【ご案内】パートナー企業の株式会社茂呂製作所様に訪問しました(8月1日)
いつもFCふじざくら山梨へご声援を頂きありがとうございます。
先日、オフィシャルパートナーであります株式会社茂呂製作所様に井原美波(背番号7番)、鈴木和遥(背番号13番)、加藤愛(背番号27番)の3選手が訪問させて頂き、会社並びに工場見学、ものづくり体験をさせて頂きました。
この活動は、FCふじざくら山梨のコンセプトである「社会でも一流」を目指すために、プロ意識を持ち社会で働いている方と交流や見学を通して社会を知ることで、1人の社会人としての視野、考えを拡げることを目的としてます。
社会で活躍している方と触れ合うことが少ないため、今回の企画については、私たちFCふじざくら山梨の選手が、パートナー企業様を訪問し、社員の皆さんに触れ、交流することで、より会社を知り、そして、社員の方からの学びや気づきが社会人としての一流、そして成長につながると考えます。
一方、パートナー企業の社員の皆さまには、FCふじざくら山梨の選手と交流頂くことによって、選手のことやチームのことを少しでも知って頂き、そして、選手、チームとしての想い・本気度を感じ取って頂き、応援したい、試合会場で試合を観てみたいと思って頂けることが狙いになります。
株式会社茂呂製作所様は、山梨県韮崎市にある製造業者で、旋盤加工、装置製作・治工具製作・FA・機械修理を行なっている会社となります。
「納期日本一」を掲げ、製作も修理も迅速な対応でお客様へ安心・安全な製品を提供。
また、タイに子会社を構えており、東南アジアを中心にさまざまな国に向け、製品の販売や提携を行い、国を超えた事業を展開しています。
茂呂製作所様にはこれまで、ホームゲームへ出店いただいたり、選手の名前が刻まれたネームタグや審判デスクをご製作いただき、さまざまな交流をさせていただいております。
今回は、株式会社茂呂製作所の茂呂社長、社員の皆様に1日ご協力頂き、会社及び工場のご説明やものづくりを体験をさせていただきました。
まず、茂呂製作所様が取り組まれている事業のご説明、製品加工の基盤となるアルミと鉄の模型を手に取り、触れさせていただきました。
アルミと鉄では重量が異なるため、手に取った選手は「重い」「こんなに違うんだ」と声をもらしました。
続いて、切削加工の一連の流れを実際の工場の中で見学させていただきました。
工場内は大きな機械から小さな機械まで数多く存在しており、大きな機械音が鳴り響いていました。
特に選手たちが興味津々になって聞いていたのが、フライス盤での加工作業です。
フライス盤での加工作業は、材料を固定し、刃物を回転させ、平面を削り出すものとなります。
加工の段階で、金属は温まると膨らむ性質があることから、温度が変化しないよう、油と水をかけながら切削することは大変学びになりました。
また、以前、茂呂製作所様よりご製作いただいたネームタグを作る機械も見させていただきました。
ネームタグができるまでの工程や実際の作業を間近で見ることができ、より一層愛着が湧きました。
作業を担当する従業員の方とパシャリ。
午後は作業着に着替え、ものづくり体験。
今回はフライス盤で、サイコロの形をしたアルミのペン立てに穴を開ける加工を体験させていただきました。
3選手が特に難しいと口を揃えて言ったのは、穴を開ける位置の調整。
正確に設定するため、数字を合わせる作業はとても繊細かつ集中力が求められる作業だったようです。
その中でも特にスムーズに数字を合わせていたのは加藤愛。意外な一面が垣間見れました。
また、選手が加工したものと見本を比べてみると、切削された断面に違いがありました。
見本は滑らかかつ凹凸のない断面をしており、穴を一つ開ける作業は速くても遅くても良いというわけではなく、力加減や一定のスピード、機械を通じて伝わる振動などは長年の経験と技術が求められることを、今回の体験を通じて学ばせていただきました。
お客様から求められるものづくりやサービスに対して真剣に向き合い、職人の技術と常に好奇心を持ち合わせながら取り組まれる皆様の姿に感銘を受けました。
株式会社茂呂製作所の皆様、この度はお忙しい中、お時間頂きましてありがとうございました。
今後もより良いパートナー関係として応援頂けるよう、引き続きよろしくお願いいたします。
下記、3選手のコメントとなります。
井原美波(背番号7)
今回は日頃から大変お世話になっている茂呂製作所さんに会社見学とモノづくり体験をさせていただきました!!
