【2024プレナスなでしこリーグ2部 第11節~試合結果~】VS 吉備国際大学Charme岡山高梁戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
5月19日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第11節吉備国際大学Charme岡山高梁戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第11節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-1 吉備国際大学Charme岡山高梁
-前半 1-1
-後半 1-0
(得点)
4分 オウンゴール
64分 辻野友実子

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 菅百花 三田幸望 中村友香 成迫実咲
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
HT OUT13 鈴木和遥 → IN 14脇田紗弥
HT OUT15 成迫実咲 → IN 16辻野友実子
61分 OUT10 菅百花 → IN 7 井原美波
74分 OUT11 中村友香 → IN 20 五味小暖
81分 OUT9 山本菜桜美 → IN17 大谷琉晏

【今節の振り返り~マッチレポート】

先週は約1か月ぶりのホーム白星を挙げたFCふじざくら山梨。

今節の相手は昨シーズン、2戦2分けと勝利をすることができなかった吉備国際大学Charme。
今シーズンはここまで勝ち点11で8位と位置しており、負けられない相手になります。

2-0で快勝した前節と同じスターティングメンバーとなった今節。
前節と同じメンバーがスターティングメンバーとなるのは、この試合が初となります。

立ち上がりは吉備が積極的に攻め込みます。
しかし先手を取ったのはふじざくらでした。
最初のチャンスとなったのは4分。相手自陣センターサークル付近でファールをもらうと、小鍛冶がボールをセット。


助走をとり、右足でボールを蹴り込む。
放物線を描いたボールは、相手の選手にヘディングでクリアされるも、ボールは相手キーパーの上を超え、そのままゴールに吸い込まれ、先制点となります。

幸先よく先制点をモノにしたふじざくらでしたが、その後は相手が押しこむ展開に。
球際での激しい攻防が繰り広げられるなか、23分頃に相手に右サイドを突破され、クロスをあげられるも守備陣が大きく蹴りだしクリアをします。
しかし、自陣左サイドで待つ相手がクリアされたボールをダイレクトに蹴り込むと、自陣ペナルティエリアまでボールが届き、相手にボールが割り、足がとまった一瞬の隙に、相手がシュートを放ち、ゴール隅に叩き込まれます。

果敢にゴールを目指すふじざくらは、35分以降から敵陣に押し込む場面が増え始めます。
小鍛治が左サイドを抜け出しクロスを送り、ファーから中に飛び込んだ菅が合わせるもシュートはヒットせず、決定的なシーンを作れないまま、前半が終了となります。

ハーフタイムに入ると渡辺海監督から「ルーズボールを回収するために、中盤のプレスバックはもちろん、サイドハーフの圧縮も意識しよう。その中で相手の背後を脅かすことを焦れずに続けてほしい。後半、自分らしく攻めて得点をとって勝とう!」と伝えて、選手を送り出します。

後半スタートから、鈴木・成迫に代わり、脇田と辻野が入ります。
すると後半途中出場の二人が躍動します。

後半早々、ロングボールに抜け出した脇田が、対峙した相手をかわしてペナルティエリア右から低く速いクロスを送ります。
スピードに乗り、ボックス中央へ飛び込んだ辻野がこれにあわせようとするも、わずかに合いません。
その5分後には濵名のクロスに辻野が合わせ、ゴールの判定後に、審判団が協議し、オフサイドの判定に。
その後も立て続けに得点を狙うふじざくらですが、ようやく追加点が生まれます。

64分に、後半途中から出場した井原と脇田がパスの交換から、最後は脇田が抜け出し、低空のアーリークロスを供給します。
左サイドからペナルティエリア中央に走り込んだ辻野がトラップからキーパーを交わしてシュートを放つと、相手選手が足をのばしてボールに触りますが、そのままゴールに入り、この試合の決勝点を奪います。

81分には今シーズン初めて大谷がピッチに入ると、前線からのハードワークで疲労が見える相手に対してボールを奪いにいき、時には自陣ペナルティエリアに戻り、身体を張った守備を見せ、チームの勝利のために、良い雰囲気をピッチ内外、作り出します。

