【2025プレナスなでしこリーグ2部 第7節~試合結果~】VS SEISA OSAレイア湘南FC

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
4月26日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第7節SEISA OSAレイア湘南FC戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2025プレナスなでしこリーグ2部第7節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-0 SEISA OSAレイア湘南FC
-前半 0-0
-後半 0-0
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 佐々木葵 五味小暖 高山紗希
MF 内田朱夏 成迫実咲 中村友香  菅百花
FW 脇田紗弥 山本菜桜美 辻野友実子
(途中出場)
HT OUT 16 辻野友実子 → IN 4 小鍛冶旭
59分 OUT 11 中村友香 → IN 29 三田幸望
69分 OUT 15 成迫実咲 → IN 28  島村美風
81分 OUT 14 脇田紗弥 → IN 27  加藤愛

【今節の振り返り~マッチレポート】

前節では、アウェイ群馬でバニーズ群馬ホワイトスター相手にドローと勝ち点1を獲得。

今節は昨シーズン、1勝1敗の戦績となるSEISA OSAレイア湘南FC。
今節では、3-4-3の布陣に戻し、ディフェンスラインには佐々木が今シーズン初先発となります。
中盤には、成迫・中村が組み、右サイドに内田、左サイドに菅が入ります。
前線は、開幕戦以来となる脇田が右に入り、中央に山本、左に辻野が並び、3試合ぶりの勝利を目指します。
前半チャンスを多く作ったのはふじざくら。
ビルドアップでボールを運ぶ相手に対して、前からのプレスで相手にプレッシャーを与え、中盤でボール奪取を狙う形がはまり、パスカットやボールホルダーへのプレスからボールを奪います。
前半15分、守備から攻撃の良い流れを見せます。
自陣右サイドでボールを奪うと、脇田が右サイドを持ち出し、クロスを上げます。辻野が相手のマークを外す動きで中央に飛び込み合わせるも、ボールは枠を外れます。
前半30分過ぎには、同じく相手の攻撃をプレスではめて、中盤でボールを奪います。
ハーフライン辺りで、そのボールを辻野が頭で後ろで待つ菅へ反らすと、そのボールを持った菅が左サイドから中央へ運び出します。
距離はありながらもミドルレンジの距離に対して、右足でゴールを狙うとボールはキーパーの頭上を襲い、かろうじてボールに触れてゴールバーを直撃するも、ゴールネットは揺らすことができません。
その後のコーナーキックでは、キッカーを務めた五味のボールは鋭い軌道を描き、ゴールネットに向かうもゴールポスト直撃と、再三、相手ゴールへ攻め込みます。
多くボールを保持しチャンスを作るも得点は奪えず、前半戦を折り返します。
ハーフタイムに入り、田口監督から「守備に関しては、ディフェンスライン引き出して背後狙ってくるから、スペース埋めること。攻撃はしっかり認知する時間あるから有効的なスペースよく見て、対角を狙えるところ意識してみよう。攻撃の形は良いから、ファイナルの質を求めつつも、攻撃の作りもしっかりやろう!あとは決めるだけ!」と選手へ伝え、送り出します。
ハーフタイムで辻野に代わり、小鍛冶がピッチに入ります。
後半立ち上がりは相手がボールを保持し、ふじざくらは守備に回る展開になります。
しかし、立ち上がり5分に、中盤で相手のパスミスに反応した中村が相手自陣でボールを運びます。3対2の状況を作ると、右サイドに流れた小鍛治へパスを出します。パスを受けた小鍛治はドリブルで持ち出し、右足で一閃でシュートを放つも、ボールは浮いてしまい、枠を捉えることができません。
その僅か1分後には、左サイドに開いてボールを受けた脇田がドリブルでペナルティエリアに侵入し、左足でグラウンダーのクロスを送ります。
中央の山本には合いませんでしたが、大外から走り込んだ内田がシュートをするとキーパーの脇を抜け先制点かと思った瞬間、相手選手の足が伸び、クリアをされゴールとはなりません。
