【わたし日誌】2024年シーズンを振り返るVol.6 ~高山紗希#5~

FCふじざくら山梨の6シーズン目である2024年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:高山紗希(本人)より

〇今年はどんな1年だったか

2024年シーズンはいろいろな経験をさせてもらった1年間だったなと思います。人数が増えたことでできることが増えたこと、競争が激しくなったこと、チームがまとまることの難しさなど経験しました。
試合に出場する機会も少なく、なかなかサッカーをしている姿というのはお見せできませんでしたが、ピッチ外の部分でたくさん応援していただけてるということを目で見て肌で感じることができました。私たちが当たり前のようにしているサッカーというスポーツは当たり前ではなく、多くの人に支えていただいて、応援していただいて、そしてはじめてサッカーができているということに感謝しなければいけないと実感しました。
私たちにできることは何か、私たちがみなさんに与えられるものは何かということをもっと考え、そして行動に移していかなければいけないと思います。
思っているだけでは、考えているだけでは伝わらないものはたくさんあります。想いを伝えられるように、考えを行動に移せるように、今年はチャレンジしたいと思います。

〇この1年間で選手として、人として成長したこと

ふじざくらで6シーズン目を迎え、年齢も上から数える方が早くなり、チームの中での私の役割とはということを考えることが多かった1年間だったと思います。
今までは学ぶことや背中を追いかけてくることの方が多かったですが、昨年は学ぶことプラス、私自身が先に立ってやらなければいけないこともあると気づき、少しではありますが、行動に移せたのではないかと思います。間違えた時もありますし、うまくいかないことばかりでしたが、観ていてくれてる人は必ずいます。
無駄なことはないですし、一生懸命頑張っている人にはみんなが支えてくれます。そしてそういった人に人は集まります。
その挑戦が成功しても、失敗しても次に繋がるということ、自分自身が成長するために必要なことであるということに気づくことができました。

〇応援のチカラが私たちに与えるモノ

応援して頂いてる方々から夢を見させてくれてありがとう、勇気や希望をもらってます、と言っていただくことが多いですが、私はみなさんから勇気や希望をもらって背中を押してもらってますし、夢を見ることができるのは皆様の応援があってこそだと思っています。なので、私は「応援のチカラ」というのは、私たち選手だけでなく、応援してくれている方も含め関わってくださっている皆さんに勇気、希望、そして夢を与えてくれているものだと思います。
応援ってすごいんです。
あるのとないのとでは同じ全力でもみなぎるパワーって全然違うんです。いつも応援して頂いてる皆様に本当に感謝しています!改めて、この場を通してお伝えしたいです、「ありがとうございます」。

〇FCふじざくら山梨はどんな存在であるべきか

FCふじざくら山梨は山梨を代表するチームであり、応援され続けるチーム、そして多くの方に夢、感動、希望、元気、勇気などを与えることができる存在でありたいと思います。
また、なでしこリーグだけでなくサッカー界の新しいモデルになれるような存在である必要があると思いますし、私は信じてこれからもプレーします。