【わたし日誌】2025年シーズンを振り返るVol.14 ~成迫実咲#15~
FCふじざくら山梨の7シーズン目である2025年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:成迫実咲(本人)より
〇今年を振り返って
これまでのサッカー人生で一番たくさん感情が動いたシーズンでした。
2024年シーズンよりも出場機会が増えた嬉しさ、ゴールを決めてみんなと抱き合った時の喜び、WEリーグとの対戦が決まった時のわくわく感。その一方で、大事な時期に膝を痛めた時の絶望感、勝ち点を思うように重ねられなかった時の焦燥感、結果を出せない不甲斐なさも強く感じました。
その中でも1番は、苦しいという感情でした。試合に出してもらっているのに結果を残せなかったこと、自分が納得のいくプレーができない時期があったこと、自分の感じるコンディションの良し悪しと出場時間にギャップを感じていたこと、自分の中の違和感と葛藤する日々も過ごしました。中断期間に感情を整理するために書いたノートには、「サッカーを楽しめていない、自分のプレーがわからない」と書かれていました。考えすぎていたなと思うことも多々ありますが、自分と向き合うために必要な時間だったと思います。来シーズンは考えながらもポジティブにサッカーを楽しみ続けられる1年にしたいと思います!


〇成長日誌:昨年の私と比べて、前進していることは何か
求められていることを読み取る、考える力が付いたと思っています。
理由はピッチ内ではシーズン後半に出場時間が伸びたから、ピッチ外ではさくら寺子屋の参加人数を増やせたからです。
2025年シーズン、ピッチ内ではいろんなポジション、立場を経験しました。毎回同じじゃなかったからこそ、理由を自分なりに考えるようにしていました。中断期間までは考えてもわからず悩むことがほとんどで、他人と比べて劣ってるところだけが見えて嫌になることもありました。
それでも考えることで徐々に求められることを抽象的から具体的にイメージできるようになり、そのためのプレーへと繋げられるようになりました。
さくら寺子屋ではより多くの子どもたちに参加してもらうため、鳴沢のサッカー教室に来てくれている子どもたちの親御さんにヒアリングしました。そこで得た情報を頼りにお迎えをお願いしやすい日曜開催にしたり、お家でやるのが大変な自由研究をやってみたりと工夫しました。子ども達の顔や親御さんの話から、参加してみたい、参加して良かったと思えるイベントができたという手ごたえを感じることができました。



〇応援はわたしたちにとってどんな存在か
2024年シーズンと変わらず、私たちの「闘う原動力」だとシーズン通して感じました。2025年シーズンそれを1番感じたのが皇后杯本戦第2回戦vsノジマステラ神奈川相模原戦でした。前半はずっと押されていつ点が入ってもおかしくない状況でした。でも一つピンチを切り抜けるとたくさん応援の声が聞こえて、はね返してやるという気持ちを奮い立たせてくれました。結果は2-3で負けてしまいましたが、格上相手にあれだけ食らいつくことができたのは間違いなく、皆さんが共に闘ってくれていたからだと思います。あの試合で点を取った時の歓声とホームかと思わせるようなあの雰囲気は、個人的に今シーズン1番心に残った景色です!
2025年シーズンもみなさんにたくさん助けていただきました。本当にありがとうございました!新シーズンも「感動が駆け抜けるフットボール」を体現し、喜びをたくさん共有できるように精進していきます。引き続き応援よろしくお願い致します!

〇わたしにとってのサッカーとは
私にとってサッカーとは「夢を与えてくれるもの」です。
私には保健体育の教師とサッカーの指導者の2つの夢があります。どちらも気づかぬうちに興味を持って、いつの間にか夢になっていました。教師を目指したきっかけは、中学生の時に学校生活とサッカーの両立を毎日必死にこなしていた自分に向き合ってくれる先生方と出会えたこと、どんな時でも自分の決断に背中を押して応援してくれた先生に感謝と憧れを抱いたことです。指導者は4年間のブランクがあった自分に戦術や頭を使って練習することを教えてくれる監督に出会えたこと、その監督に教わったことを活かして、ほぼほぼ初心者で入ってきた後輩にサッカーを教えたことが大きなきっかけでした。サッカーを学んでいくという感覚も、教えた後輩が少しずつ上手くなっていくこともとても楽しく嬉しかったです!
どちらも自分の生活の中にサッカーがあったから出会えた夢であり、サッカーがくれた最高のプレゼントです。
この経験は今後どの道に進んでも活かせるものだと思っているので、これからも夢の実現に向かって試行錯誤しながら、ピッチ内外でサッカーを通して夢を与えられる、夢を持つことの素敵さを伝えられるようになりたいと思います。


