【2024プレナスなでしこリーグ2部 第21節~試合結果~】VS 福岡・J・アンクラス戦
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
10月20日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第21節福岡・J・アンクラス戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2024プレナスなでしこリーグ2部第21節~結果~≫
(45分ハーフ)
~トヨタカローラ山梨マッチデー~
FCふじざくら山梨 1-0 福岡・J・アンクラス
-前半 1-0
-後半 0-0
(得点)
42分 山本菜桜美
(来場者数)
1,141人
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 内田朱夏 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 大谷琉晏 田中里穂 中村友香 辻野友実子
FW 山本菜桜美 脇田紗弥
(途中出場)
75分 OUT 17 大谷琉晏 → IN 13 鈴木和遥
84分 OUT 11 中村友香 → IN 20 五味小暖
75分 OUT 21 内田朱夏 → IN 10 菅百花
【今節の振り返り~マッチレポート】
前節では1-2で逆転され、リーグ戦初の連敗を喫したふじざくら。
今節は長かったシーズンのホームゲーム最終戦として、福岡Jアンクラスと対戦しました。
スターティングメンバーは過去3節と同じメンバーでのスタートとなりました。
気温10度を下回り、霜が降りる状況であり、非常に厳しいコンディションの中、ホイッスルが鳴りました。
立ち上がりは、硬さからミスも多く、相手がボールを保持し、守備に回る時間が増えます。
その中でも、ゴールキーパーの出口、ディフェンダーの松岡、源関が中心となり、ロングボールに対して身体を張り、相手に自由を与えません。
守備から攻撃へ転じる時間が徐々に増える中、前半20分に最初のコーナーキックを迎えます。
小鍛治が右足で蹴りだしたボールは、ライナー性の素晴らしい弾道でゴール前に入ると、相手を背負いながら松岡が合わせにいくもわずかに触れず、ファーの源関も頭で詰めるも、こちらもわずかに合わず、得点の匂いを感じます。
その後も、右サイドで大谷と中村がパスを交換しながらペナルティエリアに侵入すると、山本がペナルティエリアで放ったシュートのこぼれ球に脇田が反応し、右足を振り抜くも、相手キーパーのファインセーブにあい、先制点とはなりません。
しかし、前半終了間際、中央でボールを持った中村がペナルティエリア前の脇田へパスを出すと、脇田がワンタッチで山本へボールを落とします。
山本が中央をドリブルで持ち出すと、相手ディフェンダーの動きを見ながら、小さいキックフェイントを入れ相手を交わし、狙いすましてゴール隅へ左足のシュートを突き刺します。
リーグ戦4試合連続で、先制点を奪い、前半はそのまま終了となります。
ハーフタイムに入り、渡辺海監督より「バイタルエリアでフリーになる場面が多々あるからそれを上手く使ってシュートまでいこう。守備の立ち位置の確認をしながら、ファーストプレッシャーを恐れ戦おう!後半もいくよ!」と声をかけて選手を送り出します。
後半立ち上がり、自陣自陣右サイドから山なりのクロスを供給されると、ペナルティエリア内で相手の高さが上回り、ヘディングでシュートを打たれます。
このボールに出口が好反応を見せ、ボールを弾きだします。
後半も立ち上がりから、ボールを蹴りあう空中戦となる中で、なかなか主導権を握ることができませんでしたが、
球際で厳しく戦い、相手に決定的なチャンスを与えません。
後半40分には、小鍛治がペナルティエリア前で倒され、フリーキックのチャンスを獲得すると、途中出場の五味が鋭いシュートを放つも、キーパーがナイスセーブを魅せ、追加点とはなりません。
最後は危なげなく試合を締め、3試合ぶりの勝利をつかむことができました。
リーグ戦のホーム最終戦を白星で飾ったとともに、順位を1つ挙げ2位に返り咲きました。
いよいよ来週はなでしこリーグ最終戦となります。
本日も多くの方が足を運び、選手へ声援を送ってくださいました。
皆さん、最後の最後までご声援をお願いいたします。
