【2026プレナスなでしこリーグ2部 第19節~試合結果~】VS 吉備国際大学Charme岡山高梁戦について
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
9月26日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第19節吉備国際大学Charme岡山高梁戦の試合結果をお伝えいたします。
グロースエクスパートナーズマッチデー/南アルプス市サンクスデー
FCふじざくら山梨 2-2 吉備国際大学Charme岡山高梁
後半 1-0
[得点]
17分 大矢歩
[スターティングメンバー]
GK
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 小暖
16 奈良 美沙季
MF
7 小鍜治 旭
41 内藤 夏鈴
4 源関清花
10 菅百花
FW
8大矢 歩
9 脇田 紗弥
20 寺田心春

(途中出場)
63分OUT 10菅百花 → IN 5高山紗希
63分OUT 4源関清花 → IN 14三田幸望
74分 OUT 20寺田心春 → IN 21林知奈
74分 OUT 8大矢歩→ IN 24ワイアット漢乃
~マッチレポート~
この日は朝から雨が降り続き、時折強い雨がピッチに降り注ぐ天候となりました。
スタジアムの外では「スポーツマルシェ」を開催。山梨県で活動する野球チーム「ファイヤーウィンズ」、ラグビーチーム「クリーンファイターズ」、山梨県モルック協会の皆さまにご協力いただき、さまざまなスポーツを体験できる場をお届けしました。あいにくの雨で思うように体験できない場面もありましたが、雨の中でも多くの皆さまに楽しんでいただきました。

また、試合前には山梨県山中湖村出身の高村ちさとの「なでしこリーグ通算200試合出場」を祝うセレモニーを実施。ご家族から花束贈呈を行い、大きな節目を迎えた高村を、スタジアム全体で祝福しました。

今節はグロースエクスパートナーズ様の冠試合として開催。試合に向けて制作されたオリジナルムービーが大型ビジョンで放映され、キックオフ前の会場を大いに盛り上げてくださいました。さらに、エスコートキッズやキックインセレモニーにもご参加いただき、特別な一日を一緒につくっていただきました。

雨の降り続く中、キックオフを迎えます。
立ち上がりからボールを動かしたのはふじざくら。前線から相手にプレッシャーをかけ、守備からボールを奪うと、そこから攻撃のリズムを作っていきます。
前半5分、脇田が相手からボールを奪うと、ミドルレンジから寺田がシュート。惜しくもボールはゴールバーの上へ外れましたが、積極的にゴールを狙う姿勢を見せます。前半11分には、小鍜治、高村、大矢が右サイドでパスをつなぎ、相手守備を崩してクロス。寺田が体勢を崩しながらシュートを放ちますが、ボールは枠を捉えることができません。

それでも、攻撃を続けるふじざくらに先制点が生まれます。
左サイドに抜け出した菅が左足でクロスを送ると、ニアサイドへ脇田が走り込み、相手守備を引きつけます。その動きによって生まれたペナルティエリア内のスペースへ大矢が侵入。クロスに対して大矢が落ち着いてダイレクトで合わせると、シュートはゴールネットを揺らし、先制。スタジアムが沸きます。

その直後にも、内藤、源関、脇田が中央でダイレクトにパスをつなぎ、大矢がシュートを狙いますが、ここは相手守備に阻まれます。
しかし、流れを掴みかけたふじざくらですが、同点に追いつかれます。
右サイドの背後へ送られたボールから相手にペナルティエリア内への侵入を許すと、相手選手が態勢を崩されながら左足を振り抜きます。

強烈なシュートがゴールネットを揺らし、同点に追いつかれます。
さらに、その3分後。
自陣でのビルドアップからボールを奪われると、相手中盤の選手がボールを運び、そのままシュート。ボールはゴールへ吸い込まれ、立て続けに失点を許します。

先制したものの、わずかな時間で逆転を許す苦しい展開となります。それでもふじざくらは、ボールを動かしながら再びゴールを目指します。
前半38分には源関が右サイドからクロス。相手にクリアされたボールを高村が拾うと、相手陣内からアーリークロスを送ります。ボールは相手GKにキャッチされますが、攻撃を途切れさせません。

前半終了間際には、右サイドを駆け上がった脇田がゴール前へクロス。寺田がボールをスルーすると、後方から走り込んだ菅がダイレクトでシュートを放ちますが、相手GKの正面。
そのまま前半終了の笛が鳴り、ふじざくらは1-2と1点を追う形で後半へ向かいます。
ハーフタイム、平山監督は選手たちへ、「ボールを動かすところ、どんどんチャレンジしていこう。前線の選手はポケット侵入することを徹底。みんなで勝ちに行くよ!」
と声をかけ、選手たちをピッチへ送り出します。

後半立ち上がりは、相手が背後を狙うボールを多く供給。ふじざくらは守備ラインを下げられ、自陣で守る時間が増えていきます。前線へロングボールを送る場面も増えましたが、セカンドボールを相手に拾われ、相手がボールを保持する時間帯が続きます。
その後は徐々にオープンな展開となり、両チームがロングボールを交わしながら、激しい攻防を繰り広げます。
流れを変えるべく、ふじざくらも選手交代。後半18分頃、菅に代わって高山、源関に代わって三田がピッチへ入ります。

