【2026プレナスなでしこリーグ2部 第20節~試合結果~】VS JFAアカデミー福島戦について
10月4日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第20節JFAアカデミー福島戦の試合結果をお伝えいたします。【試合結果】
FCふじざくら山梨 2-2 JFAアカデミー福島
前半 1-0
後半 1-2
[得点]
90分+4分 脇田紗弥
[スターティングメンバー]
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 小暖
16 奈良 美沙季
MF
7 小鍜治 旭
4 源関清花
41 内藤 夏鈴
10 菅百花
FW
8大矢 歩
9 脇田 紗弥
20 寺田心春

(途中出場)
HT OUT 8大矢歩→ IN 24ワイアット漢乃
63分 OUT 4源関清花 → IN 14三田幸望
63分 OUT 10菅百花 → IN 5 高山紗希
~マッチレポート~
2026プレナスなでしこリーグ2部も、残すところ3試合。
前節、吉備国際大学Charme岡山高梁の優勝が決定。
それは、なでしこリーグ1部入替戦への出場権を得る「2位」。現在、ふじざくらは勝点35で2位。
勝利こそ逃したものの、終盤まで勝点3を追い求め、
先日発表されたU-17女子日本代表には、
前回対戦した試合でもJFAアカデミー福島は高い技術力を生かしたビルド

ふじざくらは前線の脇田が積極的に相手へプレッシャーをかけ、5分には自ら中央をドリブルで持ち上がって攻撃を仕掛けます。10分には、相手GKから最終ラインへつなごうとしたパスを脇田がカット。そのままシュートまで持ち込むと、GKに阻まれながらもCKを獲得します。
大矢が蹴りだしたボールは相手にクリアされるも、源関が反応しダイレクトでペナ外から右足を振り抜く。鋭いシュートは相手キーパーと手に触れたのちポストを叩きます。惜しくも先制点とはならず。すると、前半12分。試合の均衡を破ります。

中盤でボールを動かすなか、ボランチの源関が2列目から右サイドのスペースへ抜け出します。そこへボールが渡ると、源関はペナルティエリア内へクロスを供給。ニアには脇田、中央には寺田が走り込み、ファーサイドへ流れたボールを菅が拾う。菅はペナルティエリア内で相手DFをかわし、右足でシュート。GKの手をかすめたボールは、そのままゴールへ吸い込まれ、先制点を取ります。

しかし、ここから福島がボールを保持する時間が長くなります。
相手のプレーに対して、ふじざくらは無理に前へ出るのではなく、守備時にはラインを下げ、中央をコンパクトにして対応。福島のスピードを生かした攻撃に対しても、五味ら最終ラインが粘り強く対応し、ゴール前への決定的なボールを許しません。
30分にはCKから危険な場面を迎えるが、出口がパンチングでクリア。苦しい時間帯を守備陣が身体を張って凌いでいきます。

33分には再び反撃。奈良から左サイドの菅へボールが渡ると、菅がグラウンダーのクロスを供給。中央で脇田が狙うもわずかに合わない。その直後には小鍛冶が右サイドからアーリークロスを送り込むが、これは相手GKにキャッチされます。


後半開始時、ふじざくらは大矢に代えてワイアットを投入します。投入直後から自ら仕掛けるワイアットに対して、相手も厳しいマークが付きます。流れは変わらず後半は立ち上がりから福島の攻撃を受ける展開となります。
6分には左サイドからクロスを許し、中央でヘディングを合わせられるも、シュートはバーの上へ。さらに福島がドリブルでペナルティエリア内へ侵入する場面も増えます。ふじざくらも、高村から源関へつなぎ、源関が粘って右サイドのワイアットへ展開。ワイアットがクロスを送り込むなど、攻撃に転じる場面を作りますが、福島の勢いが上回る展開に。

後半13分同点ゴールを許します。
自陣中盤でボールを奪われると、福島の選手が一気にゴールへ向かってドリブル。対応をするもかわされてしまい、ミドルレンジからシュートはゴールに突き刺さるゴラッソを決められてしまいます。

さらにふじざくらは流れを変えるべく、寺田に代えて林、菅に代えて高山、源関に代えて三田を投入。

18分には右サイドのワイアットが仕掛けてクロス。混戦から内藤がゴール前へ侵入するも、シュートには持ち込めません。
続く20分には内藤のパスに抜け出した脇田がペナルティエリア前あたりで、飛び出してきたGKの頭上を狙いますが、シュートはわずかにゴールを外れます。その直後にも、相手のパスを奪い、高山が左サイドからクロスを供給するも、GKにキャッチされます。交代した選手がリズムを作り出し、少しずつふじざくらの時間を作り出します。