まず会社見学では、茂呂製作所さんがどんなことをどんな相手にやっているかの説明をしていただき、その後に実際に機械が動いて作業している工場の見学をさせていただきました。
見たことないくらい大きな鉄の塊や私達では全く何に使われるのかわからない部品がたくさんありました。実際に鉄を削っているところを見せていただいたのですが、鉄が熱で膨張するのを防ぐ為に油を使っていたり、見て聞いてみないとわからないことがたくさんありました。
モノづくり体験では、サイコロの目の穴あけをさせていただきました。図面に何が書かれていてどういう意味なのかや力の入れ加減、力を入れたり抜いたりするタイミングなど、優しくわかりやすく丁寧に教えていただきました。
モノづくりが得意ではないので少し心配でしたが、たくさん褒めていただきとても楽しく作ることができました!
今回の会社見学、モノづくり体験を通してこれまで手でやっていて時間がかかっていたものをコンピューターで行うことでの効率化やコンピューターだけではカバーしきれない人の手の技術の高さを身をもって知ることができました。
茂呂製作所の皆様、業務中と忙しいにも関わらず貴重な体験をありがとうございました!!
鈴木和遥(背番号13)
先日は貴重な機会をいただきありがとうございました。
株式会社茂呂製作所様には初めての訪問で工場見学と加工体験をさせていただきました。
工場見学では実際に金属などを加工している現場を見学させていただき、加工するにあたって図面を元にプログラムを作成し基本的にはプログラムに沿って加工するらしいのですが、効率をあげるためにプログラムを調整をして作業スピードを上げているというお話を伺いました。
図面も拝見させていただきましたが小さい記号や数字がたくさん並んでいて初心者がパッとみて理解できるようなものではありませんでした。小さな部品一つとっても正確なデータや高い加工技術が必要であるということを教えていただきました。
また昨年から茂呂製作所様からご提供頂いてるタグホルダーを製作する機械も拝見させていただきました。とても精密な機械で製作していることを知りより一層タグホルダーに愛着が沸きました。
加工体験ではフライス盤で穴をあけてペンホルダーを製作しました。アルミの立方体に穴をあける作業でしたが、簡単に穴をあけることができ驚きました。簡単に削れてしまうからこそ力が入り過ぎて職人の方があけた穴のように滑らかな穴にはならず、手作業によってこんなにも仕上がりに大きな違いが生まれるんだと感じました。
普段私たちが何気なく使っているものの中には、機械による技術と長年の感による職人の技が詰まっているのだと学ぶことが出来ました。
ものづくりが好きな私にとって興味深く楽しい体験となり有意義な時間を過ごさせていただきました。
株式会社茂呂製作所の皆様、お忙しい中貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。また機会がありましたら何か製作させていただけたら嬉しいです。
加藤愛(背番号27)
茂呂製作所様に訪問させていただきました。
モノづくり体験ということでペン立ての作成をしてきました。とても力がいる作業かと想像していましたが、力よりも繊細さが必要なのだと実感しました。穴をあけるスピードやパワーばかりを意識してしまうと穴の断面に凹凸ができてしまい仕上がりに影響してしまいます。そこは熟練の社員の方にご指導いただき力加減やドリルを上げるタイミングを教えていただきました。慣れていくごとに自分でタイミングをつかむことができ、体で覚えるとはこういうことか!と思いました。実際に仕上がりを見た時にはやはり大きな差があり技術の高さを目の当たりにしました。
社員の方々は和気あいあいとした雰囲気で、とても素敵なチームだなと感じました。このような方々の努力の上で私たちの生活が成り立っているということを忘れてはいけないなと思いました。
あったらいいなを形にしていくモノづくりのお仕事はとてもかっこよかったです。そしてそのご要望にお応えできる技術を持っている方々がいることは素晴らしいなと感じました。
茂呂製作所の皆様、お忙しい中、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!