【2025プレナスなでしこリーグ2部 第19節~試合結果~】VS 大和シルフィード

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
9月28日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第19節大和シルフィード戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2025プレナスなでしこリーグ2部第19節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 3-1 大和シルフィード
-前半 2-1
-後半 1-0
(得点)
30分 脇田紗弥
34分 成迫実咲
82分 島村美風
≪スターティングメンバー≫
GK 米澤萌香
DF  鈴木紋伽 源関清花 加村ななみ
MF 小鍜治旭 中村友香 五味小暖 辻野友実子
FW 成迫実咲 脇田紗弥 菅百花
(途中出場)
55分 OUT 15成迫実咲 → IN 9山本菜桜美
55分 OUT 11中村友香 → IN 29三田幸望
72分 OUT 10菅百花 → IN 28島村美風
87分 OUT 14脇田紗弥 → IN 17大谷琉晏
87分 OUT 40鈴木紋伽 → IN 6濵名花子

【今節の振り返り~マッチレポート】

約3か月ぶりのリーグ再開戦。

アウェイの大和なでしこスタジアムには、ふじざくらの勝利を願う約300名近いサポーターが駆けつけ、スタンドをブルーに染めました。
選手入場時には大きな拍手とチャントが響き渡り、久々のリーグ戦を後押しする熱気に包まれて試合が始まります。
立ち上がりから積極的に前線からプレスをかけ、相手のビルドアップを自由にさせません。
特に脇田紗弥と成迫実咲、菅百花の前線からの追い込みに、中盤が連動してボールを回収。ロングボールに対しても鈴木、加村がフィジカルを活かした対応を見せます。
ふじざくららしいアグレッシブな守備からリズムを掴みます。
最初の決定機は前半6分。源関の正確なロングフィードに反応した菅百花が、相手最終ラインの裏へ抜け出しておさめてから右足を振り抜きますが、惜しくもミートしきれず。続く12分には中村のCKから相手GKがパンチングしたボールを菅がダイレクトシュート。しかし枠を捉えられず、スタンドのサポーターからは拍手と声援が飛びます。
試合の流れを掴んでいたふじざくらが待望の先制点を挙げたのは29分。
左サイドで菅が起点となり、中央の脇田へ鋭いパス。脇田はワンタッチでサイドへ流すと、左サイドを駆け上がった中村が受けて切り返し、絶妙なクロスを供給します。
ゴール前に入り込んでいた脇田が相手DFに体を預けながらも足を伸ばし、ゴールへ流し込みました。
スタンドは大歓声に包まれ、選手たちは喜びを分かち合います。
勢いそのままに34分、右サイドで中村がボールを持つと素早く展開し、抜け出した脇田がゴール前へ落とすと、走り込んだ成迫が合わせます。放物線を描いたボールはGKの手に触れずゴールに吸い込まれます。アウェイながらスタンドは大きな拍手とコールに沸き、スコアは2-0に。
しかし40分、自陣でのビルドアップを図る中、源関からのバックパスを相手に奪われ、そのままゴールを許してしまいます。
終盤に不用意な形で失点を喫し、前半は2-1で折り返しとなります。

ハーフタイムに田口監督からは、「立ち上がりから迷いなくプレーできているから、相手の優位性を見極めつつチャレンジしていこう。一つひとつの強度と質を大事にして、自信を持って!追加点を取りに行くぞ」と声をかけて選手たちを送り出します。

