【ご報告】田中里穂(25) 現役引退のお知らせ
いつもFCふじざくら山梨へご声援いただきまして誠にありがとうございます。
この度、田中里穂が2024シーズンをもちまして引退することになりましたので、お知らせいたします。
クラブ立ち上げの2019年シーズンの途中に入団し、ほぼ1期生として、なでしこリーグ入替戦に3回挑み、その中で、山梨県リーグ・関東リーグ、なでしこリーグと経験した選手になります。
当時FCふじざくら山梨の監督を務め、田中の前所属先の監督も務めていた菅野氏(現:ASハリマアルビオン監督)の元で、出場機会を求めて入団を希望し、若干20歳ながらチームに飛び込んできました。
チームの最年少キャプテンを務め、この5年半の間、常に主力としてピッチでプレーをし続けた一人です。
クラブのコンセプト「社会でも一流、競技でも一流」を理解し、オフザピッチにおけるアスリートの役割や行動の価値を常に意識し、応援してもらえるクラブの象徴として様々なアクションを続けてくれました。その1つが山梨さえき(セルバ・おかじま)様とのコラボ弁当であり、前任であった工藤から引継ぎ、現在ではコラボ弁当は第15弾まで数え、累計販売数は14万食を超えました。
こういったピッチ外も含めて、クラブが大事にする「地域におけるクラブの存在価値を高める」行動を示してくれました。
自分自身がやりたいことが明確化し、ネクストキャリアに向けてチャレンジするということで、今シーズン限りでスパイクを脱ぎます。
以下、本人より皆様へご挨拶になります。
田中里穂/TANAKA rIHO
■生年月日 1998年12月6日
■ポジション MF
■出身地 神奈川県
■在籍クラブ ノジマステラ神奈川相模原(2017→2019)→FCふじざくら山梨(2019~2024)
田中里穂より応援頂いた皆さまへメッセージ
いつもFCふじざくら山梨へのご支援、ご声援をありがとうございます。
背番号25番の田中里穂です。
6歳の時にサッカーを始めてから20年。サッカー中心の日々を送ってきましたが、今シーズンをもちまして引退することを決断しました。
よく母から、初めて練習に参加した日に「暑いからやめる!」と言っていたということを聞かされます。
これまでのサッカー人生、暑い日も寒い日もあれば、負けたら悔しいし、怪我もするし、時間も制限されるし、良いことばかりではありませんでした。
初日にやめると言った私がここまでサッカーを続けることができたのは、きつくて大変なこと以上にサッカーの楽しさを知り、多くの方との出会いがあったから、今日までサッカーを続けてこれたのだと思います。
しかし、間違いなく私の力だけではなく、いつも誰かが側で手を差し伸べて助けてくださったように、誰かの支えによってサッカーを続けてこれました。
サッカーを通して多くの方と出会うことができました。そんな方々との出会いは私の一生の宝物です。
私の原点である津久井FCの関係者の皆様をはじめ、中学時代から6年半お世話になったノジマステラ神奈川相模原の関係者の皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。
そして、富士観光開発株式会社の皆様、パートナー企業の皆様、ファン・サポーターの皆様、地域の皆様、FCふじざくら山梨に関わる全ての皆様。
1年目からなでしこリーグ昇格を目指し闘ってきましたが、なかなか結果が出せず、正直心が折れて、前を向けなくて、足が止まった時もありました。
全てが上手くいくわけではなく、乗り越えなければいけない壁はいつも進む先に立ちはだかりました。それでも前を向いて、足を進めることができたのは、どんな時も変わらぬご支援、ご声援をいただいていたからです。
本当にありがとうございました。
また、今までこのクラブで共に闘ったスタッフ、選手の皆さんには感謝してもしきれません。
県リーグからなでしこリーグへと、そして今日まで共にふじざくらの歴史を作ることができて幸せでした。
移籍をする時に、「この決断が間違っていなかったと思えるように」と言ったことを覚えています。
今、自信を持って、胸を張って、FCふじざくら山梨でサッカー選手を終えることができて良かったと言うことができます。
こんな私を受け入れて共に闘わせてくださり、ありがとうございました!
サッカー中心の生活を送ってきた私にとって、プレイングワーカーというコンセプトが流れるこのクラブにおいて、自分にできることを常に考えて過ごしてきましたが、様々なことに取り組む機会をたくさん与えていただきました。
その中でも、セルバおかじま様とのコラボ弁当は、自らメニューを考案し、多くの方に食べてもらい、美味しかったと言ってもらえる喜びを知ることができました。
このクラブで経験できたことを通して、自分がやりたいこと、自分が好きなことが徐々に明確になっていき、新たな目標を持つことができました。それに向かって、新たに進んでいきたいと思い、スパイクを脱ぐという決断をしました。
現在の心境は充分やりきった、そして、次への一歩を踏み出したいと思っています。
最後に、家族のみんなへ。
1番最強で最高の頑張れる源でした。
今までどの選択をしても1番側で応援してくれて、支えてくれてありがとう。長くなりましたが、私のサッカー人生に関わってくださった全ての皆様に感謝しています。
本当にありがとうございました。また新たな目標に向かって進んでいきたいと思います!
引き続き、FCふじざくら山梨へのご支援、ご声援をよろしくお願い致します。