後半は終始攻め続けたFCふじざくら山梨。
攻め続ける中で、相手のカウンターやロングボールに対して、ゴールキーパーの出口、センターバックの松岡・源関が声を掛け合い、集中してゴールマウスを守り、アディショナル3分が経過すると長いホイッスルが鳴り、試合終了となりました。

終わってみれば、後半だけで15本のシュート本を放ち、試合を持ち直したふじざくら。
久しぶりに連勝ができ、リーグ戦前半11試合を7勝1分3敗の勝ち点22で、リーグ3位で折り返します。

以下、渡辺海監督、小鍛治旭、ゴールを決めた辻野友実子のコメントになります。

渡辺海監督


Q)試合を振返って
「いつも頑張ってくれてるメンバー外の選手たちのために、今ここにいる選手たちが自分たちの戦い方を表現する勝ち方、そして勝ち点3を獲ると位置付けていたなかで、こういった形で勝利とそして戦う姿勢を見せることができたと思います。前半は相手がコンパクトでアグレッシブなプレーを仕掛けてきて、合わせて明確にうちの攻撃のポイントを絞りアタックをかけてきたところで、中々主導権を握れない時間が多かったです。自分たちが準備してきた以上の圧力を感じたので、後半にかけては、選手へ修正を指示したこともあるが、選手たちが自分たちでその状況を感じて、修正したところもあり、そうしたことが勝利に繋がったと思います。」

Q)次節に向けて
「ここからさきは後期リーグになるので、一度対戦した肌感覚でお互いが分かる中での試合になります。そのため、前期の結果については、勝った試合においては一度忘れて、自分たちが勝ち点を落とした試合については敗戦を思い出すようにして、チームとして慢心せず、出来る最大の準備を進めていきたい。まずは次節が後期リーグのスタートとなりますので、前節の結果以上のモノをしっかり得ることができるように、この1週間取り組んでいきたいと思います。」

小鍛冶旭


Q)試合を振返って
「今回の試合は、ここに来れなかったメンバーの思いを1番大事に一人一人が背負って、その人達に勝利を届けようとチーム一丸になれたことが勝利の要因の1つだと思います。あとは、他チームの試合結果もそうですし、自分達にとって必ず+3が欲しい試合でしたが、試合状況としてやっぱり簡単に勝たせてはくれなかったです。
その中で1点目については、前日のセットプレー練習からポイント合わせはしていて、後は私達キッカーがどれだけいいボールを蹴れるかの問題だったので、チームとして合わせていたポイントに蹴れたことがまずは嬉しいですし、それがゴールに繋がったことは、分析をはじめ、その分析から狙いを決めてもらったGKコーチ、スタッフの皆さんに感謝したいです。いろんな状況がある中で、チーム全員が勝利のためにやるべきことをやったと思います。」
Q)次節に向けて
「今日の勝利の中でもやっぱり、まだまだ個人としても、チームとしても課題はあるのでそこから逃げず向き合い続けたいです。あとはやっぱりどのチームも+3が欲しいという状況で、何がなんでも精神で私たちが+3をとりたいですし、皆さんへの恩をプレーで表現できるよう全力で1週間頑張ります!」

辻野友実子


Q)試合を振返って
「今週の練習の紅白戦でも得点を決めることができたので、良いイメージで試合に入ることができました。その得点もくるみ(須田)の良いディフェンスから、まな(加藤)の良いアシストで決めることができて、山梨で応援してくれているみんなにも結果で恩返しがしたくて、絶対点を決めると心を奮い立たせて挑みました。その結果として、得点は紗弥(脇田)が良いクロスを上げてくれたのですが、シュートの直前になおさん(山本)がいける!と声をかけてくれたことで、自信をもってシュートを打つことができました。本当にみんなが取らせてくれたゴールだったので、みんなに感謝したいです。最後は危ないシーンもありましたが、守備陣が体を張って守ってくれ、最高の勝利を味わうことができました!!!」
Q)次節に向けて
「自分たちの目標である一部昇格に向けて、次節も勝利が絶対必要になってきます。結果にはこだわりますが、とらわれすぎず、自分のやるべきことに目を向けて、来週も良い準備をします!
本日もたくさんの応援ありがとうございました!!!」