【2026プレナスなでしこリーグ2部 第11節~試合結果~】VS JFAアカデミー福島戦について

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

5月23日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第11節JFAアカデミー福島の試合結果をお伝えいたします

【試合結果】
‐西桂町サンクスデー‐
~YSK e-com 創立40周年記念スペシャルマッチ~
FCふじざくら山梨 4-0 JFAアカデミー福島
前半 3-0
後半 1-0
[得点]
25分 大矢 歩
29分 脇田 紗弥
33分 奈良 美沙季
59分 脇田 紗弥
[来場者数]
889人

[スターティングメンバー]

GK
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 小暖
16 奈良 美沙季
MF
7 小鍜治 旭
11 辻野 友実子
14 三田 幸望
41 内藤 夏鈴
FW
8大矢 歩
9 脇田 紗弥
20 寺田 心春

(途中出場)
62分 OUT 8 大矢歩 → IN 19 島村美風
62分 OUT 14 三田幸望 → IN 24 ワイアット 漢乃
75分 OUT 20 寺田心春 → IN 15 成迫 実咲
75分 OUT 2 高村ちさと → IN 3 加村 ななみ
87分 OUT 16 奈良美沙季 → IN 40 鈴木 紋伽

~マッチレポート~

2026プレナスなでしこリーグ2部第11節。
FCふじざくら山梨はホーム・JITリサイクルインクスタジアムでJFAアカデミー福島と対戦しました。

この日は「ふじざくらダイバシティー」が開催され、初めてでも楽しくサッカー観戦を楽しもうをテーマに、多くのブースが出店したほか、普段は体験できないようなブラインドサッカーの体験会、モルック体験を皆さんに楽しんで頂きました。キッチンカーもグローバル感が伝わるお店が出店してくださり、ダイバシティを共に創り上げてくださいました。

本日の冠協賛企業は今年で40周年を迎えたYSK e-com様が務めてくださいました。チーム立ち上げよりユニフォームパートナーとして、心強い支援を頂いており、本日は学生さんと連携し、「YSK e-comチャレンジブース」としてうちわ作りワークショップブースも展開しました。また、エスコートメンバーには、こちらも初年度より交流がある放課後デイサービス・児童発達支援キッズサポートおよび就労支援事業リンクの皆さんが務めてくださいました。また、キックインセレモニーはYSK e-comの社員、お子さんが務めてくれました。

さて、今節は寺田心春が今季初めて3トップの一角でスターティングメンバー入り。前線からの守備強度と空中戦の強さを加え、首位争いへ向けて重要な一戦に臨みました。ボランチは三田、内藤が務め、両ウィング、守備陣は前節と同じメンバーが顔を並べます。

立ち上がりからふじざくらは前線から積極的にプレッシャーをかけます。6分には脇田紗弥が背後へ抜け出し、相手をかわしてシュート。こぼれ球から辻野友実子も狙うなど、序盤からゴールへ迫ります。

一方で、JFAアカデミー福島も高い技術力を生かしたビルドアップで応戦。コーナーキックを立て続けに与える時間帯もありましたが、五味小暖を中心に身体を張った守備でゴールを守ります。この試合、序盤から五味がロングボールに対して高さで勝ち跳ね返し、相手自陣でのサッカーする展開を生み出します。

ふじざくらがボールを保持する展開が続く中、前半25分、試合が動きます。
相手ゴールキーパーのボールを奈良美沙季が頭で競ったボールが脇田に流れ、そのまま持ち込みシュート。GKが弾いたボールへ、大矢歩がスライディングで飛び込み押し込みます。大矢の執念が実った一撃で、ふじざくらが先制に成功します。

勢いに乗ったふじざくらは、28分にも追加点を挙げます。高村ちさとのインターセプトから寺田が前線で起点を作り、テンポ良くつなぎゴール前までボールを運ぶも相手にクリアされます。そのボールを奈良が回収し、中盤の内藤にパスを出すと、縦に鋭いパスを通し、ペナルティエリア前の大矢がフリックし、脇田が抜け出しゴール。日頃から練習を積み、狙い通りの連動した崩しからリードを広げます。大矢・脇田のアベックゴールは2試合目となりました。

さらに32分、コーナーキックの流れからゴール前で混戦となると、ファーサイドでこぼれ球に反応した奈良が左足を振り抜きネットを揺らします。奈良にとっては移籍後初ゴール。スタジアムが大きく沸きました。