以下、渡辺海監督、山本菜桜美、五味小暖のコメントになります。
渡辺海監督
Q)試合を振返って
「26人全員が力を振り絞った結果だと思います。前半、技術的なところを発揮できず、攻撃の形をつくることがなかなかできなかったのですが、その中でも選手たちがじれずに一つ一つのプレーを再現してくれた結果が得点につながったと思います。前半に得点して折り返すことができた点は非常によかったです。
チームとして得点を重ねるというところでいうと、前節の内田(内田朱夏)で今シーズンの得点者が10人目になりますが、どの選手も共通して思い切りの良さがあります。中断期間明けの得点の形を見ても、自分たちが前半から大胆に振る舞う事でゴールをこじ開けてきました。そういったことを改めてピッチに入る前に振り返ったことで、今回の得点は山本(山本菜桜美)自身が意識した結果だと思います。」
Q)次節に向けて
「直近の試合に関しては、自分たちが攻撃に転じるところでの切り替えで失点をしてしまっているため、その部分の修正はトレーニングから徹底してやってきた部分になりますので、選手達も攻撃中における守備の重要性というとこではそれぞれが感じながら臨めたと思います。また、相手に攻撃の形を作らせないというをどれだけ減らせるかという点においては、攻撃の形をこだわること、そこの質を追求していくことは来週に向けて準備が必要になる部分だと思います。」
山本菜桜美
Q)試合を振返って
「この試合に向けてこの1週間はいつもと大きく変わらずに、自分達のやるべきことを徹底して挑みました。分析から、相手は引いて守備をしてくると想定していたため、そこを狙った攻撃の形は練習から準備していましたし、試合でも出すことができたと思います。
前半は全体の入りが硬くなってしまい、とても拮抗した時間が長かったと思いますが、その中でもボールは持てていましたし、攻撃の形は前後半含め、変わらずにやっていけてた思います。私自身は全く緊張はしていませんでしたが、全体へ励ましの声や「(良いプレーがでたときは)続けよう」という声をかけながら流れを作っていこうとしていました。」
Q)得点シーンについて
「味方がサイドから中に入ってきたときに、私とわっきー(脇田紗弥)が縦関係になり、わっきーがいることは分かっていたので中に侵入し、ワンツーでボールを受けました。前向きでボールを受けれたので思い切り足を振りました。」
Q)サポーターの皆さんへ
「本日も沢山の方に足を運んでいただきありがとうございました。今日勝てた事で次のゲームに繋がったと思うので、自分達の力で乗り越え、勝利し、入替戦に挑めるように頑張ります。応援よろしくお願いします。」
五味小暖
Q)試合を振返って
「サブからのスタートでしたが、ベンチから試合を見ていてなかなか苦しい試合であったのではないかと思っていました。焦りもあったと思いますが、なおさん(山本菜桜美)が前半終了間際に綺麗なシュートを決めてくれて、そこから流れが変わったと思いました。ハーフタイムでは、直近の試合で1-0の状況から逆転されることが多かったため、監督から「次の1点が大事だぞ」という声がありました。後半、1本のミドルシュートや攻撃の起点となるようなパスがあればチームの流れは変わるのではないか、外から見ていて思ったため、出場するとなったときは、ミドルシュートは絶対に意識していました。監督からはダブルボランチでバランスをとることやセンターバックが引き出された時のカバーリングの速さを求められ、意識しながら試合に入りました。個人的にファーストプレーのヘディングから展開につなげられたため、非常に良い入りだったと思います。また、フリーキックのシーンでは「自分しかしない」と思い、自分から志願して蹴りました。緊張はしていましたが、あの角度は練習からちゅんさん(中村友香)と準備してきたため自分の特徴が出せてたと思います。」
Q)次節に向けて
「今日勝って順位が入れ変わり、3位のチームの結果も関係してきますが、私たちは勝つしかないと思っています。相手は(なでしこリーグ2部優勝が決まった)湯郷さんではありますが、臆することなく、やってきたことをやり続け、1部昇格することだけを目標にしてチーム全員で臨みたいです。また、今日の試合で自分の特徴を出す事ができたと思うので、もっと試合に出れるよう、大事なところで点を決められる選手になれるよう、また練習から頑張りたいと思います。」