【2024プレナスなでしこリーグ2部 第20節~試合結果~】VS 吉備国際大学シャルム岡山高梁戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
10月13日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第20節吉備国際大学シャルム岡山高梁戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第20節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-2 吉備国際大学シャルム岡山高梁
-前半 1-1
-後半 0-1
(得点)
9分 内田朱夏
(来場者数)
1,179人

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 大谷琉晏 田中里穂 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 脇田紗弥

(途中出場)
68分 OUT 17 大谷琉晏 → IN 13 鈴木和遥
75分 OUT 25 田中里穂 → IN 29 三田幸望
75分 OUT 17 大谷琉晏 → IN 10 菅百花

【今節の振り返り~マッチレポート】
前節ではアウェイにて、つくばFCに痛い逆転負けを喫し、プレーオフ進出には負けられない戦いが続きます。
今節は約2週間ぶりのホームでの試合に、試合前から多くの方が足を運んでくださいました。
そして、今節はエスコートレディー企画として、女性の方と選手が一緒に入場し、普段入らないピッチに足を踏み入れ、とても楽しんでる様子が印象的でした。

今節のスターティングメンバーは前節、前々節と変わらず、3試合連続で同じメンバーとなります。

キックオフから早々に試合が動きます。

序盤から圧力を高めて、高い位置からボール奪取をねらうふじざくらは、8分にカウンターで自陣から一気にボールを運びます。
すると、右サイドでボールを受けた内田朱夏がドリブルで数メートル運び出し、右足を振り抜き、ボールはゴールに一閃。キーパーの手を弾き、ゴールに吸い込まれます。内田のなでしこ初ゴールは、チームにとって大きな先制点となります。

しかし、その後は相手にじりじりとボールを持たれ、守備に回る時間が増えます。
中盤でのセカンドボールを回収できず、相手にボールを繋がれ、サイドの展開からペナルティエリアにボールを放り込まれるも、ディフェンス陣がクリアし、耐える時間になります。

しかし、前半34分に、相手のビルドアップに対して、前からのプレスでボールを奪いにいくところで相手に繋がれてしまい、自陣右サイドの裏のスペースを使われます。そのままボールを運ばれ、サイドからグラウンダーのクロスを上げられると、相手選手にゴール前で詰められ、同点に追いつかれてしまいます。

前半はそのまま点が動かず、ハーフタイムに入ります。

ハーフタイムでは渡辺海監督より「チャレンジアンドカバーや守備の強度など、その基準を落とさないこと。ボールを前向きに奪えたら、攻撃に繋げていこう。セットプレー含め、チャンスを1つ1つものにして勝つぞ!」と声をかけて選手を送り出します。

後半に入ると、ふじざくらがボールを回し、相手自陣でチャンスを伺います。

後半はファールからのフリーキック、そしてコーナーキックでのセットプレーのチャンスが生まれ、後半15分頃にはコーナーキックで競った中で、空中戦となり、頭での競り合いが続き、最後はペナルティエリア外にいた田中が左足で放ったミドルシュートはクロスバーを通過し、得点とはなりません。

その後も、ふじざくらが相手自陣で優位に進めていく中で、状況が変わります。
後半25分に、自陣左サイドで相手がクロスを供給します。ペナルティエリアでの競り合い中で、最後はペナルティエリア左から相手選手シュートを打たれてしまい、逆転を許してしまいます。

ふじざくらは直後に、三田、菅と立て続けに選手を投入し、アグレッシブに攻めますが、空中戦からのセカンドボールを回収できず、厳しい状況が続きます。
しかし、サイド、ディフェンスラインからロングボールを供給し、ゴール前での混戦から得点を目指すふじざくらは、ペナルティエリア内で三田が詰めるも、相手キーパーにふさがれます。

90分が過ぎ、コーナーキックのチャンスを獲得も、相手ディフェンダーに跳ね返され、万事休す。
アディショナル3分が過ぎたところで試合終了のホイッスルが鳴り響きます。

2試合連続での逆転負けという結果となりました。
この結果により、6月30日から約3か月半、保持してきた2位を明け渡し、3位という結果になってしまいました。
本日も1,000人以上のお客様にお越し頂き、これで6月2日のホームゲームから数えて、ホームゲーム5試合連続での1,000名以上の来場客を記録しております。
本当にいつもありがとうございます。