前半は3-0で折り返し。攻撃陣の連動、そして前線からの守備、ディフェンス陣が相手フォワードを押さえることが機能し、ふじざくらが主導権を握ります。

ハーフタイムに入り、平山監督からは「攻撃はスペースがあるならライン間掴みながら狙っていこう。球際、攻守の切り替え後半も継続して!全員で後半も強度落とさず勝ちに行くぞ!」とゲキを飛ばし選手を鼓舞します。

後半も勢いは止まらず、ふじざくらのペースで進みます。後半13分には、寺田が前線で頭でそらしたボールに脇田が抜け出すと、相手DFと競り合いながら、相手選手のスライディングをかわし、ゴールキーパーの位置を確認してループシュート。冷静にゴールへ流し込み、この日2点目を奪います。

その後もワイアット漢乃が右サイドで積極的なドリブル突破を見せ、内藤夏鈴は中盤と最終ラインをつなぐ役割でリズムを作ります。37分には小鍛冶旭のコーナーキックから内藤が強烈なミドルシュートを放ち、ボールはクロスバーを直撃。攻撃の手を最後まで緩めませんでした。

守備では終盤、JFAアカデミー福島にボールを握られる時間帯もありましたが、出口春奈と最終ラインが集中した対応を続け、クリーンシートを達成。途中出場の加村ななみ、辻野らも球際で強さを見せ、最後まで相手に得点を許しません。

試合はそのまま4-0で終了しました。

脇田の2ゴール、大矢の執念の一撃、奈良の移籍後初ゴール。攻守が噛み合ったふじざくらが、ホームで大きな勝点3を掴み取りました。

~試合を終えて~

3月29日以来、約2か月ぶりにホームゲームの白星を飾ることができました。
1点目、2点目と得点が入るたびに、大きな歓声がスタジアムに響き渡る、久しぶりの感覚でした。

苦しい戦いが続き、選手、スタッフも厳しいマインドの中でのこの勝利はこれからの躍進の大事なきっかけにしたいです。

アウェイでしっかり勝利を掴み、韮崎へと戻って参ります。皆さんここから連勝街道を共に。

以下、平山監督、脇田紗弥、奈良美沙季のコメントになります。

~監督・選手の試合後コメント~

平山茶久美


Q)今日の試合を振返って
A)得点力が課題だった中で、前節のスコアレスドローから複数得点、さらに4得点を挙げられたことは、チームとして積み上げてきたものが結果につながった証だと感じています。また、無失点で試合を終えられたことも大きな収穫で、チームにとって自信になる勝利だったと思います。ただ、後半は相手に押し込まれる時間帯もあり、自分たちでボールを保持しながら試合を進める部分にはまだ課題が残りました。
福島さん(JFAアカデミー福島)は個の能力が高く、攻守における1対1の強度などは意識してきました。また、同じ3-4-3同士のミラーゲームになる中で、動き出しやアクションによってどうやってスペースを作り、ゴールへ向かうかということを徹底して1週間トレーニングしてきて、それが成果として出た試合でした。

Q)得点に繋がった要因は?
A) 狙っていた3人目の動きや前線の連係がしっかり表現できたことが大きかったと思います。内藤をボランチに置いたことでライン間で前を向いてプレーできる場面が増え、2点目はまさに練習してきた形でした。また、寺田の高さやゴールへ向かう姿勢も評価して起用しましたが、狙い通りチームに良いリズムをもたらしてくれました。守備ではカウンター対応やラインコントロール、1対1の強度など、これまで積み上げてきた部分を90分間継続できたと思います。選手同士の声掛けやカバーリングの意識も高まり、それがクリーンシートにつながりました。ビルドアップは形になってきていますが、ゴール前での怖さやコンビネーションの質はさらに高めていかなければなりません。また、上位チームとの対戦を通じて、1対1の強さや個の能力の差も感じました。そこは今後さらに求めていきたい部分です。

