【ご報告】渡辺海監督契約満了およびアカデミーダイレクター就任のお知らせ
いつもFCふじざくら山梨へのご声援いただきまして誠にありがとうございます。
2023年シーズンから2年間、監督としてチームを支えてくれた渡辺海監督が、2024年シーズンを持ちまして契約満了となり、監督を退任することをお知らせいたします。合わせて、2025年シーズンよりアカデミーダイレクターに就任することをお知らせいたします。
「なでしこリーグ元年」の2023年シーズンより監督として指揮を執り、これまでのふじざくらの歴史・在り方を踏まえ、「感動が駆け抜けるフットボール」を新しく掲げこの2年間、チームを創ってくれました。
それまではGKコーチとして2020年~2022年の3シーズン、監督や選手を支え、2023年シーズンからは監督としての新しいチャレンジとを受入れてくれました。
2023年シーズンは7位でシーズンを戦い抜き、そして2024年シーズンはクラブ初のなでしこリーグ連勝を重ねるなど、3位とチームを躍進させてくれました。
なでしこリーグに参入し、不安や期待が大きい中で、チームを創りあげ、サポーターの期待に応え続けてくれた渡辺海監督に多大な感謝をしつつ、今後においては本人と協議をした結果、契約満了として監督を退任し、今後はふじざくらにおける新しいポストである「アカデミーダイレクター」として育成年代の強化・普及を担って頂くことになりました。
女子サッカー界がより良くなるために山梨県で「FCふじざくら山梨」があるように、山梨の女子サッカーの環境を良くし、サッカーの楽しさ・魅力を届け続けることも我々の使命になります。
FCふじざくら山梨のアカデミー組織であるJEアカデミーには、今年も入会する・体験に訪れる小学生、中学生が増加しており、ふじざくらに期待を持つ子供たち、ご家庭が増え、「ふじざくらの選手のようになってほしい」「将来はトップチームへ」という想いを持つ選手たちがいることを実感してます。
そうしたアカデミーの子どもたちをこれから益々強化する上で、なでしこリーグでの指揮を経験し、ふじざくらでの指導歴が長く、「感動が駆け抜けるフットボール」の本質を理解する渡辺氏がアカデミーダイレクターを担うことは、これからなでしこリーグ、WEリーグ、そしてなでしこジャパンを目指す子どもたちをより成長させることができると思いますし、現在のアカデミー監督である坂田やコーチ陣にとっても、非常に心強いモノだと確信しております。
トップチームにも近い環境におりますので、これからもチームの一員として、トップチームの強化にも携わり、監督・コーチをサポートして頂き、共に創って参ります。
皆さんご存じの通り、熱い男です。これからも渡辺氏に熱いご声援をお願いいたします。
以下、渡辺海監督から退任のご挨拶です。
渡辺 海/WATANABE KAI
生年月日/1993年9月3日
選手歴/小合中学サッカー部→新潟工業高校→仙台大学→DUOPARK.FC
指導実績/
2014年:明成高校男子サッカー部 外部コーチ、仙台大学女子サッカー部 GKコーチ
2016年:DUOPARK.FC ユース監督
2017年~2019年:INAC神戸レオンチーナ/INAC神戸U-15 GKコーチ
2020年~2022年:FCふじざくら山梨GKコーチ
2023年~2024年:FCふじざくら山梨監督
資格/
日本サッカー協会公認A級コーチ
日本サッカー協会公認GKレベル3コーチ
高等学校教論一種免許
渡辺海監督から監督退任のご挨拶
今シーズンをもちましてFCふじざくら山梨の監督を退任することとなりました。
監督就任から2年間もの間、たくさんのご支援をいただきながらここまで駆け抜けてまいりましたが、我々の目指す場所、我々に与えられている時間、犠牲にして失っていったものを改めて見つめ直した結果、クラブが次世代に駆け抜けていくには今が最適と考え、今回の決断にいたりました。
在任中にはたくさんのご支援をパートナー企業様をはじめとする地域の皆様にいただきながらここまで活動をしてきました。皆様のお力添えがあったからこそ、ここまでクラブは発展することができました。会場では多くの皆様のご来場により、臨場感あふれる空間で皆様と共に戦うことが選手・スタッフのなによりの幸せとなっておりました。会場で喜怒哀楽を皆様と共にできたこと、この場をお借りして深くお礼申し上げます。
そして、サポーターの皆様、これまでたくさんの苦難がございましたが、どんな時も前向きに励ましのお言葉をかけてくださり、遠くアウェイの地まで声援を届けてくれた皆様がいたからここまで駆け抜けることができました。皆様と共に戦い、喜びを分かち合った日々を生涯忘れることはありません。本当にありがとうございました。トップチームは離れますが、これからも選手の一歩踏み出す勇気を皆様の後押しで支えていただけると幸いです。
最後になりますが、チームのコンセプトや意義を理解し、体現しようと日々努力を重ね続けてきてくれた選手、チームが苦しい時でも支え続け、選手を第一に考えて現場で活動し続けてくれたスタッフ、なでしこリーグや練習試合でお手合わせいただきご指導、ご鞭撻をいただきました各チーム監督の皆様、たくさんの感動を頂き幸せでした。
本当にありがとうございました。