後半22分には、脇田と大矢が相手と競り合いながらボールを奪取。こぼれ球を三田が拾うと、ペナルティエリア外から積極的にシュートを狙います。
シュートは相手GKの正面となりましたが、途中出場の三田が果敢にゴールを狙います。
その後も相手の攻撃を受ける時間が続きます。自陣左サイドからクロスを上げられると、高山が身体を張ってボールを阻止。こぼれ球を奈良がクリアします。

さらに、背後へ抜け出した相手選手とGK出口が1対1となる場面もありましたが、出口が身体を張ってシュートを跳ね返します。苦しい時間を全員で耐えながら、ふじざくらは同点ゴールを目指します。
後半29分頃には、寺田に代わって林、大矢に代わってワイアットが投入されます。

そして、待望の同点ゴールが生まれます。右サイドの高村がゴール前へクロスを送ると、相手に跳ね返されたボールを奈良が拾います。奈良からボールを受けた内藤が鋭いミドルシュートを放ち、相手GKがパンチングで弾き返します。
そのこぼれ球に反応したのが、途中出場のワイアット。
混戦の中から頭で押し込み、ゴールネットを揺らします。

2-2。
ワイアットにとって、FCふじざくら山梨加入後初となるゴール。これまで途中出場から積極的な仕掛けで相手守備陣を脅かしてきたワイアットのゴールに、スタジアムのボルテージも一気に高まり、雨の中で応援を続けてくださったサポーターの皆さまから、大きな歓声が選手たちへ送られます。
しかし、試合はまだ終わりません。
後半39分には相手にフリーキックを与えると、こぼれ球から右サイドへ展開され、ゴール前へクロスを許します。相手選手が頭で合わせますが、これはゴールマウスをわずかにそれます。
その後も相手がボールを保持する時間が続きますが、五味、奈良、高村を中心とした守備陣が集中して対応。最後まで全員でゴールを守り抜きます。
終了間際ボールをキープする相手に対して、ボールが取れずそのまま時間が過ぎていき、試合終了のホイッスル。
FCふじざくら山梨は、先制しながら一度は逆転を許す苦しい展開となりましたが、後半にワイアットのゴールで同点に追いつき、2-2のドローで勝ち点1を獲得しました。
~試合を終えて~

本日も朝から雨が降り続く中にも関わらず。900名を超えるふじざくらサポーターの皆さんがスタンドから声援を届けました。
今シーズンのラスト小瀬マッチ。この1年間も小瀬では負けなしで終えることになりました。
~監督・選手の試合後コメント~
平山茶久美監督

Q)今日の試合を振り返って
A)前回の皇后杯で課題となった「戦う気持ち」という部分を、今日は全面に出して戦おうと、この1週間取り組んできました。勝ちにいくために、攻撃も守備もメンタリティも相手を上回ることを徹底しようと伝えてきました。
選手たちはそこをしっかり体現してくれたので、最後に勝たせてあげられなかったことが、より悔しい引き分けだったと感じています。
特に守備では、相手のセンターバックを含めた最終ラインにどれだけ圧力をかけられるかを、チームとして大きなテーマにしていました。前節までできていない時間帯が多かった部分なので、改善するために、相手陣地でプレーすることを意識して入りました。立ち上がりからしっかり体現できていたと思います。
今日は、勇気を持って真っ向勝負すること、自分たちの力を信じて戦うことを選手たちに伝えました。ドリブルで仕掛けるところは仕掛ける、つなぐところは相手を恐れずにつなぐ。自分たちの距離感でサッカーをすれば、必ずチャンスは巡ってくると考えていました。
Q)攻守における課題について
A)1点を取った後に、少しシンプルにプレーしようとする意識が出て、つなぐよりもエアボールが増えたり、距離感が悪い状態で前線に早くボールを送ってしまった時間帯がありました。
そうなると相手の得意なセカンドボールの争いになり、自分たちも蹴ってしまうことで距離感が悪くなり、セカンドボールを拾えなくなりそこから二次攻撃でゴール前に入られるという、相手の強みを出させてしまいました。90分を通して、自分たちがしっかりボールを握ることは、今後さらに追求していかなければいけないと思います。
ハーフタイムには、ボランチのところが空いてくることが分かっていたので、ボランチを経由しながら左右にボールを動かし、中央にも縦パスを入れていくことを伝えました。ただ、選手たちは1点を取りにいく意識が強かったので、少し中央を選びすぎた部分もあったかなと思います。
その中で、ワイアットの得点は、ハーフタイムに伝えたことを選手たちがしっかり体現してくれたゴールでした。単純なクロスだけでは相手に勝てないので、ポケットを取って深い位置からクロスを入れること、そしてミドルシュートを打つことで相手の守備を動かすことを意識しました。最後はゴール前に人数をかけることも徹底して伝えていたので、ペナルティエリア内に多くの選手が入って、気持ちで押し込んだ得点だったと思います。
一方で、2失点については、前から積極的に守備にいくからこそ、その背後にはスペースが生まれるということを理解しながら、チャレンジとカバーの距離を保つ必要があります。上位のチームになれば、一歩でも距離が空けばシュートを打たれますし、そこから攻撃の厚みもつくられてしまいます。1失点目については、警戒していた選手にやられてしまったことも悔しいです。前から行くことだけではなく、その背後をどうカバーするか、ファーストディフェンダーとの距離をどう保つかという部分は、もう一度徹底していきたいと思います。
Q)残り3試合に向けて、そしてサポーターの皆さんへ
A)結果だけを考えれば、勝ち点1を取れたことは、今後の昇格争いを考えても非常に大きいと思います。ただ、選手たちがこれだけチャレンジして、戦う姿勢を見せてくれた試合だったからこそ、最後は勝たせてあげたかったというのが本音です。
これからは、今までやってきたことを、いかに徹底できるかが大切です。攻撃も守備も、できるだけ相手陣地でプレーする。そのために攻撃では前にプレーし、守備では相手の攻撃を攻撃する。そうした「ふじざくららしい、気持ちのこもったサッカー」をどこまで突き詰められるかがポイントだと思っています。
皇后杯では、気持ちを出し切れず、不甲斐ない形で終わってしまった部分がありました。だからこそ今日は、雨の中でも駆けつけてくださったサポーターの皆さんの姿を見て、試合前に選手たちへ「皆さんが見たいと思っている姿を見せよう」と伝えて送り出しました。
最後の最後までサポーターの皆さんの声が選手たちを後押ししてくれて、本当に感謝しかありません。
残り3試合、このチームでできることをすべて出して、必ず1部昇格をサポーターの皆さんと一緒につかみ取りたいと思います。

