【わたし日誌】2025年シーズンを振り返るVol.16 ~菅百花#10~
FCふじざくら山梨の7シーズン目である2025年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:菅百花(本人)より
〇今年を振り返って
毎年、この”わたし日誌”を書くときに一年間を振り返りますが、今年を振り返って最初に浮かんできた感情は、やっぱり「悔しい」でした。
掲げた一部昇格に届かなかったこと。
そして、自分自身に対して「もっとこうできたんじゃないか」「こうしていれば」と思ってしまうからだと思います。
やってきたことが間違っていたとは思わないし、手を抜いたなんてことは決してありません。それでも、「もっとできたかもしれない。」という反省が残り、その気持ちが悔しさにも繋がっているんだと思います。
もちろん、悔しさや悲しさだけではなく、嬉しかった瞬間、楽しかった瞬間もたくさんありました。
でも、今シーズンを振り返ったときに、素直にいちばん自分の中で割合が大きい感情が”悔しさ”なんだと改めて気づかされました。
選手としては、今年さまざまなポジションでプレーする機会があった中で、総じて、”もっと成長したい、もっとうまくなりたい。” と強く感じた一年でした。
ここぞという決定機で決められなかった場面。
失点を防げたかもしれないと感じた場面。
自分の無力さを突きつけられた試合。
逆に結果を出せたり、手応えを感じられた試合もありました。
引き分けを勝ちに、負けを引き分けにできていたら、
今シーズンの結果は大きく変わっていたと思います。
数字だけを見れば、それはたった”1”差の世界かもしれません。
でもその”1”を埋めるためには、想像以上の努力が必要です。
だからこそ、毎日みんなで積み上げる。コツコツやり続けた先にその”1”を超える力がつく。そう信じて、来季もまたみんなで前に進んでいきたいです。
個人としても、まだまだ成長し、チームを勝たせられるような選手になりたい。
みんなで喜び合いたい。そう強く思っています。
勝ってみんなで笑っている瞬間、いろんな想いが報われるあの瞬間が一番好きだから。
今年得たすべての経験と感情を来季にぶつけて、必ず昇格します。

〇成長日誌:昨年の私と比べて、前進していることは何か
ピッチ内外を含めて、以前より「取捨選択」を出来るようになったことです。
何か物事を進めていくときや、目標を達成するには、そこに至るまでの行動に優先順位をつける必要があると感じています。
「一番やらなければいけないことはなにか」「そのために今必要なことは何か」を逆算しながら考えて、優先順位が低いものをそぎ落としていく。
その判断が以前よりもできるようになったことが、この一年の成長だと思います。
達成までの過程で気になることがあっても、すべてに手はかけていられない。
だからこそ、自分の中で「今取り組むべきこと」を選ぶことが必要で、その取捨選択が少しうまくできるようになった気がします。
以前は、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…とすべてを抱え込もうとしていました。
でもそれだと時間も労力も分散されすぎて、結局ゴールに辿り着くまで時間がかかってしまう。当たり前のことだけど、そのことにちゃんと気づけたことで、効率よく、時間を有効に使う力にもつながっていると感じています。
これからは、今年少し成長できたこの部分をさらに解像度高く磨きながら、より良い選択ができる自分になっていきたいです。


〇応援はわたしたちにとってどんな存在か
応援は自身を奮い立たせてくれるもの。
チームに勢いがある時は、より一層パワーを引き出してくれるもの。
そして、しんどい時、苦しい時には、一歩を踏み出させてくれるものです。
FCふじざくら山梨をホームで迎え入れるクラブは、「アウェイジャックされる!」というような印象を持っているんじゃないかと思います。
それくらい、どんなに遠方でも駆けつけてくださるふじざくらファミリーの皆さまの熱量から、日々とても応援されていることを実感しています。
アウェイで行われた南葛SC戦、会場と同時に続々と入場してきたのが水色のユニフォームをまとった方たちだった時は、痺れました。
アウェイの地で、何度「あれ?今日ホームだっけ?!」と思ったかわかりません。
これは決して当たり前じゃないし、本当にありがたいことです。
福井で行われた皇后杯2回戦目、WEリーグのノジマステラ神奈川相模原さんよりもふじざくらサポーターの皆さんの人数が多かったことも印象に残っています。
私は、象徴でもあるあの大旗が上下に振られ、風になびくところがかっこよくて大好きです。

〇わたしにとってのサッカーとは
「菅 百花」を形成してきたものであり、人生を豊かにしてくれるもの。
自分史のようなもので、これまでの自分を語る上で必要不可欠なものです。
サッカーがあるからこそ、たくさんの人に出会い、たくさんの経験をし、今の自分がいます。さらに、最近は少し感覚が変わり、新しい捉え方も生まれています。
サッカーが、自分自身の幅を広げていくための一つの「ツール」にも変わってきているような感覚があります。
「現役のサッカー選手である」という肩書きがあるからこそ出会える人や行動できることがある。その一つ一つが、いつかその肩書きを外したときの自分の人生に繋がっていく。
もちろん競技としてのサッカーが大好きなことはもちろんですが、それと同時に、そこにある付加価値も今は大切にしています。
年齢は、ただの数字。とよく五十嵐さんが言っています。
大好きなサッカーをパフォーマンスを維持しながら続けられるように。
「ツール」としても最大限に活かせるように。
色んな意味で限りある「サッカー」人生を、より実りある充実したものにするために!
これからも私は「今」に集中して、自分らしく全力で進んでいきます!!


