
【2025プレナスなでしこリーグ2部 第8節~試合結果~】VS 吉備国際大学シャルム岡山高梁戦について
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
5月3日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第8節吉備国際大学シャルム岡山高梁戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2025プレナスなでしこリーグ2部 第8節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 0-1 吉備国際大学シャルム岡山高梁
-前半 0-0
-後半 0-1
(来場者数)
619人
≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 五味小暖 鈴木紋伽 高山紗希
MF 佐々木葵 保坂のどか 三田幸望 菅百花
FW 内田朱夏 脇田紗弥 辻野友実子
(途中出場)
56分 OUT 21 内田朱夏 → IN 15 成迫実咲
74分 OUT 14 脇田紗弥 → IN 9 山本菜桜美
74分 OUT 16 辻野友実子 → IN 4 小鍛冶旭
74分 OUT 30 保坂のどか → IN 11 中村友香
【今節の振り返り~マッチレポート】
4月13日のホームゲームで黒星を喫し、アウェイ2戦を引分けとなり、ここ3戦白星がないふじざくら。
勝利を羨望するFCふじざくら山梨は、現在首位の吉備国際大学シャルム岡山高梁を迎え撃ちました。
試合前には、元トランポリン日本代表の上山さんによるオープニングパフォーマンスが披露され、トランポリンの演技を披露し、観客からは「おーすごい!」と大きな歓声と拍手が送られました。
本日の試合では、約3年半ぶり(1,294日振り)にスタメン復帰を果たした保坂が、今シーズン初先発の三田と共に中盤で出場を果たしました。
前半チャンスを多く作ったのはふじざくら。前線の内田、脇田、辻野の3トップが高い位置からアグレッシブなプレスを仕掛け、相手のビルドアップを寸断します。
前半10分頃には、脇田からのパスに反応した辻野がペナルティエリア内でシュートを放ち、こぼれ球を詰めるも惜しくもGK正面。
その5分後には、保坂がボール奪取か脇田に繋ぎ、ピッチ中央から右サイドをドリブルで突破。相手敵陣に侵入すると、中央に走り込んだ三田がパスを受け、小さなトラップからシュートを放つもキーパーに弾かれなど、決定機を作ります。
その後も、右サイドに起用された佐々木が積極的なプレスで相手からボールを奪うと、クロスや果敢な仕掛けからシュートを放つなど、序盤から相手自陣でゴールに迫るプレーを魅せます。
一方、30分頃には、相手前線選手が縦パスで抜け出し、鈴木・五味が懸命に追うもスピードで離され、キーパーと1VS1になりシュートを打たれるも、出口が素早い反応を見せ、先制点を与えません。
前半は9本のシュートを放ち、優位に進めるも得点は奪えず、前半を0-0で折り返します。
ハーフタイムでは田口監督から「守備の背後は組織で行おう。声がけをしていければ大丈夫。攻撃においても、ミドルで狙えてるし、侵入できるところはそれも良い形。良いゲームができているから、このまま後半も自信をもっていこう!」と声をかけて選手たちを送り出します。
そのハーフタイムではゴールデンウィークの特別企画として、親子リレー大会Supported by 富士桜高原麦酒が行われました。大人が150メートル、子どもが50メートル走を走るリレー大会を開催し、約7組のご家族が参加してくださいました。参加賞として、大人の方には富士桜高原麦酒、子どもにはお菓子の詰め合わせセットをお渡ししました。
迎えた後半、先に流れを掴んだのは吉備国際大学シャルム岡山高梁。
キックオフ直後から、前線のプレッシャーを強め、ふじざくらは押し込まれる展開になります。
後半立ち上がり早々、コーナーキックの混戦からゴールバー直撃のシュート、そのこぼれ球を押し込まれるも高山が身体を張ってボールを跳ね返します。
その直後にも、コーナーキックを相手に与えると、ドンピシャのタイミングで相手にヘディングを合わせられるも、出口が素晴らしい反応を見せてボールをキャッチします。
再三、自陣ペナルティエリアで相手のシュートを防いでいたふじざくらでしたが、均衡を破られてしまいます。
コーナーキックのクリアボールを相手に拾われると、再び放たれたクロスボールがルーズになり、ペナルティエリア内でセカンドボールを相手に拾われ、先制点を許してしまいます。
追いつきたいふじざくらは、山本・小鍛冶・中村を立て続けに投入します。
