【2025プレナスなでしこリーグ2部 第20節~試合結果~】VS ディアヴォロッソ広島
いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
10月5日に行われた2025プレナスなでしこリーグ2部第20節ディアヴォロッソ広島戦の試合結果をお伝えいたします。
≪2025プレナスなでしこリーグ2部第20節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 2-0 ディアヴォロッソ広島
-前半 1-0
-後半 1-0
(得点)
12分 五味小暖
49分 脇田紗弥
(来場者数)
1,470人
≪スターティングメンバー≫
GK 米澤萌香
DF 鈴木紋伽 源関清花 加村ななみ
MF 小鍜治旭 中村友香 五味小暖 辻野友実子
FW 成迫実咲 脇田紗弥 三田幸望

(途中出場)
HT OUT 29三田幸望→ IN 9山本菜桜美
65分 OUT 9中村友香 → IN 28 島村美風
80分 OUT15成迫実咲→ IN 17大谷琉晏
90+1分 OUT 3加村ななみ → IN 23 大森みさき
90+1分 OUT 4小鍜治旭→ IN 6濱名花子
【今節の振り返り~マッチレポート】
久しぶりにホームでのゲーム。
山梨におけるサッカーの聖地と言えば、間違いなく小瀬である。

それはヴァンフォーレ甲府さんによって創り出された価値と歴史であり、
そのヴァフォーレ甲府さんの試合が前日に行なわれたピッチで、なでしこリーグが開催される。
これは非常に光栄なことであり、ヴァンフォーレ甲府さんの試合で生まれる熱・勢いを継承し、勢いを持って戦うこと。
それが私たちにとって、この連戦の意味になります。

スタジアムには、今シーズン最多の1,470名の皆さまが駆けつけてくださりました。
本日は早野グループマッチデーということで、早野グループの皆さまが共に戦ってくださり、スタンドでの観戦はもちろん、エスコートレディー&キッズプロジェクトを実施しました。

12時53分、選手入場の音楽が流れると、スタンドからひときわ大きな拍手とタオルを掲げる姿がスタンドに。
“勝利をしてなでしこリーグ1部昇格へ”——選手・スタッフ、サポーター、スポンサー企業様、皆さんの想いが満ちる中、今シーズン最後の小瀬での試合が幕を開けます。

立ち上がりからふじざくらは積極的にボールを動かします。
五味小暖と中村友香ダブルボランチがテンポをつくり、左右に展開し攻撃を仕掛けます。
序盤から左サイドの辻野友実子のロングスローやクロスから、攻撃の糸口を探ります。
しかし、高さ、強さが武器の相手ディフェンスラインによって、跳ね返される序盤を迎えます。
すると迎えた11分。左サイドでの連携からボールをつないだふじざくらは、中村友香が中央で粘り、五味へと落とします。
距離は少しあったものの、五味は少し前を向くと、迷いなく右足を振り抜き、強烈なシュートがネットを揺らします。
地元甲府市出身であり、チーム最年少ゴールを更新した五味のゴールに、スタンドが沸きます。待ちに待った五味のゴールに、うれし涙を流すサポーターさんも多く見受けられました。

前半中盤は相手のロングボールに対して、ディフェンス鈴木・加村・源関が強さを見せ跳ね返し、ロングボールが行き来する展開になります。
セカンドボールを回収したいところですが、相手選手のフィジカルに押し込まれ、自陣での守備に回る時間が増えます。

前半終盤には、相手のカウンターからクロスバーを直撃するシーンを作られてしまいますが、
ディフェンスラインが体を張って守り抜き、セカンドボールを相手に渡さず、米澤萌香が最後の砦として立ちはだかります。
終盤相手の攻撃を受け続けた中でも、1-0で折り返したとき、スタンドからは自然と大きな拍手が起こります。

ハーフタイムに入り田口監督からは「相手のロングボールに対して、クリアの方向などしっかりこだわろう。カウンターもしっかり対応しないと点に繋がってしまう。攻撃ではもっと裏をねらうこと。ボールを持つ事を怖がらず、1つずつ!後半いこう!」と伝えて、選手を送り出します。
そんな私たちを後押しするかのように、ハーフタイムには韮崎高校書道部の皆さんが、書道パフォーマンスを披露。
「無敵」という漢字を書きあげ、選手たち、そしてサポーターの皆さんにパワーを送りました。

後半開始と同時に三田に変えて、山本菜桜美を投入ますが、この采配が追加点を生みます。
後半3分、山本がペナルティエリア前の中央エリアでキープすると、後ろから走り出した脇田紗弥へスルーパス。
このパスが脇田に通ると、GKとの1対1を冷静に制し、ボールをゴールへ流し込みます。
脇田は前節に引き続き、2試合連続のゴールで相手を突き放します。

その後は広島の反撃を受けながらも、チーム全員がふじざくら持ち前のハードワークでゴールラインを割らせません。

辻野は自陣から何度もドリブルで抜け出し時間を作り、五味は最後まで前線と中盤をつなぎ続けました。
交代で入った島村や大谷も懸命にプレスをかけ、試合のテンポを落とさず、リードのまま終盤を迎えます。

終了間際には守備固めに、濵名と大森を投入。
相手のクロス、コーナーからの攻撃も米澤を中心に凌ぐと、試合終了の笛が鳴り響きました。

今年小瀬での試合は3戦3勝。
最後の小瀬での試合も白星を挙げることができました。
本当に、サポーターさんの声援、拍手が選手たちの背中を押してくれての結果だと思っております。

次節は現在首位を走るVONDS市原レディースとの試合になります。
なでしこリーグ1部昇格に向けては負けられない試合が続きます。
次節、そして最終節に向けて、皆さんふじざくらに引き続き、ご声援をお願いします。
以下、田口監督、ゴールを決めた脇田、五味のコメントになります。
田口友久監督

Q)試合を振り返って
「まず、今日このような素晴らしい環境で試合をさせていただいたことに感謝しています。昨日、ヴァンフォーレ甲府戦後に横断幕を掲げてくださったボランティアの皆さん、そしていつも応援してくださるサポーターの方々、本当にありがとうございました。今日は1,400名もの方がスタジアムに来てくださって、まるでホームのような雰囲気で気持ちよくプレーすることができました。その後押しが、間違いなく今日の勝利に繋がったと思っています。
サッカー的な部分で言うと、相手が4-4-2で来ることは分かっていたので、3バックをうまく使って前進していくことを狙いとしていました。前半は狙い通りに進む場面が多く、やりたいことはかなりできていたと思います。先制した後は、少し受け身になってしまった時間帯もありました。相手が構えている中で蹴ってしまったり、勇気を持って繋ぐ判断ができなかったりという部分は、今後の課題だと感じています。
それでも、選手たちは本当にハードワークしてくれました。特に守備の部分では粘り強く対応してくれましたし、得点の時間帯も非常に良かったです。今日の勝利は、チーム全員が積み重ねてきたものの結果だと思います。」
Q)試合で意識したことと、その中での対応は?
「攻撃では、まず相手の2トップをどう超えるかという点を意識しました。3バックとアンカーでうまく前進するのが狙いでした。
1点を取ってからは相手が前に出てきたので、前半よりも裏が取りづらくなりました。そこで後半は、シャドーの動きとフォワードのポジションを少し入れ替えるなど、もう一度工夫して背後を狙う形に変更しました。途中交代の選手たちもその意図をしっかり理解してくれて、良い流れを作ってくれたと思います。
守備面では、相手がロングボールを多用してくることは分かっていたので、ボランチが無理に前掛かりにならず、セカンドボールの回収を重視しました。中盤の位置でコンパクトさを保ち、チーム全体でバランスを取れたことが今日の無失点に繋がったと感じています。
Q)次節に向けて
「今日は本当に多くの声援があり、選手たちの背中を強く押してくれました。90分間ずっと主導権を握ることは難しいですが、苦しい時間帯にこそサポーターの声がチームを前へ進ませてくれたと思います。後半の辻野のドリブルなど、あの勢いはまさにホームの雰囲気、皆さんの後押しがあったからこそ生まれたプレーでした。クラブ、サポーター、選手、スタッフ全員が「ファミリー」として一つになれていると強く感じました。
これから入れ替え戦やなでしこリーグ1部を本気で目指していくためには、このプレッシャーに耐えられるチームでなければいけません。技術や戦術だけでなく、メンタルの強さも大事になっていきます。今日のような試合を糧にして、また次に繋げていきたいと思います。
次節の相手VONDS市原FCレディースさんとは関東リーグ時代からお互い切磋琢磨してきた仲間でもあります。アグレッシブに、自分たちらしい攻撃を出し切って、また勝利を掴めるように1週間良い準備をして臨みたいです。」
脇田紗弥