後半に入ると、パスミスや中盤でボールを失うケースも増え、後半開始15分後には、カウンターから現在得点王を走る選手にミドルシュートを放たれると、ボールはポストを直撃します。そのこぼれ球をいち早く反応した佐々木が大きくクリアをして、ピンチを乗り切ります。
後半も半分が経過した26分後には、最大のチャンスが訪れます。
右サイドからのクロスが左サイドに流れ、小鍛冶がそのボールをキープし、味方との連携から再度ボールを持つと、左サイドから一瞬のスピードで相手を交わし、ペナルティエリアに侵入します。
フリーな状況を作り、右足にボールを持ち替え、キーパーの位置を確認し、右足を振り抜くもボールはゴールバーの上を通過し、枠内を捉えることができません。
その後も、ゴール前でのチャンスは作り、前半のシュート7本を上回る8本のシュートを後半だけで放つも、ゴールは遠く、試合は0‐0のまま終了となりました。
先週に続いて、勝ち点を1つ積み上げる形となり、勝ち点12で順位は4位のままになります。
本日も先週の群馬に続き、アウェイにも関わらず約200名のサポーターの方が足を運んでくださいました。
来場者数が400名との記録になっておりますので、半分がふじざくらサポーターとなりました。いつも応援してくださるサポーターの皆さまには感謝を申し上げます。
多くの応援がある中で、勝利をお届けできずに悔しい限りですが、次節は約3週間振りのホームゲームとなります。
次節の対戦相手は、勝ち点差6を付け、首位を走る吉備国際大学シャルム岡山高梁との試合になります。
3週間、勝利がないため、次のホームゲームでは久しぶりに皆さまと勝利を味わいたいと思いますので、是非多くの方に会場へ足を運んで頂けると嬉しいです。
以下、田口友久監督、今シーズン初のフル出場を果たした佐々木葵、今シーズン初出場の加藤愛のコメントになります。
田口友久監督
Q)今日の試合を振り返って
A)今日も多くのサポーターの方にお越しいただき、本当に感謝しかないですし、本当に大きな声援を受けてホームのような環境でやらせてもらったことに感謝してます。試合のところは勝ちきれなかったということにつきます。決定機も5.6本あったので、あれを決めれるかどうかというところですね。1失点を無失点にする、無得点を1点、2点というところをこだわってきましたが、最後は個人だと思います。イメージ通り打ててないからシュートが入っていないと思うので、キーパーがいないところに撃ち抜くこと、その技術を身につけないといけないと思います。
選手たちはよく戦っていましたし、守備のところも「0」に抑えられたというのはよかったですし、初先発の佐々木葵も良いパフォーマンスをしてくれました。そういう中で、一個こじ開けるというのができなかったというのは反省です。
Q)メンバー変更がいくつかあったと思いますが、その佐々木葵の起用について
A)シャドーストライカーの選手がDFラインの裏に抜ける動きがあるというのはスカウティングでわかっていたこと、本人の調子が今週とても良かったのがあります。また、佐々木は日々の取組みも素晴らしい選手の1人なので、使いたいとは思っていた中で、今節は相手の構造とマッチすると思い、起用を決断しました。
Q)成迫の中盤器用について
A)南葛戦の反省を受けて、本当はこちらの2列目が抜け出すというのをやりたかったのですが、自分たちの3バックに対して、3トップが追いかけてプレッシャーかけてくることがわかってましたので、そこでうまく剥がせるかわからなかった部分もあり、中盤から上手く試合を作れる選手を起用したかった狙いがありました。
Q)シュートが多かったけど無得点。チームとしてどのような取組みを考えてますか
A.)最後は個だと思っている部分もありますが、チームとして出来ることは5.6本の決定機を8.9本と増やすことだと思います。最後のシュートの質については、チーム戦術ではなく個人戦術だと思うので、選手一人一人がこだわらないといけない部分だと思います。もちろん選手たちもわかっているので課題という風には捉えていませんが、狙ってるところに狙ってるボールを蹴れるか、それだけだと思うので、練習でもそこは取り組もうと思います。
Q)次節への意気込みを