Q)今日の試合を振り返って
A)最後に1点追いつくことができて、勝ち点1を積み上げられたことは、本当に大きかったと思います。もちろんチャンスもたくさんあったので、勝って終わりたかったという気持ちはありますが、この勝ち点1を次につなげていきたいです。個人としては、得点を取ることを意識して、シュートを打つ、足を振るということを強く意識して試合に入りました。また、相手には前線に強い選手がいたので、前線から強く守備をかけて、できるだけ相手陣地でプレーすることも意識していました。前線3人の距離感は練習から意識して取り組んでいるところなので、今日はボランチも含めて、連携を取ることができたと思います。
Q)得点シーンを振り返って
A)得点の場面は、シーズン途中からクロスに合わせる形を練習してきたので、クロスが入ってくることを信じて、スペースを空けながら入っていきました。もかさん(菅百花)が良いボールを入れてくれたので、うまく合わせることができました。得点できたことは本当に嬉しかったですが、結果としては引き分けだったので、ここで終わらず次につなげていきたいと思います。
Q)試合を通して感じた課題について
試合の中では、ロングボールが多くなってしまったことで、前線と後ろの距離が間延びしてしまった時間帯がありました。相手の中盤にセカンドボールを拾われて、前向きでプレーされ、背後に走られてしまう場面もあったので、前後の距離感はもっと詰めていかなければいけないと感じています。
後半は1点負けている状況だったので、自分たちから点を取りにいかなければいけないという意識を持って、前へ前へとプレーしました。チームのコンセプトでもありますし、失うものはないという気持ちで、得点を取るために積極的に前へ出ていきました。残り3試合、自分たちが最後に笑顔で終われるように、チーム全員で昇格という目標に向かって、全力で戦っていきたいです。今日も最後まで応援してくださった皆さんの声が力になりました。残り3試合も、最後まで一緒に戦っていただけたら嬉しいです。

ワイアット漢乃
Q)試合を振り返って
A)引き分けは嬉しいです。追いついて引き分けにできたのは、良かったかなと思います。でも、まだまだここから勝てるように頑張ります。途中から入ったので、点を取りに行くことと、チームのために頑張ることを意識しました。監督からも「どんどん点取りに行って」と言われたので、ガンガン前に行く意識でプレーしました。
Q)自身のゴールについて
A) ボールが入ってきて、ちょっとごちゃごちゃしていて、「ここに出てくるかな」と思っていたら、本当に出てきました。そこに突っ込んでいって、入ってくれてめっちゃ嬉しかったです。でも、まだ10分くらいあったので、もう1点取らないとと思って、すぐボールを取りに戻りました。このチームに来て初得点で自分のゴールで勝ち点1につながったので、すごく嬉しいです。ヘディングはそんなに得意ではないですけど、低いボールに飛び込んだり、ゴールに向かって突っ込んでいくことは得意なので、これからも頑張ります。
Q)今後の試合に向けて・サポーターへ
A) 自分の強みを出したいです。1対1とか、裏の背後とか、どんどん行きたいです。沢山ゴール決めたいです。サポーターの皆さん、雨の中、来てくれてありがとうございました。サポーターの皆さんの声はいつも聞こえていて、すごく頑張れます。本当にありがとうございました。
