手たちが戦う姿勢を見せ、チームを勢いづかせます。内藤は加入後怪我の影響もありましたが、FCふじざくら山梨移籍後、初出場になりました。

アディショナルタイムに入っても集中を切らさず、全員でゴールを守り抜きました。
試合終了。1-0、2連勝を飾ることができました。
五味のフリーキックによる一撃を守り切り、ホームで貴重な勝ち点3を手にしました。

~試合を終えて~
2026年シーズン、小瀬での2連戦。
多くのスタッフ、ボランティアスタッフの皆さんの支えがあり、2試合連続で1,000名以上の方々が足を運んでくださいました。
チームは2連勝。2025年シーズンから数えると小瀬での試合は5連勝を飾りました。
富士山登頂プロジェクトは達成となりませんでしたが、スタジアムの熱は今日も最高潮でした。
本当にいつも大きなパワーを届けてくださり、ありがとうございました。

以下、平山監督、五味小暖、奈良美沙季のコメントになります。
~監督・選手の試合後コメント~
平山茶久美監督

Q)今日の試合を振り返って
連勝という結果にとらわれるのではなく、「この一戦に全てをかけよう」とチームで話して試合に臨みました。その中で選手たちが自分たちの力を出し切り、結果としてホームで連勝できたことはチームにとって非常に大きいと感じています。また、ホームのサポーターの皆さんの声援は本当に身近に感じられ、苦しい時間帯でも選手たちがもう一歩踏み出す勇気をもらっています。ふじざくらというチーム名にふさわしく、桜が満開の中で勝利できたこともとても嬉しく思います。
Q)試合のポイントと課題について
ヴィアティンさんは守備が非常に堅く、ここまで2試合連続無失点のチームだったので、そこをどう崩していくかにこの1週間フォーカスして準備してきました。簡単な試合ではありませんでしたが、ゴールに向かう姿勢から獲得したフリーキックを五味がしっかり決めてくれたことは非常に大きかったです。
守備面では、自陣に押し込まれた際の対応を今週の課題として取り組んできましたが、選手たちが集中して守り無失点で終えられたことは良かったと思います。中央をしっかりプロテクトし、相手を外に追い込む守備の立ち位置を徹底したことも良かったと思います。一方で、後半はこちらの3バックに対して強いプレッシャーをかけられましたが、その変化に対して対応する必要がありました。そこはまだ改善していく必要があると感じています。
Q)次節に向けて
今後も失点ゼロを継続していくことを大切にしながら、攻撃面では決定機を確実に決めきり、ゴールを奪い切る姿勢をさらに追求していきたいと思います。アタッキングゾーンでの仕掛けなど、少しずつ成果は出てきていますが、まだまだ改善できる部分もあります。この小瀬で試合ができるのはサポーターの皆さんの応援があってこそであり、その声援が選手たちを突き動かす大きな力になっています。これからも皆さんと共に戦いながら、勝利を積み重ねていきたいと思います。
五味小暖

Q)今日の試合を振り返って
まずはチームが勝てたことが一番嬉しいです。試合は簡単ではなく、相手のクロス攻撃など警戒していた部分も多かったですが、守備陣全員で声を掛け合いながら対応し、無失点で終えることができたのは良かったと思います。クロス対応についてはこの1週間チームとして準備してきた部分でもあり、守備陣中心にコミュニケーションを取りながら守り切ることができました。また、今シーズンから3バックの中央を任されている中で、自分が一番全体を見渡せるポジションでもあるので、味方に声をかけながらプレーすることを意識しています。ただ、自分一人で守っているわけではなく、両サイドのなっちゃん(奈良美沙季)やちーさん(高村ちさと )たちと3人で協力して守れている感覚があります。ビルドアップの面では、自分のキックを生かして背後を狙うボールや前線への配球を意識しています。フォワードの動きを見ながら判断できるのもこのポジションの特徴だと思いますし、自分の強みを出しながらプレーできていると感じています。
Q)ゴールシーンを振り返って
フリーキックはチームに入ってからずっと練習してきた部分でもあり、ずっと決めたいと思っていたので、決めることができてまずはホッとしています。実は誰が蹴るか決まっていなくて、なっちゃん(奈良美沙季)と「どちらが蹴るか」で最後はじゃんけんで決めました。少し緊張もありましたが、思い切って蹴って良かったと思います。キックの場面では、まずフリーキックの位置を見てコースを考えました。壁を越えるのは難しいと感じたので、壁の外側のスペースを狙って流し込むイメージで蹴りました。思ったよりボールが浮いて少し焦りましたが、結果としてゴールに入ってくれて良かったです。
また、2日前誕生日だったということもあり、家族やサポーターの皆さんから「バースデーゴールを決めてこい」と声をかけてもらっていたので、その期待に応える形でゴールを決められたことはとても嬉しかったですし、「ハタチはのわたしはちがうぞ」という部分をお見せすることができました(笑)。小瀬という素晴らしいスタジアムで、ゴールが決まった瞬間の歓声やチームメイトが集まってきてくれた瞬間は本当に嬉しい時間でした。
Q)次節に向けて
これからもこうした厳しい試合は続いていくと思いますが、今日の試合のように全員で最後まで諦めずに戦うことが勝利に繋がると思います。まずはこの流れを途切れさせず、目の前の試合を一つずつ勝ち続けていくことが大事だと感じています。今回のフリーキックに続いて、次はヘディングなどセットプレーからのゴールも狙っていきたいです。サポーターの皆さんの声援はいつも自分たちの大きな力になっているので、その応援に応えられるよう、これからも全力で戦っていきたいと思います。
奈良美沙季

Q)今日の試合を振り返って
90分を通して非常に厳しい試合だったというのが率直な感想です。今シーズン初めて気温が高い中での試合でしたが、チームとして「やろうとしていることを統一して戦おう」と話して臨みました。相手の球際の強さなどに苦戦し、自分たちのやりたいことを潰される場面もありましたが、良い時間帯にこはる(五味小暖)がフリーキックで先制点を決めてくれました。
守備陣としては普段から「無失点で終えよう」と話しているので、クリーンシートで終われたことは本当に良かったと思います。守備の芽を摘むプレーやチームを盛り上げる声掛けを90分間続けることを意識し、試合に出られていないメンバーの思いも背負い、「ピッチに立つ責任」を持ってプレーしました。
Q)五味小暖のフリーキックを振り返って
あそこは自分も120%決める自信があってワクワクしていました 。五味小暖とどちらが蹴るか譲らなくて、最後はじゃんけんで自分が負けてしまいました 。「絶対決めろよ」とプレッシャーをかけましたが、彼女なら決めてくれると信じていました 。もし自分が蹴っていたとしても、同じコースに決めて1-0で勝っていたと言い切れるくらい、お互いに強い気持ちを持っていました 。
Q)次節に向けて
次節に向けては、練習から責任を持って100%、120%の力を出し切る準備をしていきたいと思います。優勝を目指す上で、目の前の一瞬一瞬が勝負だと考えています。チーム全体で意思を統一しながら攻撃の形を作れたことは、これまでの積み重ねが形になってきているポジティブな変化だと思いますし、また、1月のチーム始動時と比べても、個々の質や声掛けの部分は確実に進化しています。前節の試合のように、失点しても取り返す粘り強さも出てきており、「勝ち切る強さ」が少しずつチームに身についてきていると感じています。今日も暑い中、一緒に戦ってくださったサポーターの皆さんと、次の試合でもまた一緒に喜べるように頑張ります。3連勝を目指して戦います。
