
【2025プレナスなでしこリーグ2部 第13節~試合結果~】VS FC今治レディース
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうござ います。
6月1日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第13節今治FCレディース戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2025プレナスなでしこリーグ2部第13節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 FC今治レディース
-前半 1-0
-後半 1-0
(得点)
27分 山本菜桜美
78分 中村友香
≪スターティングメンバー≫
GK 米澤萌香
DF 佐々木葵 源関清花 加村ななみ
MF 小鍜治 旭 五味小暖 三田幸望 島村美風 辻野友実子
FW 脇田紗弥 山本菜桜美

(途中出場)
57分 OUT 29三田幸望 → IN 15成迫実咲
71分 OUT 28島村美風 → IN 11中村友香
86分 OUT 4小鍜治旭 → IN 21内田朱夏
86分 OUT 20五味小暖 → IN 27加藤愛
86分 OUT 16辻野友実子 → IN 10菅百花
【今節の振り返り~マッチレポート】
前節では後半戦スタートの試合を0-
前節の敗戦から立て直しを図る大事な一戦に向けて、 この試合では山本がスタメンに戻り、脇田と2トップを組みます。
トップ下の位置に三田が入り、 ボランチには島村と今シーズンDFとして全試合出場の五味が入り ます。右サイドには小鍛冶、左サイドには辻野が、 3バックには佐々木、源関、加村が入り、 ゴールキーパーには4月13日以来の出場となる米澤が入り、本日のスターティングイレブンです。

試合開始からFCふじざくら山梨は積極的にボールを保持し、 主導権を握る展開となります。
中盤に入ったが五味、島村が的確なポジショニングでボールを配給し、 サイドの小鍛冶と辻野が幅を使った攻撃を展開します。

前線では、山本がフィジカルを活かしてボールをキープし、 脇田が裏へ抜け出し、 相手ディフェンスラインを脅かします。前半16分頃には、 脇田が抜け出し、ペナルティエリアで決定機を迎える場面もありましたが、シュートは枠を捉えません。
この試合では脇田、 三田が抜け出すために駆け引きを展開。しかし、序盤は中々タイミングが合わず、 オフサイドに泣くシーンが目立ちます。

攻撃がアクティブの中、守備面では、3バックがコンパクトなラインを保ち、 FC今治レディースの攻撃をシャットアウト。源関・ 佐々木が空中戦で強さを見せ、相手に自由を与えず、加村・ 源関がボールを保持し、攻撃のきっかけを作ります。

すると、27分についに均衡が破れます。
ビルドアップから攻撃を組み立て、島村が中盤でボールを持つと、裏に走り出した山本へロングボールを送ります。


山本は相手との駆け引きから自分がボールに近い位置を確保すると、ダイレクトでロングシュートを選択。ペナルティエリア手前から放たれたボールはキーパーの頭上を越えて、ゴールネットを揺らします。山本は5月11日の小瀬開催振りの得点となります。

前半終了時点でスコアは1-0。 FCふじざくら山梨はボールを支配し、 チャンスを作り出しました。
田口監督は選手たちに対し、「 前線でボールを収めた際の周囲の関わりを増やし、 決定機をさらに作り出そう」と指示。守備面では、「 ボールを奪われた後の切り替えを速くし、 試合の入りを大切にしてハードワークを続けよう」 とハーフタイムに選手たちを鼓舞しました。
後半もFCふじざくら山梨がボールを保持し、 主導権を握る展開が続きました。
後半6分、 小鍛冶旭が右サイドで相手をかわし、左足でクロスを供給。 山本菜桜美が狙うも、わずかに合わず得点とはなりません。
その1分後、 ペナルティエリア前の混戦からこぼれたボールを佐々木がダイ レクトでシュートを放つも、枠を捉えませんが、前半の勢いのままに攻撃を繰り広げます。

後半17分、小鍛冶からのパスに脇田が裏へ抜け出し、 ドリブルでペナルティエリアに侵入。ファーサイドに辻野がフリーで走り込むも、アーリークロスは相手の足にあたり、クリアされます。
逆にカウンターを受けるシーンもありますが、後半24分、自陣左サイドを突破されシュートを放たれるも、 GK米澤萌香が好セーブを見せ、追加点を許しません。

