【わたし日誌】2024年シーズンを振り返るVol.2 ~内田朱夏#21~

FCふじざくら山梨の6シーズン目である2024年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:内田朱夏(本人)より

〇今年はどんな1年だったか

一言で表すと「辛かった」。でも新たな楽しさを見つけられた1年でした。
サイドバックは始めて取り組むポジションで、右も左も分からない状態でした。自分の良さを見失い、弱さばかりに目を向けてしまい、もうこのポジションは自分にはできない、自分のやりたいポジションでプレーしたい。と何度も葛藤しました。それでも「こうしたらどう?」とアドバイスをくれたり「どっちの方が良い?」と選択をさせてくれたり、朱夏の好きなようにやっていいんだよって声をかけてくださるチームメイトの存在が私にサイドバックの楽しさを教えてくれました。
特に無失点での勝利がすっごく嬉しくて、たまらなかったです。これが守備の楽しさなんだって知ることが出来ました。ゴールに繋がったのも守備陣のあのプレーが始まりだという嬉しさ。それとは逆に前線までボールを繋げられない難しさ。でもそれを繋げられるように考える面白さ。相手の特徴を捉えてボールを奪えた時の嬉しさ。
サイドバックでプレーすることが出来たから沢山の発見ができ、新たな楽しさを見つけることもできました。辛かったことを、楽しいに変えることが出来た1年でした。

〇この1年間で選手として、人として成長したこと

買い物に行って料理をすることです。
そして試合前に何を食べたら動きやすいのか見つけることができました。ポジティブに考えれば自分の好きなものを買って食べれます。その中で何が体に良いのか、簡単に作れるのかを自分で調べて料理することによって、栄養を考えるようになりました。来年はもう少し品数を増やせるように頑張りたいです。

〇応援のチカラが私たちに与えるモノ

FCふじざくら山梨のサッカー選手としての「誇り」と「モチベーション」です。
私たちを応援してくださる全ての方の支えがあり、私たちはサッカーを楽しむことが出来ています。小瀬では、3225人もの人が集まり、北麓でも1000人を超える環境でプレーできる事は当たり前ではないですし、楽しませたい、一緒に喜びたいと常に思わせてくれます。
だからこそやらなくちゃいけない。勝たなくちゃいけない。声援や温かいサポーターが近くにいるのを実感すると更に力が湧き、モチベーションが上がります。

〇FCふじざくら山梨はどんな存在であるべきか

シンプルになりますが、頑張れる源、そして楽しみです。
ふじざくらファミリーの皆様が「週末ふじざくらの試合があるから仕事を頑張れる。」そんな理由になる存在でありたいです。
2025年シーズンもそういった存在になれるようプレーしたいと思います。