【2025プレナスなでしこリーグ2部 第5節~試合結果~】VS 南葛SC WINGS

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
4月13日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第5節南葛SC WINGS戦の試合結果をお伝えいたします。

≪2025プレナスなでしこリーグ2部第5節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-2 南葛SC WINGS
-前半 1-1
-後半 0-1
(得点)
山本菜桜美
(来場者数)
513人

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 五味小暖 鈴木紋伽 高山紗希
MF 内田朱夏 中村友香 島村美風 菅百花
FW 小鍛冶旭 山本菜桜美 辻野友実子
(途中出場)
HT OUT 21 内田朱夏 → IN 14 脇田紗弥
63分 OUT 11 中村友香 → IN 30 保坂のどか
76分 OUT 9山本菜桜美 → IN 15 成迫実咲

【今節の振り返り~マッチレポート】

先週は富士山の銘水スタジアムで、今シーズンホーム初勝利を遂げたFCふじざくら山梨。

現在はリーグ戦2連勝中、今節は今シーズンなでしこリーグに昇格した南葛SC WINGSとの一戦になります。

本日の試合前には桜美林大駅伝部で監督を務める山路氏と駅伝部の選手たちが子どもたち、大人の方へランニングクリニックを開催してくださいました。走り方の基本や早く走るコツなどを参加者へ伝えてくれました。

また今日は鳴沢村サンクスデーとして試合前には鳴沢村の小林村長から激励の挨拶を頂き、ふじざくら名物のエスコートシニア企画を実施し、鳴沢村のおじいちゃん、おばあちゃんたちが雨の中、堂々と歩いてくださいました。

