【2026プレナスなでしこリーグ2部 第12節~試合結果~】VS ヴィアティン三重レディース戦について
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5月31日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第12
FCふじざくら山梨 3-1 ヴィアティン三重レディース
前半 3-1
後半 0-0
[得点]
4分 辻野友実子
22分 大矢 歩
39分 五味小暖[スターティングメンバー]
GK
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 小暖
16 奈良 美沙季
MF
7 小鍜治 旭
11 辻野 友実子
14 三田 幸望
41 内藤 夏鈴
FW
8大矢 歩
9 脇田 紗弥
20 寺田 心春

(途中出場)
74分 OUT 8 大矢歩 → IN 24 ワイアット 漢乃
~マッチレポート~
2026プレナスなでしこリーグ2部第12節。
前節のJFAアカデミー福島戦では、脇田紗弥の2ゴール、
その勝利から中6日。
寺田心春をシャドー気味な最前線に置き、脇田紗弥、

対するヴィアティン三重レディースは、
今日のポイントは「先制点」。
また、リーグ後半戦へ向けて上位進出を狙うふじざくらにとって、

前半開始早々、試合が動きます。
前半4分、脇田紗弥が右サイドで獲得したコーナーキックからチャンスを作ると、大矢歩の右足から放たれたボールに辻野友実子がニアで反応。ダイレクトで合わせたシュートがゴールネットを揺らし、FCふじざくら山梨が幸先よく先制点を奪います。

勢いに乗るふじざくらは9分、中盤で寺田心春がパスカットすると、大矢が思い切りよくロングシュート。惜しくもクロスバーの上を越えたものの、積極的な姿勢を見せます。
対するヴィアティン三重レディースもロングボールを使いながら反撃。13分には前線へ送られたボールを起点にゴールへ迫りますが、五味小暖を中心とした守備陣が冷静に対応します。15分にはペナルティエリア内から鋭いシュートを打たれるも、ボールはクロスバーの上へ外れ、難を逃れます。
相手に跳ね返されたボールを内藤夏鈴が競り勝って回収すると、混戦の中で脇田がボールを奪取。そのままペナルティエリア内へ持ち込み、右サイドでフリーとなっていた大矢へラストパスを送ります。大矢は相手GKの位置を冷静に確認しながら流し込み、リードを2点に広げます。

その後はロングボールを多用する相手に対し、五味、高村ちさと、奈良美沙季の最終ラインが身体を張った対応を続けます。相手攻撃陣を自由にさせず、空中戦でも優位に立ち、相手の攻撃を跳ね返していきます。自陣ゴール前でフリーキックを与える場面もありましたが、集中した守備でしのぐと、逆に相手のバックパス処理のミスからコーナーキックを獲得。
大矢のキックはファーサイドへ送られ、五味がヘディングで合わせて3点目を奪取。セットプレーから大きな追加点を挙げます。
しかし直後、相手に与えたフリーキックからヘディングシュートを決められ失点。それでも、前半を3-1で折り返します。
ハーフタイム、平山誠監督は「陣取り合戦で負けないように相手陣地でサッカーをすること、暑い中だけど後半も強い気持ちで走り切って絶対勝ちに行くぞ!」と選手たちに伝え、送り出します。
後半立ち上がりは奈良のミドルシュートやセットプレーからチャンスを作りますが、その後はヴィアティン三重レディースが反撃。サイドからのクロスやロングボールで押し込まれる時間が続きます。

10分には立て続けにコーナーキックを与え、15分には中央を崩され決定機を迎えられますが、高村が最後のところで足を伸ばしてクリア。17分にはゴール前で危険なフリーキックを与えるものの、守備陣が身体を張って跳ね返し続けます。
苦しい時間帯の中、内藤が中盤でボールを奪い、そのまま持ち運んでミドルシュートを放つなど反撃の狼煙を上げます。20分には辻野がファールを受けて獲得したフリーキックからチャンスを演出。大矢のキックに寺田が反応しますが、惜しくも枠を捉えることはできません。

30分には大矢と寺田に代えて成迫実咲、ワイアットを投入。すると投入直後からワイアットがスピードを活かしてコーナーキックを獲得するなど攻撃を活性化させます。さらに成迫も左サイドで起点となり、相手守備陣にプレッシャーをかけ続けます。

終盤にはワイアットの落としから脇田が決定機を迎えますが、相手DFのブロックに阻まれ追加点とはならず。それでも最後まで集中を切らさなかった守備陣は、相手の猛攻を受けながらも粘り強く対応します。
アディショナルタイムには連続するコーナーキックからヘディングシュートを許す場面もありましたが、GK出口春奈が至近距離からのシュートをスーパーセーブ。最後までゴールを守り抜き、試合終了のホイッスルを迎えました。

