【2024プレナスなでしこリーグ2部 第19節~試合結果~】VS つくばFCレディース
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
10月5日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第19節つくばFCレディース戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第19節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-2 つくばFCレディース
-前半 1-0
-後半 0-2
(得点)
10分 脇田紗弥
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 大谷琉晏 田中里穂 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 脇田紗弥
(途中出場)
ハーフタイム OUT 25 田中里穂 → IN 29 三田幸望
65分 OUT 17 大谷琉晏 → IN 15 成迫実咲
73分 OUT 11 中村友香→ IN 20 五味小暖
83分 OUT 9 山本菜桜美 → IN 10 菅百花
【今節の振り返り~マッチレポート】
前節は約3か月ぶりのなでしこリーグ再開を白星で飾ったFCふじざくら山梨。
残り4節となるなでしこリーグ2部。
一つでも高い順位で最終節を迎えたい中で、今節の相手はつくばFCレディースとアウェイでの戦いとなります。
スターティングメンバーは前節同様のメンバーでこの試合に臨みました。
序盤からふじざくらがボールを握り、セットプレーやサイド攻撃からチャンスを作り始めます。
すると前半10分に先制点が生まれます。
相手自陣左サイドにて、辻野からのロングスローのボールを山本が頭で反らし、ペナルティエリア前の中村が拾います。
中村が右サイドの内田へはたくと、その内田が切り返し、ギアを上げて、相手を振り払いクロスを供給すると、ゴール前の脇田がちょこんと合わせ、ボールはネットを揺らします。
得点後は自陣で相手に攻め込まれるシーンが増えますが、内田・小鍛冶の両サイドバックが相手の裏へのパスに対して対応し、決定的なチャンスを作らせません。
その後も、ビルドアップから攻撃を組みたてるも相手に奪われ、攻撃を耐える時間が続くも、ペナルティエリア内までは相手を侵入させず、前半を無失点で押さえます。
ハーフタイムとなり、渡辺海監督から「立ち上がりから、攻撃をフィニッシュまで持って行こう!攻撃の際に、もう一つ高い位置に侵入する事を意識してみよう。そのうえで、相手を見ながらCBとSBの間を狙い続けること。このスリップコンディションの中、何が起こるかわからない。エラーを頭に入れてプレーしよう!このままいくよ!サブの選手、後ろで見てるメンバーを外れた選手たちも含め、みんなで勝とう」と鼓舞し、選手を送り出します。
立ち上がりは相手の圧力が勝り、自陣右サイドから組み立てられ、クロスなどの攻撃に苦しみます。
後半10分過ぎ、内田と大谷、脇田のパス交換で右サイドを崩すと、浅い位置でこぼれてきたボールを内田がシュート気味のクロスを供給。相手にあたり、これに脇田が合わせましたが、相手の粘り強い守備に跳ね返されます。
良い攻撃を作っていた中で、相手に追いつかれてしまいます。
自陣左サイドでファールを与えてしまい、フリーキックのピンチを迎えます。
相手が蹴ったボールを一度はクリアをするも、自陣右サイドに流れたボールを相手に回収され、シュートを放たれるとバーに直撃し、そのこぼれ球を相手が詰めて、追いつかれます。
その後も、相手の勢いを受け、ファールなどで相手を止め、フリーキックの場面を作ってしまいます。
すると後半28分に、自陣で相手を倒しファールを与え、またもフリーキックのピンチ。
相手キッカーのボールがファーに入ると、相手の足が伸びボールに触れると、そのままネットを揺らし、逆転をされてしまいます。
1点を追いかけるふじざくらは中村に変え、五味を投入。得意のキックでチャンスを狙います。
