【わたし日誌】2023年シーズンを振り返るVol.14 ~須田胡桃#2~
FCふじざくら山梨の5シーズン目である2023年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:須田胡桃(本人)より
〇今年もっとも印象的だったこと
今年、1年を振り返った時に1番に感じる思いは、怪我ばっかりしてたなー、離脱ばかりしてたなという感じです。
初めての移籍で、少しの不安とたくさんの楽しみでこのチームにやってきました。
この可能性が溢れる、ふじざくらでチームとしても個人としても成長したいと強く想っていました。
ただ、実際は開幕前に怪我をしてから復帰と離脱を繰り返して、チームの力になるどころか迷惑ばかりかけてしまいたした。
チームが苦しい時もなにも力になれず、そんな自分にも悔しかったです。
復帰してからも、今まで無意識にできてたことができなくなったり、ミスが増えてどんどん自信がなくなりました。こんな感情は初めてでした。
でも、このチームには、見捨てずに声をかけてくれるスタッフがいて、一緒に自主トレを付き合ってくれる仲間がいて、たくさん迷惑をかけてるのにお世話をしてくれるトレーナーがいて、忙しい中、検査やチェックをしてくれるドクターがいるんです。
そんな皆さんに救われてばかりの1年でした。
私はとても幸せな環境でサッカーができていると再確認できたと同時に、移籍先にふじざくらを選んだことに間違いが無かったと心から思います。
そんな、自慢のチームで勝ちたい、結果を出したいと強く感じることのできた1年でした。
〇この1年間で選手として、そして人間として成長したこと
私がこの1年間人間として成長したと思うところは、地域の方や外部の方とのコミュニケーションが取れるようになったことです。
私はSNSで”くるマップ”と題して、色々なお店にお邪魔しています。私は”くるマップ”をやる時に1つだけ条件をつけています。
それは、お店が忙しい時、お客さんが多い時を除いて、なるべく定員さんに話しかけることです。最初はとても勇気が必要でしたが、本当にみなさん暖かくて、応援してるよと言ってくださったりして、だんだんと楽しくなってきました。
皆さんのおかげで自分から話しかける抵抗感がなくなりました。
〇私にとって「応援のチカラ」とは
私にとって応援のチカラは、頑張れる源です。
サッカーをやっていると、下を向きそうな時、ネガティブな感情を抱いてしまうこともあります。ただ、良い時も、悪い時も変わらずに応援してくれて声をかけてくださる方がたくさんいます。自分のためだけのサッカーだったら、もうとっくに辞めていると思います。私は本当にたくさんの人に支えられて応援してもらっているので、そういった方たちに喜んでもらいたい、いい報告をしたいと思うから心が折れそうな状況でも頑張ろうと思うことができるんです。
〇FCふじざくら山梨は私にとってどんな存在
可能性を広げてくれる存在です。
サッカーをやっているとどうしてもサッカーのことばかり考えてしまって、ネクストキャリアとか、社会性の部分は後回しにしてしまいがちです。
ただ、ふじざくらはサッカーと同じぐらい人間性や社会性を大切にするチームです。今までの自分では気がつくことができなかった新たな発見があったり、学びがあったり、そのきっかけを与えてくれます。
今までみたことのない視点からたくさんの学ぶきっかけを与えてくれる、ピッチ外でも成長ができるチームです。