【2024プレナスなでしこリーグ2部 第18節~試合結果~】VS ディアヴォロッソ広島戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
9月29日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第18節ディアヴォロッソ広島戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第18節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 ディアヴォロッソ広島
-前半 2-0
-後半 0-0
(得点)
8分 脇田紗弥
32分 辻野友実子
(来場者数)1,174人
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 大谷琉晏 田中里穂 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 脇田紗弥
(途中出場)
66分 OUT 25 田中里穂 → IN 29 三田幸望
80分 OUT 17 大谷琉晏 → IN 10 菅百花
90分 OUT 29 中村友香→ IN 20 五味小暖
【今節の振り返り~マッチレポート】
約3か月ぶりになでしこリーグ2部が再開。
ホームゲームの富士北麓公園には1,000名を超える方が集結しました。
キックオフ前の前座試合では、10月に関東大会を控えるふじざくらJEアカデミーが、同じ山梨で活動するフォルトゥナサッカークラブと戦いました。
両チーム前半から点を奪い合う好ゲームとなり、試合はJEアカデミーが勝利を収めました。
サポーターも熱い声援を届ける試合になり、試合前から会場は良い雰囲気が流れました。
そして、子どもたちと元気に入場し、キックオフが落とされたピッチ。
序盤からFCふじざくら山梨が相手自陣に攻め込む展開となり、積極的に相手自陣で仕掛けます。
すると前半8分、自陣の左サイドでボールを持った小鍛治が、スペースに走り出した脇田へロングパスを供給します。
脇田はボールを受け、そのままペナルティエリアに侵入すると、相手ゴールキーパーの位置を確かめながら、ゴール右隅にシュートを決めます。
チーム一の湧かせ役と自称する、脇田のゴールで会場が一気に湧きます。
その後も、内田・大谷の右サイドコンビがチャンスを作ります。
しつこく右サイドでプレーすることで、相手も焦れて、ファールをもらいます。
右サイドで得たフリーキックを中村が蹴りだすと、山本が頭で合わせるも、ゴールは枠の上にそれます。
前半は前線からのプレッシャーを与え続け、優位に進める中、2点目が生まれます。
相手自陣で脇田が中村からボールをもらうと、右サイドを駆け上がります。
相手ディフェンダーと山本の位置を確かめながら、左サイドで平行に走っていた辻野へパスを出します。
辻野が一度、ボールを止めて、相手の守備陣、ゴールキーパーを確かめると、右足一閃。
ゴールキーパーが動けないシュートをゴール左隅に決め、追加点を奪います。
辻野はこれで公式戦5戦連続のゴールとなりました。
そのまま前半は終了となり、ハーフタイムになります。
ハーフタイム入ると、渡辺海監督から「CBが食いついたときの相手の背後を狙い続けよう!相手の間伸びした段差に入ることは意識して!このまま後半も集中力を切らさず、勝利するぞ!!」
と伝えて、ピッチに送り出します。
後半は相手の勢いが増して、序盤は自陣で守る時間となります。
相手フォーワードの選手が170㎝を超える中で、ロングボールに対して、松岡が対応し、攻撃の起点を作らせません。
相手の攻撃のリズムが続く中、流れを変えるために、新しい選手がまたチャンスを作りだします。
田中に変わって、交代した三田が中盤からロングボールをペナルティエリアにボールを供給すると、辻野がダイレクトでシュートを放ち、ゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定に。
その後も、後半途中出場の菅や脇田が立て続けにゴールを狙うも、相手の守備陣も踏ん張り、ゴールとはならず、試合はそのまま終了となりました。
リーグ再開の後半戦は2-0で快勝しました。
本日は朝の深い霧や雨が降り続く中にも関わらず、1,000名以上の方が足を運んでくださいました。
残り4節。
ふじざくらの新しい歴史に向けて、皆さん、共に駆け抜けましょう。
以下、渡辺海監督、辻野友実子、脇田紗弥のコメントになります。
渡辺海監督
Q)試合を振返って
この3か月、強化を図ってきた中で、皇后杯関東大会が勝てなかったのはショックでしたが、昇格を目指すことは改めてチーム絵目合わせてしてトレーニングを行い、今日もピッチに立てたので、この結果は正直嬉しいです。自分たちが負けた試合を踏まえ、相手のチームの戦いを見てきた中で、対策を望んできました。前線からハイプレスをかけて、主導権を握り、相手がコンパクトに戦いたいところに対して、ピッチを広く使うことを意識しましたが、それが相手にプレッシャーを与え、良い攻撃に繋がったと思います。
特に今日のゴールは、相手が苦手にしているところをつけてゴールを奪えた、そして、自分たちがこだわっているゴールの取り方ができたというのは、成果として非常に良かったと思います。
Q)今後に向けて
この結果で一つの安心はありますが、残り4節を迎える中で、目の前の相手に対して100%取り組む姿勢を継続して見せれることが大事ですし、今日のようなモチベーションを継続していくことが結果に繋がってくるんだと思います。そういう結果のためには、26人選手全員がゲームに向かってハードワークをして、力強さを表現するというのを忘れずにチームとして取り組んでいきたい。
立場はどうであれ、チャレンジャーとしての姿勢を忘れずに、次節も戦いたいと思います。
辻野友実子
Q)試合を振返って
前半で2点取れたことは大きな成長だったと思います。皇后杯では後半に失点をしてしまっていたので、早めに点が取れたことは良かったと思います。
また、攻撃の部分については中盤の選手(田中里穂や中村友香)には「右から入ったら左に振って欲しい」とずっと声をかけていたので二人は意識して狙ってくれてたのかなと思いますし、そこから攻撃を仕掛けることができました。
Q)得点シーンを振り返って
さや(脇田紗弥)が突破したときに最初はファーで合わせようとしたのですが、空いた(マイナスの)スペースに蹴ってくれました。なおさん(山本菜桜美)がニアでつぶれてくれたためトラップできる時間とスペースが生まれ、落ち着いてシュートを狙うことができました。
Q)次の試合に向けて
残り4戦、負けられない試合が続きますし、2位になってもプレーオフで勝たなければ1部には上がることができないため、目の前の試合を気を引き締めて戦っていきたいと思います。
脇田紗弥
Q)試合を振返って
試合の入り方として、いつもはベンチから試合を見ていたため自分が入ったらこうしようとプランを立てていましたが、今回は先発で起用され、裏への抜け出しや前を向いてしかけることなど、自分のやるべきことをやることを意識して試合に入りました。
Q)ゴールシーンについて
なおみさん(山本菜桜美)を組んでいた中で、二人で合わせて動くことを意識していたため、なおみさんが落ちてきてくれた分、背後のスペースが空いたため、あさひ(小鍜治旭)と目を合わせてボールを受け、そのままシュートを狙いました。
Q)次の試合に向けて
このチームメイトと1つでも多くの試合を戦いたいという想いと、しっかりとプレーオフにも繋げられるよう、残りの試合を自分らしく戦っていきたいです。