【ご報告】松岡沙由理(3) 現役引退のお知らせ

いつもFCふじざくら山梨へご声援いただきまして誠にありがとうございます。

この度、松岡沙由理が2024シーズンをもちまして引退することになりましたので、お知らせいたします。

クラブ立ち上げ3期生として入団し、クラブで数少ない、山梨県リーグ・関東リーグを経験した選手になります。

前所属チームにて引退をした中で、アスリートを辞めた後のキャリアを学びたい・考えたいという想いの中、当時、6部リーグ相当の山梨県1部リーグで戦っていたころのFCふじざくら山梨へ練習見学をして、その翌年となる2021年に入団してくれました。

プレイングワーカーを体現してくれた選手のひとりであり、今シーズンは松岡が制作したクラブのブランディング・プロモーションムービーは90本を超えます。
小瀬ではビジョンからクラブのプレイングワーカーを紹介する映像を制作・プロデュースしてくれました。
また、先日のつくばFCへの応援ツアーや地域のおばあちゃんたち(ソーシャルハウス宝島)との月1回の交流会も松岡が企画しており、「アスリートがオフザピッチにおいて、なぜ応援される行動をとる必要があるのか?」をアクションを持って体現し、クラブの価値を高めてくれた選手の一人です。

守備の中心選手として、副キャプテン・キャプテンもつとめ、チームを県リーグ、地域リーグ、そして、なでしこリーグ昇格するまで支えてくれました。
昨シーズンは手術を経験し、半年近くピッチから遠ざかりましたが、夏以降はチームに復帰し、今シーズンはここまで全試合スタメンのフル出場でチームの躍進を担ってくれております。

チームの功労者の一人であり、なでしこリーグ通算100試合まであとわずか、という所ですが、ネクストキャリアに向けてチャレンジするということで、今シーズン限りでスパイクを脱ぎます。

以下、本人より皆様へご挨拶になります。

松岡沙由理/MATSUOKA SAYURI

■生年月日 1992年11月4日
■ポジション DF
■出身地 兵庫県
■在籍クラブ ちふれASエルフェン埼玉(2015~2019)-FCふじざくら山梨(2021~2024)

松岡沙由理より応援頂いた皆さまへメッセージ

今シーズンを持ちまして引退することを決意しました。
5年前、一度引退した私はどうしてもまたサッカーがやりたくて現役復帰を果たしました。
チームを探している中、なんとなくSNSで見かけた『社会でも一流、競技でも一流』という言葉に惹かれて、すぐにアポをとったことを今でも覚えています。ブランクがある中でも受け入れてくれたチームに本当に感謝しかありません。
引退の決め手になったのは自分自身のパフォーマンスの低下もありますが、一番は自分がプレーするよりもプレーする選手を支える側の仕事がしたいという気持ちが大きくなってきたのが決断の理由です。
入団する前は将来に不安を抱えながらプレーしてきました。ですが、このチームに来て、将来何をしたいか明確にすることができ、その為に何をしなければならないのか、サッカーをしながらも将来の為に準備することの大切さを教えてもらいました。
サッカー選手として振り返えれば、素晴らしい指導者やクラブスタッフ、いつも助けてくれるチームメイトと出会い、サッカーを通じて多くの方々と出会い、サッカー選手としてだけではなく人として成長させてもらうこと出来ました。プレーでチームに貢献するというよりは、人に助けてもらうことが多く、本当に人に恵まれたサッカー人生でした。
サッカーを始める時は反対していた両親も、今では私よりもサッカー好きなんじゃないかと思うぐらい、私の試合だけでなく、友人の試合を観に行ったりしています。
高校から家を出て、好き勝手に歩ませてくれた家族にはこれから、しっかり恩返しが出来るように感謝を形に表していきたいと思います。
今まで支えてもらうばかりの人生でしたが、これからは多くの方々の支えになれるように精進したいと思っています。
最後に富士観光開発株式会社をはじめ、FCふじざくら山梨に関わり、支えてくださる全てのスポンサー企業様。どんな時もどんな状況でも私たち選手を後押ししてくれるファン・サポーターの皆様。
一緒に戦い、支えてきてくれたチームメイトやクラブスタッフ。
本当にありがとうございました。
今シーズンも残りわずかではありますが、引き続きFCふじざくら山梨の応援宜しくお願い致します。