A.)ここ3試合勝てていないので、自信もなくしがちかなだと思うのですが、やっている内容を考えたらいいゲームはできてます。そこはポジティブに捉えていきたい。
首位の相手に対して戦いになり、アグレッシブなチームなのでそこをどのように打開していけるのかというのと、負けじと自分たちもアグレッシブにいけるかというのは大きなひとつのテーマになります。観ていただいてる方に「また観に行きたいね。」と思ってもらえるような一生懸命なサッカーができればいいなと思います。来週もまた熱い声援をいただけると選手の力になりますので、是非よろしくお願いします。
佐々木葵
Q)試合を振り返って
A)メンバーが大きく変わった中で、勝ちきれない、決めれない、最後の最後を守りきるなど、前節の反省点を改善し、チーム全体として隙なくやろうと決めていました。無失点ではありましたが、シュートが決めきれない場面が多く、日々の練習でもっと精度をあげていくべきだと改めて感じた試合でした。後ろ3枚で、前が2枚と負担は前の方が大きいので自分たちのところで相手を潰し切ればチームとしては楽だし、とにかく目の前の相手に負けないことを意識していました。前半は奪いにいこうとしすぎて、そこを相手につかれ利用されてしまいましたが、後半から、島村も入り、流れが変わり試合の中で修正できたのは良かったです。深い部分まで確実に運べていて、あとは決め切るだけですし、アウェイなのにも関わらず沢山のサポーターさんが来て下さり、良いプレッシャーの中で決めきり、勝つという気持ちを練習から念頭に入れ、取り組んでいきたいです。
Q)ふじざくらに入団し、スタメンフル出場はどうでしたか?
A)個人としては、公式戦の90分フル出場が久しぶりでした。フォーメンションも前に所属していたチームではやっていなかったセンターバックで、守備として失点を防ぎ、攻撃の起点にもならなきゃいけないなと自分の中でしっかり整理が出来ていたので、特に焦ることも無く緊緊張もしなかったです。私自身はできること、やってきたことを思い切ってやろうと自信を持ってピッチに立ちました。
Q)次節への意気込み
A)3試合連続勝ちきれず、やはり守備も攻撃も隙を無くすという点はこれからもっと突き詰めていけると思います。これからも試合は続きますが、しっかり勝ち点3を取り、そして自分自身も積み上げて行くところは積み上げ、チームに貢献できるよう準備していきます。
加藤愛
Q)試合を振り返って
A)やってきたことをしっかり発揮出来れば勝てる試合ではあったので「決めきる」ことが一番の課題であり、そこを改善することが私たちの目指す1部昇格に直結する部分だと改めて感じた試合でした。
個人的にはボランチから1個前のポジションのシャードになり、求められていることは決定力やチャンスを作り続けることです。決めきれないということはチャンスは何度も作れたとポジティブにも捉えることはできますが、ワンチャンスを逃してばかりなので、そのワンチャンスを自分が物にし、チームの勝ちに貢献したいと強く思いました。
Q)今シーズン初出場
A)シーズンを通して結果が伴わなかったわけではないですが、スタメンとスタメンでは無い人関係なく、全員が良い準備をしている中で、今日出場できたことは「やっときた」という気持ちでした。
それなりの準備は自分含めほんとに全員がしっかりしているのでチーム全員で高めあっている良い環境がつくれていると思います。
Q)緊張感は
A)なかったです。元からあまり緊張しないタイプというのもありますが、チーム全体として普段の練習から緊張感ある中で取組めてるのもあると思います。
これまでの6節を通して、メンバーの入れ替わりが多かったですし、メンバーの組み合わせ次第で、誰が出るかが変わるだけであって、みんなが出るチャンスがあると感じてます。良い準備をしていればいつか回ってくるとは思っていましたし、そのずっと準備していたからこそ緊張することはなかったです。
Q)次の試合への意気込み
A)今日もたくさんの方に来ていただいていて、目で見てわかるくらい多くの方に応援してもらっているということを感じるので、まずはしっかりと結果で応えられるように準備したい今回決めきれなかったところであったり、個人的な課題も明確になったので、そこを突き詰めてしっかりと勝ちを届けられるようにしていきたいなと思います。