福島が自陣左サイドのスペースへロングボールを出されると相手選手が追いつき、スピードを持ってドリブルで推進。ペナルティエリア内への侵入後、GKとの1対1を決められ、ふじざくらは1-2と逆転を許します。

残された時間は少ない中、ふじざくらは前線へボールを送ります。ワイアット、小鍛冶が勇気をもってトライし、右サイドでスローイン、コーナーのチャンスを作り出します。

そして、後半アディショナルタイム。
ふじざくらがCKを獲得するとキッカーは内藤。ゴール前へ送り込まれたボールに、小鍛冶・出口が競った背後の脇田が頭で合わせます。相手にあたりながらも、ボールはゴールに吸い込まれ同点に追いつきます。

試合終了間際、最後の最後にふじざくらが試合を振り出しに戻します。そして、このプレーがラストプレーに。
直後にホイッスルが鳴り響き、試合終了となりました。

~試合を振り返って~
ラストワンプレーで追いつく。

アウェイ福島で先制しながら一度は逆転を許す。それでも、最後まで勝利を諦めずに攻め続け、ラストプレーで同点に追いついた。
勝点3を手にすることはできませんでしたが、最後の最後までゴールを目指し続けたことで、勝点1を手にすることができました。

自分たちが勝ち続ければ、道は拓ける。
平山監督、菅百花、脇田紗弥のコメントになります。
~試合後のコメント~
平山茶久美監督

Q)試合を振り返って
A)大事な試合として必ず勝ち点3を取りたかったところですが、引き分けという結果になりサポーターの皆様には申し訳なく悔しい思いをさせてしまいました。良い時間帯に菅が先制点を取ってくれてチームも勢いに乗りましたが、その後は相手に主導権を握られる時間が増えてしまいました。それでも、最後の1秒まで『絶対取るぞ』という気持ちを誰も諦めなかった姿勢が得点につながり、選手たちは非常に素晴らしかったです。勝ち点3が欲しかった試合ではありますが、今後の昇格争いを考えると勝ち点1をしっかり取れたこと、そして勢いを落とさずに次に臨めることは非常に大きいと感じています。
Q)試合を通しての課題や難しかった点
A)相手の個の能力やワンタッチで繋ぐ質の高さに対し、前に出ていけず自陣で守備をする時間が増えてしまいました。いつもなら守備で奪えるところも相手に上手く剥がされ、背後を取られるなど1対1の局面全体で上回られてしまい、やりたい守備が難しくなりました。また、サポートの意識やチャレンジ&カバー、味方を追い越す動きといった部分でも相手に負けていたと感じています。1対1で勝つのが難しい状況であれば、2対1を作ることやチャレンジ&カバーをいつもより早く行うこと、サポートのアクションを増やすといったチームでの対応を徹底しなければ勝っていくことはできないと考えています。
Q)次節にむけて
A)自分たちがやってきたことをいかに徹底できるか、1人ひとりがメンタリティやインテンシティの面で相手を上回った上で、チームとして相手をしっかり圧倒できるよう再び積み重ね、必ず勝利したいと思います。今日もサポーターの皆さんの声援が最後のひと押しになりました。残り少ない大事な試合が続きますが、ぜひ一緒に戦ってください。
菅百花

Q)試合を振り返って
A)勝ち点3を取って勝ち切りたかったです。ただ、結果的に勝ち点1をしっかり積み上げられたことは、すごくポジティブに捉えています。
前半は自分たちがハードワークしていた分、相手にプレッシャーをかけながら戦えていたと思います。ただ、後半は前半からの運動量もあって少し間延びし、ボールを拾えなくなったことで相手のペースになってしまいました。相手に得点を取りに来られる中で、背後を狙われたり、1対1ではがされてしまう場面も増えたと思います。
1対1で厳しい場面に対しては、2人、3人と人数をかけて対応する必要がありますし、相手がどこに人数をかけているのかを見ながら、その裏にできるスペースまで予測して対応できれば、もう少し相手の優位性を止められたと思います。
ただ、苦しい試合の中でも、出ている選手もベンチの選手も誰も下を向いていませんでした。最後までコミュニケーションを取り続けて、絶対に諦めないというところは出せたと思います。最後は、そうしたメンタリティの部分で勝ち点1をつかめたのかなと思います。
Q)得点シーンを振り返って
A)右サイドからクロスが入ってきそうな雰囲気があったので、まずはゴール前に人数をかけようと走っていました。クロスが抜けてきたところに入ることができて、トラップは少しうまく落とせなかったのですが、ゴール前だったので、とにかく前半だし足を振ろうと思ってシュートしました。
きれいなゴールではなかったかもしれませんが、しっかり入って良かったです。先制点を取れたことで、自分たちに流れを持ってくることもできたと思います。
ただ、追加点を取れるチャンスもあった中で、1点しか取れなかったことは課題です。前半のうちに2点目を取れていれば、もう少し自分たちのペースで落ち着いてボールを持てたと思います。チャンスが来た時にしっかり決め切ることは、これからもっとこだわっていきたいです。
Q)次節に向けて
A)勝ち点1を積み上げられたことはポジティブですが、入れ替え戦に向けてまだ何もつかめていません。次の試合まで2週間あるので、この試合から何を改善して、何を伸ばしていくのかを一人ひとりが考えて、絶対に勝ち点3を取れるように全員で準備していきたいです。
1対1の強度や球際の部分、シュートを打たれる前のあと一歩、守備でのあと一歩など、そうした一つひとつの「一歩」をもっと大切にしていきたいです。
遠方にもかかわらず、今回もたくさんのサポーターの皆さんが来てくださって、本当にいつも背中を押してもらっています。ここから、サポーターの皆さんと一緒に新しい景色を見に行きたいですし、その景色を皆さんに見せたいと思っています。
最後まで一緒に戦っていただけたら嬉しいです。
脇田紗弥

Q)今日の試合を振り返って
A)目の前の試合に絶対に勝つこと、そして待ってくれている仲間のためにも勝利することを、みんなで共有して試合に入りました。相手は個々の能力が高いことも分かっていましたし、球際などで相手を上回っていこうという気持ちで試合に挑みました。ただ、実際に試合が始まると、相手の個々のレベルの高さを感じる場面も多く、やりたいようにやれないシーンもありました。先制することができましたが、後半に追いつかれて逆転され、自分たちが劣勢になる時間もありました。それでも、最後まで一人ひとりが絶対に勝つという強い気持ちを持って戦ったことで、最後に追いついて勝ち点1を取ることができたと思います。相手はワンタッチでボールを動かしたり、こちらが前に出てきたところで逆を取ったりすることが上手く、自陣でボールを回される時間も多くありました。ゴール前まで迫られる場面もありましたが、どんな状況でも前から守備するというところは変えたくなかったですし、みんなで声を掛け合いながら最後まで集中して戦えたと思います。
Q)同点ゴールと、今季8得点目を振り返って
A)最後はもう時間がなかったので、はるさん(出口春奈)も上がってきて、完全にパワープレーで点を取りにいく状況でした。かりん(内藤夏鈴)のコーナーキックに対して、はるさんもゴール前に飛び込んでくれて、自分はブロックの役割だったのですが、ボールが来たので、とにかく頭で触りにいきました。最後は全員が「このコーナーで絶対に追いつく」という気持ちを持っていたと思います。本当に最後の最後に全員の気持ちが出たゴールだったと思います。今シーズンは2桁得点を目標にしている中で、後半戦に入ってからは、なかなか得点できていなかったので悔しさが残る試合も多かったです。これまで過去3年間は6得点、7得点、7得点で終わっていて、自分の中では「7点の壁」のようなものがあったので、そこを超えて8点目を取れたことは、自信にもつながります。今回結果を出せたことは本当に嬉しかったですし、まだまだ成長できると思っているので、ここからさらに伸ばしていきたいです。
Q)次節に向けて
A)入れ替え戦に進むためには、残り2試合も絶対に勝利しなければいけません。1部に行った時のことを考えても、今は2部で圧倒するくらいの強さを身につけなければいけないと思っています。球際の部分やチームとして前から守備すること、相手の攻撃を攻撃することなど、監督が提示してくれていることを、全員がピッチで体現できるようにしたいです。1部昇格の目標をぶらさず、26人全員で戦い続けることが大切だと思っています。今日も遠くまで応援に駆けつけてくれたサポーターの皆さんが、ホームのような雰囲気をつくってくださって本当に力になりました。最後の最後まで皆さんの声援が、あと一歩を出すための大きな力になっています。皆さんと一緒に見たい景色のために、残りの一戦一戦を大切に、チーム全員で戦っていきたいと思います。