すると交代直後に、右サイドの佐々木のクロスに山本が競り、ボールがこぼれてきたところを小鍛冶が右足で放つもキーパーにキャッチされます。
ゴールに迫り続けるも、相手のディフェンス陣にロングボールを跳ね返され、中々チャンスを作ることができず、試合終了のホイッスルが鳴りました。ホームゲーム2連敗、4試合連続で勝ち星なしという状況です。
苦しい流れを断ち切り、サポーターの皆さんと共に歓喜を分かち合う日を目指すために、3日後のJFAアカデミー福島戦での勝利を目指します。
そして良い流れを作り、小瀬でのホームゲームに弾みを付けたいと思います。
以下、田口友久監督とキャプテンの菅百花、保坂のどかのコメントになります。
田口友久
Q)試合を振り返って
A)立ち上がりはすごく良かったと思います。相手が前にアグレッシブなチームなので、自分たちもそこをひっくり返して行けるよう脇田を前線に入れるなど色々変えてみたのですが、1点が遠かったです。後半に入り、相手がより一層アグレッシブになったところを押し込まれ失点してしまいました。そこの失点するまでの押し込まれているあの時間は悔やまれますし、あのシーンで1回でもひっくり返せれば、また結果も変わってたかもしれません。両チーム決定機があるオープンな試合で決定力・判断力の差であったり、決め切るという点でも差が出てしまったと思います。
ただ、選手はみんなよくやってくれたと思いますし、今日は今シーズン初のスタメンになった保坂、三田は良い働きしてくれてたと思います。GKの出口も失点以外の決定機も防いでくれて、コーナーでも勇気を持って前に出ていましたし、首位相手に対して全員ほんとよくやってくれたと思います。
Q)次節に向けて
A)細かいところや内容にこだわりながら勝つことをやっていかないと、これからこのなでしこリーグを勝ち続けることはできないと思います。そういった意味でも、守備や攻撃もアグレッシブに戦う中で、勝利という結果もお届けしたいです。今まで、もこれからも根気強く選手と向き合っていくつもりです。
菅百花
Q)試合を振り返って
A)前半から入りも良かったと思いますし、相手の嫌がるプレーをできていたので、やはりどこの決定機でものにするかは大事だと思いました。前半何本かチャンスがあり、私たちが先制していたら自分達のペースで試合運びをできていたとは思うので悔しさが残る試合だったと思います。しかしスタメンが変わっていく中、誰が出ても高いパフォーマンスができています。例えば、前線の3人の選手に優位性のあるフォーメーション組んでいたので足の速さや相手より有利にゴールに迫ることもできてましたし、ほんとにあとは決め切るだけでした。
Q)次節に向けて
A)次の試合に向けて、ほんとに誰が出てもおかしくないですし、パフォーマンスを落とさず2日後にすぐ試合があるということ、今日出てたメンバーは回復に努めること、そして全員で切り替えて行こうと仲間に声をかけました。アウェイ福島でしっかり勝ち小瀬は良い流れで挑みたいです。
保坂のどか
Q)試合を振り返って
A)首位の相手に対しチャレンジャーとして相手に走りや運動量で上回ると全員で掲げピッチに立ちました。前半はその気持ちでハードワークをして、攻守どちらもアグレッシブに戦えてたと思います。しかし、後半からは疲れなどから入りもいまいちな気がしました。そういった点では課題は残りましたが、全体的に見て、最後まで戦うこと、走ることなど勝つ気持ちをプレーで表現できるようになったと思います。
内容は悪くないと選手の気持ちが劣っている訳では無いですし、でも勝ちきれないそのあと一歩はなんなのかを一人一人が突き詰める必要はあります。
Q)1294日ぶりのなでしこリーグスタメン出場について
A)スタメンでみんなに送り出してもらう感覚や入場全てが久しぶりで嬉しくて、前日から楽しみでしかなかったです。ソワソワというか、変な感覚はあったのですが、緊張はせず今までやってきたことがあるからこそ自信もあるし、スタートで使ってもらえるのであれば、ある程度の役割は果たせると思っていました。そして試合を終えた今も楽しかったという気持ちでいっぱいです。
試合に関しては、だいぶ動けるようになりコンディションが良い中で、やるんだったらボランチだけど点に絡んだり、決定機を演出するなど結果を出しチームに貢献したかったです。
Q)どんな気持ちで今日まで取り組んでいたか
A)やり続けるだけだと思いますし、いつかは使って貰えると信じて継続するのみだと思ってました。自分が納得できるプレーや、楽しんでサッカーすることを日々心がけているので周りの評価だけに左右されず黙々とやり続ける、その結果今に繋がっているんだと思います。
Q)次節に向けて
A)中2日と疲れているとは思いますが、それは相手も同じなので気持ちで負けず、応援してくださるサポーターの皆さんのためにも勝つという気持ちを全面にぶつけて勝ちきりたいです。