Q)後半戦・次節に向けて
A.)現在の順位は目標から離れている状況で、自分自身の力不足や選手たちの良さを十分に引き出せなかった悔しさもあります。ただ、ここからは選手26人とスタッフを信じて、一つずつ順位を上げていくことに集中したいと思っています。
また、今回の勝利で得た勢いを継続したいです。ホームでサポーターの皆さんに久しぶりに勝利を届けられたことは本当に嬉しかったので、次はアウェーでも勝ち点3を持ち帰りたいと思っています。
苦しい時間帯でもサポーターの声援は選手たちの力になっています。最後に足を動かせるかどうか、もうひと頑張りできるかどうかに大きく影響しているようにも感じます。アウェーでもしっかり勝てるチームになれるよう、これからも戦っていきたいと思います。

脇田紗弥


Q.)今日の試合を振返って
A.)なかなか勝利を届けられていない中で、ホームにたくさんのファン・サポーターが来てくれた試合で勝てたことが本当に嬉しいです。守備陣が無失点で抑えてくれたこと、そして複数得点で勝利できたことが一番の収穫だと思います。攻撃では、これまでの試合はロングボールなど単発な攻撃が多かったですが、今回はゴールに直結する中央のエリアを使うことや、周囲との連係を増やすことを意識して準備してきました。その形が試合の中でも出せたと思います。

Q)得点シーンについて
A) 1点目は練習でもやっていた形で、あゆさん(大矢歩)にボールが入った時点で、瞬間に信じて走りました。2点目はてら(寺田心春)がヘディングが得意なのでボールがこぼれてくると思って背後へ走り込み、キーパーが前に出ていたのでふわっと浮かせて決めました。複数得点できたことは成果ですが、まだ決め切れた場面もあったので課題も感じています。前線の選手同士で練習後にもトレーニングを重ねていて、その連係には手応えを感じています。これまでは選手同士の距離が遠く、個人任せの攻撃になりがちでしたが、今は距離感を意識しながら関わりを増やせています。その積み重ねが結果につながっていると思います。

Q) 後半戦への想いとゴールについて
A.)個人としてはシーズン10得点の目標を掲げていて、今日の2得点で今シーズン4得点目になりました。まだまだ伸ばしていきたいですし、得点力不足を改善するためにも、個人突破なのか連係なのか、その場で最善の判断をしながらゴールに迫る回数を増やしていきたいです。
これまでの上位チームとの対戦を通して、技術や強度の高さを実感しました。ただ、そのレベルで私たちも戦わないと優勝はできないので、相手の良い部分は学びながら、自分たちのサッカーを貫いて2部優勝を目指したいです。次節はアウェーになりますが、この勝利を力に変えて次も勝ちたいです。しっかり勝利を目指して戦います。

奈良美沙季


Q) 今日の試合を振返って
A)前節の悔しさを受けて、この1週間で準備してきたことをしっかり表現できた試合だったと思います。試合の入りから気持ちを出していこうと話していましたし、その姿勢を全員で90分間続けられました。福島は技術力の高いチームでしたが、1対1で負けないこと、チャレンジャーのカバーを徹底すること、そして相手のキーマンの位置を常に把握することを意識して守備に取り組みました。前線の選手たちがロングボールを蹴らせないようにハードワークしてくれたことで守備も安定し、無失点そして勝利につながったと思います。

Q.)ゴールシーンとクリーンシートについて
A)得点シーンは、コーナーキックからこぼれてきたボールに対してコースが見えたので、自信を持ってシュートを振り抜きました。試合前のアップ中に脇田(脇田紗弥)に「今日はゴールを決める」と話していて、実際にお互い得点できたので良かったです。
また無失点については、守備陣だけでなく前線の選手たちがプレスをかけて相手にロングボールを蹴らせないようにしてくれたことで守備ラインもコンパクトに保てました。さらにはる(出口春奈)のビッグセーブにも助けられ、チーム全体で掴んだクリーンシートだったと感じています。

Q)前半戦を終えて感じる手応えと後半戦への意気込みは?
A)前半戦を通して、前線からの守備でボールを奪い、そこから引っ掛けてショートカウンターにつなげる形はチームの強みとして積み上がってきたと感じています。一方で、引き分けや敗戦では距離感の悪さや小さなミスから失点する場面もあったので、コミュニケーションを含めて改善していきたいです。この勝利は苦しい時期を乗り越える大きな一勝になりましたが、ここで満足せず、決めるべきところで決める、守るべきところで守るという基本をさらに突き詰めていきたいです。次節もコンビネーションやセットプレーの質を高めながら勝利を目指し、しっかり勝てるチームになっていきたいと思います。