後半は一転して大和シルフィードが主導権を握ります。
両サイドからの突破とクロスを繰り返され、ふじざくらは自陣に押し込まれる時間が続きます。
守備陣は最終ラインで身体を張り、GK米澤も好セーブを見せるなど、粘り強く耐える展開となります。
攻撃の糸口をなかなか掴めない中で迎えた後半10分、距離はありながらもフリーキックを得ます。小鍜治が丁寧にボールを入れると、五味小暖が合わせにいきます。しかし相手GKと交錯し、試合が一時中断するほどの激しいプレーとなり、スタンドのサポーターからは大きな拍手と声援が送られました。
その後も相手の攻撃を受け続け、18分には相手FWへの縦パスを起点に崩されかけますが、源関清花・加村ななみが体を張った対応を見せ相手にシュートコースに身体を投げ入れ、最後はGK米澤がキャッチ。苦しい時間を全員で凌ぎます。
24分には左サイドを突破され、クロスを入れられますが、ゴール前の源関、鈴木が集中した守備で跳ね返し続けます。
流れを変えるべく、ベンチも動きます。山本、島村、三田らを投入し、攻撃に厚みを加えようと試みます。
迎えた後半30分、苦しい状況を打破する、待望の追加点が生まれます。
左サイドを突破した辻野が深い位置からクロスを供給。ゴール前で待ち構えていた途中出場の島村が巧みなトラップから左足を振り抜き、豪快なボレーシュートを叩き込みます。劣勢の中で奪った値千金のゴールに、サポーターは総立ちとなり、選手たちの背中をさらに押します。
その後も相手にボールを保持される時間は続きましたが、サイドから侵入を目指す相手に対して、右サイドの鈴木、小鍜治が粘り強い守備を展開。
何度身体を当て、勇気がいるスライディングで相手のチャンスを阻止。最後までゴールを割らせず、試合は3-1で終了しました。
前半は攻撃的な姿勢から2得点を奪い、後半は相手の圧力にさらされながらも、集中した守備と途中出場選手の活躍で勝利を掴み取りました。
アウェイながら約250名のサポーターの声援が選手を後押し、久々のリーグ戦を白星で飾りました。
以下田口監督、島村美風、濵名花子のコメントになります。
田口友久監督
Q) 今日の試合を振り返って
「今日は多くのサポーターの方に足を運んでいただき、本当に背中を押していただきました。いつもそうですが、この応援に感謝しています。前半は準備してきた守備や攻撃の形をしっかり出せて、良い入りができました。ただ、失点してからは受け身になり、守備の規制や攻撃の部分で迷いが出てしまった点は課題です。それでもあの時間帯で島村が素晴らしいゴールを決め、苦しい中でも勝ちきれたのは大きかったと思います。」
Q) 後半苦しかった理由とその対応
「失点後に守備で一歩制限が弱くなったり、攻撃でボールをつなぐ場面を減らしてしまったりと、全体的に受け身になったことが要因かなと感じてます。夏の中断期間に取り組んできた“クロス対応”や“セットプレー対策”が結果として実を結び、失点を防ぎ続けられたことはチームの成長です。大和さんのように空中戦が強い相手に対して、粘り強く守れたことは自信になりました。」
Q) 次節に向けての抱負
「残り試合は負けられない戦いが続きます。次の広島さんも難しい相手ですが、個人のプレーの質を高めつつ、チーム全体で目合わせをして戦うことが大事です。夏に取り組んできたことを継続し、攻守両面で成長した姿を見せたいと思います。悔しい思いをした前期の借りを返すためにも、しっかり準備して臨みたいです。」
島村美風
Q)今日の試合を振り返って
「立ち上がりからチーム全体の入りが良く、先制点を奪えたのは大きな収穫でした。ただ、前半を0で折り返せなかったのは少し緩みが出てしまった部分だと思います。誰が悪いというわけではありませんが、チームとしてもっと徹底していければ、さらに良い試合運びができたと思います。」
Q)自身のゴールについて
「やっと決められた!という気持ちでした。今シーズンは「3ゴール3アシスト」を目標にしていて、すでに2アシストはできていたのですが、得点が取れていなかったので本当に嬉しかったです。ゆみこ(辻野)さんからのボールを胸でトラップし、反射的に振り抜いてゴールに繋がりました。気づいたらシュートを打っていた感覚で、あまり細かいことは覚えていないのですが、とっさに反応できたなと思います。仲間やスタッフが「よくやった!」と喜んでくれたのが本当に嬉しかったです。」
Q)次節への意気込み・サポーターの皆様へ
「後半戦の初戦を勝利で終えられたのは大きいです。残り3試合、入れ替え戦に進むためには勝ち続けることが大前提なので、来週もしっかり準備して挑みたいです。選手も観客も一緒に盛り上がれる試合にしたいと思います。今日はアウェイにも関わらず、多くの方が応援に来てくださり本当に力になりました。次節はぜひスタジアムを水色のユニフォームで埋めていただきたいです。その声援が私たちの力になります。応援よろしくお願いします!」
濱名花子
Q)今日の試合を振り返って
「リーグ後半戦の初戦ということもあり、チーム全体で「入り」を意識して臨みました。ベンチから見ても立ち上がりが良く、それが勝利に繋がったと思います。途中のみふう(島村)のゴールを含め、選手層の厚さも感じられました。中断期間では、同じポジションのあやか(鈴木)と意見を交わしながら、どう動くかをお互いに確認したり、コミュニケーションを多く取って準備してきました。チーム全体で切磋琢磨し、今日の試合に向けて積み上げてこれたと思います。」
Q)約1年3ヶ月ぶりのリーグ戦はいかがでしたか?
「昨年6月のケガ以来、リーグ戦は本当に久しぶりで、今までで一番緊張しました。普段はあまり緊張しないのですが、今日はピッチに立ってから試合が終わるまでずっと緊張していて、人生で1番緊張したと思います。それでも仲間が「おかえり」と声をかけてくれたことがとても嬉しく、支えになりました。」
Q)次節に向けて
「多くの方が応援に来てくださり、まるでホームのような雰囲気でプレーできました。サポーターの皆さんの声援は本当に力になりますし、背中を押してもらえる感覚でした。次節はずっと憧れていたJITリサイクルインクスタジアムでの戦いです。また1週間チーム全員で準備を重ね、今日のように良い入りができるようにしたいです。試合中にイレギュラーなことが起きても全員で立ち直れるよう、チームとしての対応力を高めていきたいです。」