【わたし日誌】2024年シーズンを振り返るVol.1 ~中村友香#11~

FCふじざくら山梨の6シーズン目である2024年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:中村友香(本人)より

〇今年はどんな1年だったか

〝なでしこリーグ1部昇格”という目標に向かって走り続けた一年間でした。
2023年シーズンはなでしこリーグ2部7位という結果ですごく悔しい思いをしたので、今シーズンこそは絶対に1部昇格をする!という強い気持ちを持ってなでしこリーグ2部開幕戦を迎えました。3月になでしこリーグが開幕してから「常に勝つためになにをしなければいけないのか、昇格をするためにはなにが必要なのか」を考え、毎日トレーニングを行っていました。時間があれば、紗弥(脇田)と「もっとこうした方が良かったよね。もっとこうしていこう。」という会話を仕事中やオフの日でも毎日のようしていました。
個人としてもチームが勝つためにもっと成長したいという思いから、今シーズンはサッカーを観る時間を増やしました。これまではサッカーの試合を観ること多くなかったのですが、WEリーグの試合や海外の女子サッカーの試合を観て自分と同じポジションの選手の立ち位置やボールの持ち方などを学ぶようになりました。そうすることで、自分自身、これまでよりも余裕をもってプレーすることができ、成長を実感できる一年になりました。

〇この1年間で選手として、人として成長したこと

自らのアクションが増えたことです。
私は自分から何か行動を起こすことが少なく、何かをしたい!こうなりたい!などの欲がないので、なにも行動を起こせずにこの2年間過ごしてきました。
しかし、今年は河口湖屋台村のむすさんとのコラボ企画で「抹茶茶碗蒸し」の開発をさせていただいたり、りほ(田中)さん・源(源関)さんと一緒にセルバさんとのコラボ弁当を作りホームゲームで販売するなど様々な活動に携わることができました。
そして更には『PR女優』という肩書きもできました!笑
色々な方にPR女優楽しみにしているよ!と言ってもらえて嬉しいです。2025年シーズンも磨きをかけます。
このような経験を通して、チーム活動に対する意欲が増し、自ら行動を起こしたいと思うようになりました。行動を起こすことで今までよりも自分自身のことを知ってもらえる機会が増えたと思います。2025年シーズンも、もっと多くの人に自分のことを知ってもらえるように様々なことに挑戦していきたいです。

〇応援のチカラが私たちに与えるモノ

応援は私たちに偉大なパワーを与えてくれています。
試合中スタンドを見上げれば、熱いサポーターの方がいて、試合後にSNSを開くと温かいメッセージをくれる方がいます。今シーズン、足を止めたくなる時、下を向きたくなる時が何度もありました。そんな時、また頑張ろう。頑張りたい。と思える1番の要因は応援のチカラがあるからです。
どんな時でも、真っ直ぐに私たちのことを応援して下さる方々がいるから私たちは足を止めずに頑張り続けることができています。本当にいつもありがとうございます。これからも応援してくださる全ての方へ感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたいと思います。

〇FCふじざくら山梨はどんな存在であるべきか

山梨県のスポーツを盛り上げ、子どもから大人まで多くの方に勇気や感動、夢を与えられる存在、という必要があると思います。
そのために、まずは私たち自身がサッカーを楽しみ最後まで全力でプレーすることが大切だと思います。どんな時でも自分たちのあるべき姿を忘れずに行動し、その先になでしこリーグ1部昇格、WEリーグ参入をすることができれば、多くの方に夢や感動を与えることができると思います。
1日1日を大切に、FCふじざくら山梨の選手であると言う覚悟と責任を持ってプレーしていきます。