【わたし日誌】2024年シーズンを振り返るVol.16 ~小鍛冶旭#4~

FCふじざくら山梨の6シーズン目である2024年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:小鍛冶旭(本人)より

〇今年はどんな1年だったか

私にとってこの1年は、言葉では表せない悔しい1年になりました。
感情を言葉で表したくても、表せない。それほど、この1年間を見ると悔しい1年でした。
あと1歩のところで届かない結果に、きっと最終戦の勝敗の結果だけじゃなく、それまでにいたる試合の勝敗に私はとても悔しいです。私たちにまだまだ甘えがあるんだと思います。
昇格するチームに相応しいチームになれなかったこと、たくさんの人の期待に答えられなかったこと、試合に出ている1人として結果を出せなかったこと、全て悔しいです。個人として、もっともっと突き詰めていかなきゃいけないと思います。
ただ、嬉しいこともありました。
昨シーズンは、その前の2023年シーズンより皆さんと喜べる回数が増えたこと。私はとても嬉しく思います。
「皆さんに笑顔を届けれらるサッカー選手になりたいという」私自身の夢が叶う瞬間でもあるからです。
だからこそ、2025年シーズンは必ず昇格し、この悔しさをバネに皆さんとたくさん喜べる瞬間をまた沢山作ります。
1年間、いつ・どんな時も・どこにいても毎試合応援していただきありがとうございました!

〇この1年間で選手として、人として成長したこと

私が選手として成長したと思うところは、守備の判断力です。
攻撃が好きな私にとって守備は苦手です。ですが、私はSBなので両方を求められるポジションです。
攻撃が好きな特徴から、前から行きたくなる癖があります。それが奪えれればいいですが、奪えなければピンチに変わります。そんな判断力が私にはとてもじゃないほど無かったです。
いつもは仲良く見える、隣でいつもカバーしてくれるげんさん(源関)にいつも迷惑をかけ、いつも喧嘩してました。笑
「自分は前から行きたい!」でも、「スペースは誰が守るの?」と。そんな何回もぶつかって、何度も迷惑をかけ、私は成長することができたと思います。
そんな周りにいるみんなのおかげもあり、少しずつ、ここは行っていい時だ!今は撤退しなきゃいけない!と判断できるようになってきました。
まだまだ足りないことはたくさんありますが、自分が周りのおかげで成長できた分、今シーズンは誰かの力になれるくらい余裕のある選手になれるようまた成長していきたいです。
『げんさん、いつも怒ってごめんね,たくさん向き合ってくれてほんとにありがとう!』

〇応援のチカラが私たちに与えるモノ

私の「サッカーを続ける理由」にあります。
そして、サッカー選手としての価値を与えてくれる存在です。
応援してくれる皆さんを見て、まだまだ勝ちたい!勝利を届けたい!そんな気持ちがサッカーを続ける理由に繋がります。
そして、応援してくださる皆様が増えることで、その1人のサッカー選手としての価値も上がると思うんです。
皆様のおかげで1人のサッカー選手として見ていただけていること、まだまだ何も足りない私を、いつ・どんな時も応援していただき、私は本当に幸せなサッカー選手の1人だと思います。いつも応援してくださり、本当にありがとうございます!

〇FCふじざくら山梨はどんな存在であるべきか

たくさんの『人の心を動かす』チームであること。
試合での勝敗はもちろんのこと、試合を見にきていただいた皆さんが「今日来てよかった!また見に行きたい!私も頑張ろう!」そう思ってもらえるように、私たちはプレーで表現しなきゃいけないと思っています。
それが試合の勝利にも繋がると思いますし、私自身のサッカー選手としてのスキルも上がると思っています。
人の心を動かすというのは、良いこともあれば悪いこともあります。負けることでもしかすると悪い心の原因に繋がるかもしれないし、勝てば良い心が生まれる理由になるかもしれない。つまり、今シーズンは皆さんの心が私たちのサッカーを通して、良い方向に動かせれるように精一杯、毎日頑張ります!