前半の攻撃と、後半の粘り強い守備が光りました。アウェイでヴィアティン三重レディースを3-1で下し、3月以来となるリーグ戦の連勝となりました。

~試合を終えて~
3月29日以来の連勝を飾ることができました。

~監督・選手の試合後コメント~
平山茶久美

Q) 試合を振り返って
A)JFAアカデミー戦での勝利から続く良い流れの中、次が大事だという強い気持ちをチーム全体で込めて臨んだ試合でした。三重の守備の良さを想定し、立ち上がりから相手陣地でプレーすることでセットプレーの回数を増やすという事前の狙いがしっかりと形になり、3得点を奪うことができました。選手個人の活躍も光っていて、寺田の球際での強さが攻守両面で効いていたほか、内藤が前線と守備陣の距離をうまくつなぐことでボールが効果的に動くようになりました。また、途中出場したキャプテンの菅やフレッシュな選手たちが苦しい時間帯に走り、チームに活力と推進力を与えてくれて、「26人全員で掴んだ勝利」ですし、三重まで駆けつけた多くのサポーターと勝利を分かち合えたことが嬉しいです。
Q)今日の課題と収穫について
A)球際での強さや相手との距離を詰めてファイトする姿勢が試合に表れたことです。五分五分のボールをマイボールにできるかどうかで試合の主導権が大きく変わるため、この部分での成長が複数得点やカウンター阻止に直結しているのかなと思います。また、交代選手を含め、選手全員がチームのために何ができるかを考え始め、チームが一つにまとまってきていることも大きなプラス要素です。
一方で、1失点してしまった守備面には課題が残り、チームとしての守備の積み上げはできているものの、ボールを「奪いに行く」か「守る」かの判断(ジャッジ)の質をさらに上げる必要があると思います。また、シュートブロックの際に背中を向けない、距離をしっかり詰める、苦しい時間ははっきりとクリアするなど、細かいプレーへのこだわりを徹底することが今後の失点を減らす鍵になると思います。
Q) 次節に向けて
A)次節の試合は、ホームで多くのサポーターの力を借りながら戦うことができる重要な一戦となります。前期には十分に意識づけできなかった「前にプレーする」という姿勢が徐々にチームに浸透してきているため、後期はその部分をしっかりと積み上げていく方針です。目の前の1戦に対して「本当に100%以上の力を出す」ということにすべてを向け、チーム全体でこの1週間しっかりと準備をしていきたいと思います。
辻野友実子

A)早い時間帯に先制点を取れたことと、練習してきたセットプレーから2得点を奪えたことが大きかったと思います。吉備国際大学Charme岡山高梁戦はセットプレーから失点して悔しい思いをしましたし、今週はより一層セットプレーの重要性についてチームでも共有していたので、セットプレーから得点できたことは成果でした。また、崩しの形からも得点できたので、攻撃の面では良い内容だったと思います。フォワード陣が自主練習を重ねてきたことや、個人で仕掛ける意識が高まってきたことが結果につながっていると思います。クロスを上げる回数が増え、チャンスに繋がったりと練習で積み上げてきたことが少しずつ試合に表れてきていると感じています。
後半は、押し込まれるシーンが多くなり失い方もあまりよくなかったと思います。リスク管理をし、ミスをしてもその後のプレーを徹底していきたいです。Q)今シーズン初ゴールを振返って
A)前日の練習でなりさこ(成迫実咲)と練習していた形がそのまま出ました。あゆさん(大矢歩)が良いボールを入れてくれて、本当に周りのおかげで決められたゴールでした。田口さんや小嶋さん、チームメイトも自主練に付き合ってくれたりアドバイスくれたりと、周りのおかげでもあるゴールでした。みんな自分のことのように喜んでくれましたし、私もうれしすぎてゴールパフォーマンスの「滅ポーズ」を忘れてしまったくらいです(笑)。Q)次節に向けた意気込みは
A)個人としては今回の得点に満足せず、もっとゴールを重ねてチームを勝たせる選手になりたいです。一部昇格という目標は変わっていませんし、目の前の1試合1試合を大切に戦っていきたいと思います。次節の韮崎は相性の良い会場でもあるので、また得点して勝利に貢献したいです。
菅百花

Q)今日の試合を振り返って
A)前半の良い時間帯に辻野友実子が先制し、セットプレーから2得点を奪えたことは大きな成果でした。攻撃陣が自主練習で積み重ねてきたシュート練習や、チームとして準備してきたセットプレーの形が結果につながり、後期初戦を勝利で飾れたことを嬉しく思っています。また、選手全員が球際や1対1で戦う意識を持って試合に臨めたことが勝因でした。個人としては、出場時間はあまり長くはなかったですが試合を締めるという役割や、もちろんチャンスがあれば得点を取るということは時間限らず思っていました。今シーズン目にみえる結果をまだ残せていないのでそこはしっかり結果を出していきたいですし、チームを救えるプレーをしていきたいです。
Q)得点力向上の要因と、試合で見えた課題は
A)得点力向上の要因は、「まずシュートを打つ」というチーム全体の意識改革と、攻撃陣の自主練習の積み重ねです。失敗を恐れず積極的にゴールを狙う雰囲気が生まれたり、得点の過程では守備陣がラインコントロールしている分、間伸びが無く0秒パスみたいな感じになっていたので、守備陣の頑張りもありきの得点だと感じています。一方で、後半は相手に押し込まれる時間が増えてしまったことは課題として捉えています。前半と同じ強度を90分間維持できなかった時に、試合終盤の戦い方の工夫だったりとさらに改善していきたいと考えています。
Q)今後に向けた意気込みを
A)チームの目標は変わらず一部昇格です。そのためには勝ち続けるしかありません。次節の出雲戦もチーム全員で総力戦として挑みます。色んな立場の選手がいる中でピッチに立つ選手はやはり責任を持たなきゃいけませんし、チームとして最後まで全員で戦いたいという想いがあるので同じ方向を向き、26人全員で戦い抜けるチームを作っていきたいと思っています。