後半28分、島村美風に代わって中村友香が出場。

逆サイドに小鍛冶が上がる中、右足で放ったシュートはグラウンダーでポストに当たり、ネットを揺らします。
中村はなでしこリーグ初ゴールとなります。

試合終了間際には、 脇田が抜け出しGKと一対一の場面を迎えるも、 相手GKのファインセーブに阻まれ得点には至りませんでした。

危なげなく、試合はそのまま終了し、FCふじざくら山梨が2- 0で勝利を収めました。5月11日以来、 2試合ぶりの勝利となりました。
本日は今治でも多くのふじざくらサポーターが駆けつけてくれました。
どこにいっても熱い声援を届けてくれるサポーターの皆さまには感謝を申し上げます。

以下、田口監督と得点を決めた山本、中村のコメントになります。
田口友久監督

Q)試合を振り返って
A)まず、感謝の想いがこみ上げてきました。 それはサポーターさん、頑張ってくれた選手、そして、こういう素晴らしいスタジアムでやらせてもらえたことも含め 、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。内容ですが、全体的に「 狙い通り」といってもよいかもしれません。攻撃としては「相手を見て動かす」 ことを意識し、 ボール保持だけでなく背後も狙いながらボールを前進させることが よくできました。2列目、 3列目の選手の抜け出しも効いてたと思います。全体的な「守備の強度」と「質」も高く、 相手の3トップに対して、良いジャッジで対応してくれました。ただ、正直、決定機は多くもうちょっと点は取れたと思うので、 その辺りはまた来週に向けて取り組んでいきたいと思います。
Q)次節に向けて
A) この試合でできたことをもっと積み上げていく必要があります。点を取れる場面を逃したことや失点に繋がりかけ場面は、守備の弱さ、特に「奪うところの弱さ」が出た部分です。ここはもっともっと磨いていかないといけない課題です。今日の結果は「自信にしていい」とは思いますが、「過信は禁物」なので、 また来週に向けてしっかり向き合って、 準備をしていきたいと思います。
山本菜桜美

Q)試合を振り返って
A)今日の結果次第で、上位にいけるかいけないかがかかっていた大事な試合だったので、とにかく結果が出て良かったです。苦しい状況が続いていた中で、まずは勝つことが大事だと思っていたので、今週やってきたことに自信を持って、チーム全員が統一して出しきることが大切だと思っていました。また、個人としては得点という形で貢献できればいいなと思って試合に挑みました。小瀬での得点以来のゴールだったのですが 、ボールが来たら足を振ろう思っていたので、得点できてよかったです。今日の試合をきっかけにチーム全員で良い流れに乗っていきたいです。
Q)次節に向けて
A)まずはチームとしてここから連勝できるようにもう一度ギアをあげていく必要があると思います。まだ上位に食い込める可能性はあるので、1人1人がやるべきことをやり、また次に向けてチーム全員で切磋琢磨して頑張りたいと思います。引き続きご声援をよろしくお願いします。
中村友香

Q)試合を振り返って
A)最近なかなか自分たちのサッカーができず、結果がついてこなかった中で、チームにとって本当に大きな勝利だったと感じています。私自身は途中交代での出場でしたが、ボランチではなくシャドーのポジションで入りました。ハーフタイムにさや(脇田紗弥)と、FWにボールが入った時に周りとの距離が遠いことを話していたので、距離感を近くすることを意識しました。その結果、さやからのパスで裏に抜けることができ、あの得点に繋がったと思います。
Q)なでしこリーグ初得点&50試合出場について
A)50試合を意識していた中で、前節は出場することができず、今節は絶対出場して勝利に貢献したいと思っていました。初得点という形で50試合目を迎えられたことは、すごく良かったです。初ゴールも50試合達成も、そして何より試合に勝てたことが本当に嬉しいです。
Q)次節に向けて
A)今年のチームの目標は一部昇格であり、その大きな目標に向かって、よりこれからは1点1点を大切にして、一つずつ勝利を積み重ねていけるようにしなければいけません。そのために日々の練習でも、技術やプレー強度など一つ一つ細部にこだわって取り組んでいき、来週に向けてまた良い準備をしていきます。
次の試合もアウェーになりますが、応援よろしくお願いします!