後半40分には自陣左サイドで三田が前を向き、左サイドに開いた脇田がボール受け、得意のドリブルで持ち出します。
ペナルティエリア近くまでボールを運び出し、クロスを選択するもゴールキーパーがキャッチし、得点には繋がりません。
終了間際にコーナーキックのチャンスを作ると、GKの出口がゴール前まで上がり、その出口が頭で合わせるもボールはゴールバーに直撃、得点とはなりません。
相手自陣において怒涛の攻撃を見せますが、そのまま試合終了のホイッスルがなり、リーグ戦では6月以来の敗戦となりました。
連勝とはなりませんでしたが、次節はホームゲームに戻ってきます。
今節も多くの方が茨城まで足を運んでくださいました。
残り3節、皆さんと共に勝ち進みたいので、次節も熱いご声援をお願いいたします。
以下、渡辺海監督、脇田紗弥、五味小暖のコメントになります。
渡辺海監督
Q)試合を振返って
「前半から相手の背後に対して、思うような攻撃の形が作れなかったですが、得点のシーンはチームとして意識しているところで、内田が仕掛けたこと、チームとして複数の選手が関わり、最後フィニッシュを脇田が決めた、この一連の形はチームとしての粘り強さを見せることができたと思います。後半についても、相手の深いサイドに侵入していくことができ、前半よりはゲームを作っていけたという印象ですが、得点につながるチャンスや決定機の質を追求しきらないと難しくなりますね。失点についても、守備から攻撃への切り替えから、相手に主導権を与えてしまいました。それが勢いを付けさせたと思います。」
Q)次節に向けて
「残り3節を後悔なく、自分たちでやりきること、自分たちができるサッカーをするしかないと思いますし、その結果として、その先に入替戦の権利を得られると思っています。チームとして掲げる勝ち点40ポイントに向けて、やり続けること。次節はホームゲームになりますので、今日勝利を届けることができなかったサポーターの皆さんにも勝利を届けたいですし、ホームはしっかり勝ちたいです。ここで終わってしまうのがもったいないですし、残りあと3節、悔いがないように戦い抜きたいと思います。」
脇田紗弥
Q)試合を振り返って
「チームとして前半は相手の背後を狙うこと、個人としては自分の持ち味である裏への抜け出しをを意識して試合に入りました。後半、私自身の背後の抜け出しに対して相手のバックが速かったため、その空いたスペースを使って攻撃をしかけることを狙いました。また、常にボールを受けた時はシュートか、なおさん(山本菜桜美)とのワンツーは狙っていて、なおさんとは縦関係で動くことが多いため、お互いのスペースを活かすことをこまめにコミュニケーションをとっていたことや、ロングボールに対してなおさんがせったボールを回収することなど、連携を意識していました。」
Q)得点シーンを振り返って
「しゅか(内田朱夏)が持ち出した時にニアへ入ろうとしましたが、相手の状況を見て一度止まり、相手CBとSBの間に入り込んで要求をした結果、しゅかからいいボールが入り、合わせることができました。」
Q)次節に向けて
「次節はホーム戦になるので、より一層負けられない試合になります。また、たくさんのサポーターの方が見にきてくだささると思うので応援の力をパワーに変えて必ず勝利したいです。」
五味小暖
Q)試合を振り返って
「ピッチに入る時、監督からは中盤のチャレンジ&カバーを意識するよう指示がありました。さんちゃん(三田幸望)が幅広く動く選手のため、そのバランスをとりながら動くことを意識して入りました。個人的に入りはよかったと思いますし、普段はなかなかあのポジションに入ることは少ないですが、前への攻撃を積極的にしかけていけたと思います。後半は私たちが負けている状況でしたので、相手はゴール前に人数をかけてクリアしてくる想定でいました。それを逆に良い意味で捉え、そのこぼれ球やマイナスのボールのシュートというところを積極的にねらっていました。一本打って終わりたかったという思いはあったため少し悔いは残りますが、出場した際は自分の特徴を活かすことを狙い続けたいと思います。」
Q)次節に向けて
「今回の課題を次に繋げるために練習からアピールし、残り3節では1点を目指して自分の特徴を最大限に活かしていきたいと思います。」