残り2節。
プレーオフ進出には、やはり負けられない戦いが続きます。

最後まで選手たちは戦い抜きますので、皆さま引き続き共に戦いましょう。
次節はホーム最終戦となります。

3月に開幕した2024年シーズンも次節がリーグ戦では山梨最後の試合になります。
入替戦へと進むことができれば、もう1試合、山梨での試合が生まれます。そこに向けて、しっかり取り組んでいきたいと思いますので、ご声援のほど宜しくお願いいたします。

以下、渡辺海監督、松岡沙由理、脇田紗弥のコメントになります。

渡辺海監督


Q)今日の試合を振返って
「相手チーム対してしっかりとボールを保持することはずっとこだわってきたので、前半からそれを意識した結果が先制点に繋がったと思います。そういった流れのところも含め選手たちはよく戦ってくれました。しかし、相手に上回れてしまったなという印象として、自分達がボールを保持し直すという面で相手のプレッシングを掻い潜れなかったところは敗因の1つであったと思います。相手の狙いに対して自分達が確実に安定した戦い方をして、質を高めていく必要があると思います。前節もそうですが、先制したあとに失点したため、最後まで何があるかわからない、ぶれずに戦うというところでは試合に入る前から選手に伝えていましたし、選手達もそこは意識して試合に入ってくれたと思います。攻撃の部分では相手の空いたスペースをうまく使えた時は良い攻撃に繋げることが多かったですが、なかなかゲームの中で難しいところを選んでしまったことや技術面、判断がもたついてしまった部分で課題が残る結果となりました。」

Q)次の試合に向けて
「結果は悔しいですが、諦める理由にはならないと思うので残り2試合をしっかり勝つことは変わらずに進めて行かなければならないですし、この悔しさは選手一人一人が本当に強く感じていると思いますので、そういった自分達の弱さも受け入れた上での準備を粘り強くやっていきたいと思います。」

松岡沙由理


Q)今日の試合を振返って
「前節も先制後に逆転をされてしまった展開で、やはり失点した後の雰囲気や立て直し方が課題にありました。そのため今週は相手を想定した紅白戦でも前向きな言葉を掛け合っていたし、守備や攻撃のプランをそれぞれが共通認識して今日の試合に臨めていたと思います。前回と同じ展開にはなってしまったものの、前回よりは前向きな姿勢で自分達のサッカーをしようとする意識はできていたと思います。試合内容としては個人的に相手のダウンが早い中で前に蹴り込んでしまうシーンがあったため、後半は相手のディフェンスラインと前線の間に相手がいたためそのスペースを使っていこうと声をかけあっていました。技術的な面のミスやゴールに向かうチカラが必要になってくると思いますし、ディフェンラインの前の列でシュートを打つことがまだまだ足りないと思うので、今日のしゅか(内田朱夏)のゴールがヒントになったと思います。」

Q)次の試合に向けて
「現状を踏まえると他力な部分はありますが、先を見据えるのも大切ではあありますが、残り2節しっかりと自分たちの目標のために準備していきたいと思います。」

脇田紗弥


Q)今日の試合を振返って
「今節は負けられない試合になる中で、気持ちを全面に出していこうと得に声を掛け合って挑んだ試合でした。前半は自分達のペースで回すことが多く、ゴールに向かってもっと足を振っていこうとなおさん(山本菜桜美)と声を掛け合っていました。相手のバックが早い分、背後に相手を引きつけ、その空いたスペースを使って積極的に展開することができたり、ボランチをうまく使って散らすシーンを多く作ることができました。後半、相手がボールを持つ時間帯が多くなった中で失点を許し、前半は自分達のペースで進められていた分、少し焦りが出てしまう部分もありました。ハーフタイムで監督から「一つのプレーで変わる」という言葉があり、その言葉を意識しながらも、決め切るところであと一歩足りない部分もありましたが、相手の背後を狙うことやクロスを上げるシーンを多く作れていたため、次節も継続していきたいです。」

Q)次の試合に向けて
「残り2節、絶対に負けられない試合となりますが、ホーム最終戦となる中、サポーターの皆さんの力を身近で感じられるため、結果で恩返ししたい中で全員で下を向かず戦っていくと主に、ゴールに貪欲になり、勝敗に関わる1点を積極的にゴールを狙っていきたいです。」