【わたし日誌】2024年シーズンを振り返るVol.8 ~五味小暖#20~

FCふじざくら山梨の6シーズン目である2024年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:五味小暖(本人)より

〇今年はどんな1年だったか

私はこの1年、わからないことだらけでスタートしました。
高卒で経験が少ない立場で、不安な気持ちでいっぱいだった中、優しく迎え入れてくださったGMの五十嵐さんをはじめ、監督、スタッフ、そして先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです。
正直、1年目で試合に出れるか不安でしたが、第3節の大和シルフィード戦でなでしこリーグデビューすることができ、それと同時にチーム最年少デビュー記録を出すことができたことがこの1年間で1番嬉しかったです。
それから少しずつ試合に出場する機会が増え、1アシストやスタメン出場することができました。
しかし、私の中でもっと結果を残したかったという気持ちが大きかったです。1番悔しかったのは、得意としているフリーキックを決めきることができなかったこと。
これまでのサッカー人生でフリーキックだけは誰にも譲ったことはなく、私の武器としていたので、チャンスをものにすることが出来ず「あの時決めていれば」と後悔することが今でもあります。今シーズンはフリーキックでの得点をまずは1点獲ることを目指し、頑張っていきたいと思っています。皆さん、期待しててください!

〇この1年間で選手として、人として成長したこと

選手としても、そして人としても共通することが、『自立』になります。
今までずっと実家暮らしだったのが、初めて家を出て一人暮らしになり、何もかも自分でやらなければいけなくなりました。最初は慣れないことばかりで、失敗も多かったですが、少しずつ回数を重ねていくうちに出来るようになるものが増え、自分で何かをするということの楽しさを覚えました。
その中で、私自身、料理をすることが好きなんだなと気づくことも出来ました。
選手としては、高校サッカーとは違って、やはり周りの影響力も凄く、意識の高さの違いを感じさせられる事が多かったです。そこで、とても刺激をもらいましたし、自ら行動しないと変われないということも学びました。
時間がある時はジョギングをしたり、武器だからこそフリーキックを練習したり、自宅で体のケアをしたりするなど、コツコツと自分でやるということを当たり前にできるようになりました。

〇応援のチカラが私たちに与えるモノ

応援は私たちにとって頑張れる理由です。
スポーツをしている以上、悔しいことや辛いことがつきものなので、下を向いてしまいそうな時が多くあります。でもそんな時に応援してくれる方がいるからこそ、喜んでもらいたい、結果で恩返しをしたいと思い、諦めずに戦うことができるんだと思います。
自分のためだけにサッカーをしていたら今頃とっくに下を向いて諦めていると思うので、そういった意味でも、応援が持つ力は、私たちが頑張れる理由になります。

〇FCふじざくら山梨はどんな存在であるべきか

「県民の方に愛され、憧れられる存在になる」必要があると私は思います。
私自身が山梨県出身というのもあり、もっと県民の方にFCふじざくら山梨というチームを知っていただく必要があるとこのチームに来て、より思うようになりました。
FCふじざくら山梨はどういうチームなのか、どのようなことに取り組んでいるのかをもっともっと知ってもらって、今よりも多くの皆さんに興味を持ってほしいと思います!