Q)今日の試合を振り返って
「キャプテンの負傷だったり、他のチームの結果だったり、いろんな出来事があって、少しイレギュラーな部分もありました。そうした中でも、横断幕を準備してくださった方々や日頃から支えてくれる皆さんに「感謝の気持ちをプレーで表現したい」という思いで、チーム全員で「絶対に勝とう」と強い気持ちを持って臨みました。
試合は、いい時間帯でこはる(五味)が先制点を取ってくれて、チームに勢いが出ました。その後は相手に蹴り込まれるシーンも多くて、難しい時間帯もありましたが、もえか(米澤)を中心にディフェンス陣が粘り強く守って無失点で終えられたのは大きかったです。全員が集中して、最後まで気持ちを切らさずに戦えた試合だったと思います。
前半は自分の持ち味である裏への抜け出しがあまり通用しなくて、どうやって攻めたらいいのか少し悩んでいました。でも、途中からなおさん(山本)が前線で起点になってくれて、攻撃がよりスムーズになりました。後半は自分もシャドーの位置に入って、動き出しやサポートの部分で自分らしさを出せたかなと思います。」
Q)ゴールを振り返って
「なおさんと声を掛け合いゴール方向にコントロールできるように意識しました。縦のラインが空いたのが見えたので、そこに入ってきたボールをしっかりとコースに流し込みました。自主練で繰り返し打っている得意なコースだったので、自信を持って打てました。みんなが繋いでくれたボールを最後に決められたのは本当に嬉しかったです。
日頃から自主練ではシュート練習を中心にやっていて、特にこの試合のような形は何度も練習してきた形でした。ゴールを決めた瞬間は、素直に練習してきて良かったって思いました。また、このスタジアムでは自分でも相性がいいなと感じていて、これまで負けなしで来ているので、今日も「絶対に決めたい」という気持ちでいました。怪我でピッチに立てない選手もいたので、その分まで自分が決めたいという思いも強かったです。ゴールを決めた時は本当に嬉しかったですし、みんなの笑顔が見れて、頑張ってきて良かったなって思いました。
Q)次節に向けて
「今日は本当にたくさんのサポーターの方が来てくださって、拍手や声援がいつも以上に聞こえてきました。その応援が本当に力になって、最後まで90分間走り切ることができました。ホームの雰囲気は特別ですし、私たちにしか感じられないあの空気を作ってくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
チームとしても、残りの試合はどれも落とせない状況です。勝ち点や順位はもちろん気になりますが、まずは自分たちのサッカーをしっかりやること。周囲の結果に左右されず、自分たちで勝ち点を積み上げていくことが大事だと思っています。
次は首位との対戦になりますが、やることは変わりません。1人1人が全力で「圧倒的ハードワーク」を体現して、全員で勝利を掴みにいきたいです。サポーターの皆さんの力をまた感じながら、チーム全員で最後まで戦い抜きます。」
五味小暖

Q)試合を振り返って
「前節で引き分けた相手ということもあり、まずは何としてでも勝ち切りたいという強い気持ちで臨みました。結果として勝利できたことが本当に嬉しいですし、個人的にもリーグ初ゴールを決められたことは、一番嬉しかったです。後半は少しリズムを崩して相手のペースになる時間帯もありましたが、守備陣を中心に無失点で終えることなできホッとしています。」
Q)なでしこリーグ初ゴールを振り返って
「本当にやっと決められたという気持ちです。先輩たちからも「やっとだね!」と声をかけてもらって、嬉しかったです。
ゴールの場面は、ちゅんさん(中村)が「シュートを打つかな」と思ったのですが、相手の位置をみて打ちにくそうだったので自分の特徴であるキックでミドルシュートを狙おうと思い、思い切って振り抜きました。打った瞬間はあまり覚えていないくらい一瞬の出来事でしたが、気づいたらボールがゴールに吸い込まれていて、本当に嬉しかったです。今まで決められなかった悔しさも全部吹き飛びました。
実は父の誕生日が10月7日で、「誕生日プレゼントはゴールがいい」と言われていたので、この日に決められたのは本当に嬉しくて、最高のプレゼントになったと思います。日本航空高校時代は得点を重ねるタイプだったのですが、今シーズンはなかなか結果が出せず悔しい気持ちもありました。だからこそ、今日のゴールは特別ですし、これをきっかけにまたどんどん点を取っていきたいと思います。」
Q)次節に向けて
「今日のホームゲームでは、1000人を超えるサポーターの皆さんがスタンドを水色に染めてくれて、本当にホーム以上のホームという雰囲気でした。私たち選手がこの場所でプレーできるのは、皆さんが作ってくださる空気があるからこそで、感謝しかありません。声援のひとつひとつが本当に力になって、背中を押してもらいました。
試合後、ファンの方々から「おめでとう」「やっとだね」と声をかけてもらえて、本当に嬉しかったです。これまで支えてくださった方々に少しでも恩返しできたのかなと思います。
チームとしても、現在首位のVONDS市原FCレディースさんとの勝ち点差を詰めるためには、一戦一戦を勝ち切るしかありません。上位チームの結果に左右されることもありますが、まずは自分たちが目の前の試合で勝つことに集中していきたいです。残り2節、入れ替え戦出場を目指してチーム全員で一丸となって戦います。応援してくださる皆さんと最後に笑って終われるよう、引き続き全力でプレーします。」