FCふじざくら山梨のメンバーは、フィールドプレイヤーは前節と変わらないポジションになります。
そしてゴールドキーパーには、昨シーズンリーグ戦全試合でゴールマウスを守った出口が今シーズン初のスタメンに名を連ねました。
この試合も、1週間前からの雨の予報が覆らず、朝から雨が降る中でキックオフを迎えました。
立ち上がりは相手がボールを保持する時間となります。
雨、風が共に強い中、ボールをしっかりつなぐ相手に対して、ふじざくらは思うようにボールを奪えず、厳しい立ち上がりとなります。
その中でも、小鍛冶、内田の右サイドが相手からボールを奪うと前への推進力を見せてチャンスを作り、相手ゴールに迫るシーンを見せます。
両チーム大きな展開がない中で、試合の均衡が破れたのは39分、ふじざくらが先制に成功します。
ふじざくらはコーナーキックを獲得し、キッカーにはレフティの島村美風がボールをセットします。
左足から放たれたスピードあるボールは、ペナルティエリア中央からニア気味に走り込んだ山本が頭で合わせ反らすと、ボールはファーのゴールネットを揺らします。
これでふじざくらは開幕から5試合連続での先制点となります。
リードしたのは束の間、前半の終了間際に、サイドからのクロスに対して中でシュートを打たれるも、ディフェンダー陣が身体を張ってはじきだします。しかし、その後も押し込む相手に対して、混戦を詰められ、同点を許してしまいます。
前半はそのまま終了し、スコアレスで折り返します。
ハーフタイムに入り、田口監督は「相手がアグレッシブに来てるから、サイドで1VS1の状況を作って戦おう。ボールを奪った後は、対角を狙うこと。しっかり周りに伝える、声をかけて、後半整理して戦おう!」と伝えて選手を送り出します。
後半に入り、脇田が内田の代わりに投入されます。
すると早速、左サイドの辻野からのクロスに、その脇田が合わせるも、ヘディングシュートはキーパーが正面でキャッチされます。
その後も、脇田が自ら仕掛け相手ゴールを脅かしますが、あと一歩シュートのシーンまで作れません。
後半に入っても雨足は変わらず、ピッチコンディションが悪い中、ふじざくらはパスが繋がらずロストしてしまい、相手がボールを保持する時間が徐々に増えていきます。それでも自陣内でキーパー、ディフェンス陣が声を掛け合い、ボールを奪い、相手に決定的な仕事をさせません。
しかし後半開始して16分後に、相手に追加点を与えてしまいます。
ふじざくらはコーナーキックのチャンスから、ペナルティエリア内でゴールを狙うも相手に大きくクリアされます。
自陣までクリアされたボールをトラップして、攻撃を組み立てようとした高山でしたが、前線の相手がプレッシャーを与えてきたところで、ボールを奪われます。
ボールを奪った相手にそのままドリブルで独走されると、ペナルティエリアでゴールキーパーの出口との1VS1となったところを、最後は右足で決められ、リードを許してしまいます。
追いつきたいふじざくらは、積極的に前線にボールを送りますが、長身の相手センターバックのディフェンダーに跳ね返され、ペナルティエリア内に侵入させてくれません。後半終了間際には、脇田がドリブルで相手自陣を推進し、決定的なシーンを迎えますが、ボールは枠を捉えることができません。雨が降りしきる中、終了のホイッスルが鳴り、今シーズン初黒星を喫してしまいました。
大雨、強風が吹き荒れ、気温も10度以下と非常に厳しい環境でしたが、500人以上の方にご来場を頂きました。
雨でぬれて寒かったと思いますが、感謝申し上げます。
選手は、こんな天気にも関わらずお越し頂いた皆さんに勝利を届けたかった想いで一生懸命戦いましたが、このような結果になり、悔しい想いです。
この悔しさを次節で晴らせるよう、明日以降しっかり取り組んで参ります。
以下、田口友久監督とキャプテンの菅百花、ディフェンダーの鈴木紋伽のコメントになります。
田口友久監督
Q)試合を振り返って
A)準備はしっかりしてきたのですが、こちらが想定していたシステムではなかったことから、ミラーゲームのような陣地の奪い合いのような試合になってしまいました。そのため、最初は押し込まれることもありましたが、自分たちが相手コートでサッカーをすれば正気はあると思っていたので、試合中色々修正もしたのですが、勝ちきることは出来ませんでした。ただ、良い部分もあり、先取点については、コーナーではニアを使いたいと思っていた中で、理想通りのゴールを決めてくれました。あそこから勢いをつけたかったのですが、前半を1-0で折り返しなかったところが、後半苦しくなってしままいましたね。課題としては、この雨というコンディションの中で不用意なバックパスやピッチ状況、相手の勢い、時間などを考えたプレーの選択できておらず判断ミスが多かったところです。ボールを扱うという点でも、止める・蹴るの技術は相手チームのレベルは高かったですし、こういったコンディションが悪い中だと、プレーの幅含め、そういった差が出てしまったのかなと思います。攻撃の形もニア、ファーに対してクロスを上げれたら、もっと攻撃のバリエーションを相手に見せることでちょっと違った展開になっていたかもしれません。
Q)次節に向けて
A)リーグが始まり、どのチームもうちに対してハイプレスをかけてくるので、色んな策を試している中で、対応していくしかない。こういった相手に対して、ひっくり返せるようにしないとなかなか厳しくなってきますね。ただ、勝ち点46を取るために、是が非でも、勝ち点を獲りにいかないといけない。次節も現在首位のチームで、厳しい試合になる中でその次以降も上位のチームとの戦いが続いてきます。勝ち点を積み上げるためには、勝利を目指すことはもちろん、引き分けの勝ち点1で帰ってこないといけない。勝利が大事なので、アウェイでも良い戦いをして帰ってきたい。まだ、1つ負けただけなので、これから勝利を積み重ねます。
菅百花
Q)試合を振り返って
A)先制できたことは良かったです。しかし同点に追いつかれてしまった時間帯や、その後追加点を許してしまったこと、相手のペースに合わせてしまったこと、課題が多く残る試合でした。相手は球際や、セカンドの回収などハードワークしてる中で、私たちは出来ていないことが多かったです。逆転を許し、しばらくは押し込まれている状態が続きましたが、決して下を向いている訳ではなく、皆さんに勝利を届けるためゴールを目指していました。しかし跳ね返してくる相手に対しゴールができない、その結果先制できた試合なのにも関わらず勝ちきれず悔しい結果になってしまったと思います。
Q)失点を振り返って
1失点目は、ダブルチャレンジをしてしまい相手に優位性を持たせてしまいました。最初はどうにか跳ね返していたのですが、相手のゴールへの執念が深く、全員で守りきれなかったことが失点の原因かと思います。
Q)次節に向けて
次節の対戦相手はバニーズ群馬FCホワイトスターです。上からきているチームではあるので、私たちはトライする気持ち、チャレンジする気持ちを忘れずに挑みたいです。しかし勝たないと「昇格」という道は遠ざかってしまうので連敗は避けたいですし、次節に向けてしっかり良い準備をして山梨に勝ち点3を持ち帰りたいです。
 

鈴木紋伽

Q)今日の試合を振り返って
A)球際やユースボールへの意識の甘さが結果として出てしまった試合でした。ミラーゲームであれば、こちらの方が優位性があるのかなと思ったのですが、相手チームのマークしたい選手を抑えられず相手にペースを合わせてしまいました。ディフェンダーとしては、私たちがもっと安定させていれば試合運びも変わってきたのかなと思います。チームを鼓舞する声や体を張った守備などでチームに勢いを与えたいと常に意識はしているのですが、コーチングの質の低さなど課題が残る試合で、悔しい気持ちです。
今日の試合含め、スタメンで出させて頂いている中で、緊張はしていないものの、まだまた足りなところが多いと実感しているので自分自身の課題としっかり向き合い、チームから必要とされるディフェンダーやセンターバックを目指します。
 
Q)次節に向けて
A)今節も次節も古巣対決ということで人一倍強い気持ちで臨んでます。チームに勢いを与えられるようコーチングの質はもちろん課題と向き合い自分をつきつめ、なんとしても次節は勝ち点3をみなさんに届けたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします!