【2026プレナスなでしこリーグ2部 第4節~試合結果~】VS ディオッサ出雲FC戦について
4月4日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第4節ディオッサ出雲FCの試合結果をお伝えいたします。
FCふじざくら山梨 0-0 ディオッサ出雲FC
前半 0-0
後半 0-0
GK
出口 春奈
DF
奈良 美沙季
五味 小暖
高村 ちさと
MF
辻野 友実子
三田幸望
島村 美風
小鍜治 旭
FW
成迫 実咲
大矢 歩
脇田 紗弥

(途中出場)
62分 OUT 14 三田幸望 → IN 20 寺田心春
62分 OUT 15 成迫実咲 → IN 10 菅百花
79分 OUT 8 大矢歩 → IN 41 内藤夏鈴
90+3分 OUT 2 高村ちさと → IN 3 加村ななみ
90+3分 OUT 9 脇田紗弥 → IN 24 AYANO WYATT
~マッチレポート~

FCふじざくら山梨はアウェイ・出雲健康公園多目的運動場で、ディオッサ出雲FCと対戦になりました。
開幕から2勝1分のふじざくらは、今節も3-4-3の布陣を採用。スターティングメンバーは前節から大きくは変えず、中盤のボランチに3試合途中出場の三田幸望が今シーズン初のスタメン起用。ゲームコントロールと前進力の強化を狙います。
前線は脇田紗弥を中心に、大矢歩、成迫実咲が並ぶ3トップ。ボールを引き出し収める力に加え、背後への抜け出しで相手最終ラインに揺さぶりをかけれるか。サイドは好調の小鍜治旭と辻野友実子となり、攻守両面で鍵を握ります。最終ラインは五味小暖を中央に据え、高村ちさと、奈良美沙季が両脇を固める3バック。前節同様、空中戦と対人の強さをベースに、相手のロングボールやサイド攻撃を封じれるか、そこが見どころです。
対するディオッサ出雲FCは、前節勝利の勢いを持ってホームに迎え撃ちます。これまで2勝1敗という成績。
昨シーズンの戦いを振り返るとシンプルなロングボールとサイド展開を軸に、速さを生かした攻撃が特徴であり、ふじざくらとしては守備の切り替えとセカンドボールの回収がポイントとなります。

雨が降る中、立ち上がりからFCふじざくら山梨がボールを握る展開となります。中盤で主導権を握りながら相手陣内へ押し込み、早い段階でリズムをつかみます。
最初のチャンスは三田幸望。開始早々ペナルティエリア内でダイレクトシュートを放つなど、積極的にゴールを狙う姿勢を見せます。さらに小鍜治旭のクロスに辻野友実子が合わせる場面や、奈良美沙季のクロスからの二次攻撃など、サイドを起点にチャンスを構築していきます。

7分には中盤でのボール奪取から右サイドを崩し、小鍜治のクロスに辻野が飛び込むも、シュートはわずかにポストの上。続く13分には再び中盤で奪い、島村美風がゴール前へボールを送りますが、GKに阻まれます。15分には成迫、島村と流れて、成迫のパスに反応した辻野が左サイドを突破しクロスを供給。キーパーが弾くも、そのこぼれ球を島村がミドルで狙うも、これも枠を捉えきれません。

22分には小鍜治と脇田紗弥の連携から右サイドを突破し、最後は小鍛冶が巧みにCKを獲得。大矢歩の鋭いキックでゴールへ迫るもここも相手の粘り強い守備で跳ね返されます。
28分にはCB五味小暖から中央を選択し、強烈な縦パスを起点に決定機を迎えます。五味からの縦パスを大矢がスルーし、その裏を抜け出した脇田がペナルティエリア内でGKをかわすもシュートまで持ち込めず、最後は脇田からの折り返したボールを島村が詰めますが、シュートはクロスバーを叩きます。

守備面でも高い位置からのプレスが機能し、相手のビルドアップに対して効果的にボールを奪取し、前半はふじざくらが優位に進めます。
終盤にCKを与える場面もありましたが、GK出口春奈が落ち着いて対応します。前半は終始ふじざくらが主導権を握りながらも、ゴールだけが遠い展開。内容で上回っている実感を得ながらも、スコアレスで折り返します。

ハーフタイム、平山監督は「守備のスライドを早くしよう」「中盤から背後を使おう」と修正を促し、「ゴールを決めきって勝ち点3を取るぞ」と選手たちを送り出します。
しかし後半は一転、相手の時間帯となります。
立ち上がりは右サイドの連携からチャンスを作り出し、成迫実咲や脇田がゴールに迫るも決めきれません。すると時間の経過とともに、相手がシンプルにロングボールを背後へ供給し始め、試合の流れが変化。両サイドからのクロス攻撃に押し込まれる展開となります。
最終ラインの高村、五味、奈良を中心に体を張った守備で対応し、GK出口春奈も安定したセービングでゴールを死守。

セカンドボールの回収に苦しみながらも、全員が自陣に戻り粘り強く守り続けます。
攻撃に転じたいふじざくらは、成迫・三田に変えて、菅と寺田を投入します。

カウンターが主体となるも守備に回る時間が増え、攻撃への出力が出ず、前半のような攻撃の形が作れません。しかし、少ないチャンスながらも、30分には辻野から脇田へつなぎクロスを供給する場面もありましたが、ゴール前の決定機には至りません。その直後にも、カウンターで抜け出した脇田が途中出場の内藤へパスを出し、中央を持ち出した内藤がペナルティエリア前からシュートを放つも、キーパー正面でキャッチされます。

その後も、加村・ワイアットを立て続けに投入し、空気をかえたいところですが、相手の攻撃は続き、自陣ペナ内で相手の攻撃を跳ね返す時間は続きます。

終盤までゴールを奪えず、試合は0-0のままタイムアップ。
前半は主導権を握りながらも決め切れず、後半は押し込まれる展開を耐え抜いたふじざくらは、敵地で勝ち点1を手にしました。
~試合を終えて~
アウェイの島根まで約30名のふじざくらサポーターが駆けつけてくださいました。
雨が降る中でも、今日も選手の背中を押してくださいました。心より感謝申し上げます。
後半は非常に苦しい試合展開でしたが、しっかりと守り抜き、この試合を落とさない、負けなかった強さはありました。
「決めるときに決められるか」という昨シーズンから続くテーマをしっかり乗り越え、難しい試合でこそ勝ち点3を取れるクラブになること。自他ともに認めるなでしこリーグ1部にふさわしいチームに向けて、こういう試合を経験した次の試合で勝利を得ることで、自信を深め、より新しい強さを手に入れることに繋がると思います。
毎週末にあるリーグ戦を、価値ある成長の場として、チームが成長していく様子をサポーターの皆さんも共に、見守ってください。

次の試合は今シーズン初の富士北麓でのホームゲーム。皆さん、共に勝ち点3を掴み取りましょう。富士山が私たち、そしてサポーターの皆さん、勝利を待ってます!
以下、平山監督、成迫実咲、三田幸望のコメントになります。
~監督・選手の試合後コメント~
平山茶久美監督

Q)試合を振り返って
「1週間準備してきた中で、前半は狙いを持ってゴール前まで入っていく形や決定機をいくつか作ることはできました。ただ、そこで決めきれなかったことが試合を難しくしたと感じています。後半は相手がロングボールを多用してくる中で、自分たちも少し相手の展開に付き合ってしまい、自分たちの形を出し切れなかった。ただ、守備の部分ではセットプレーやロングスローへの対応も含めて無失点で抑えられたところは一つの収穫だったと思います。」
Q) 試合が難しくなった点・課題を挙げるとすると
「やはり一番は決定機を決めきれなかったことですし、後半はボールを奪った後に少し急いでしまって、自分たちでつなぐ前に、前に出てしまって、結果的にボールを失うシーンが増えてしまいました。そこから自分たちの陣地で守備をする時間が長くなってしまったと思います。本来であれば一度落ち着いてボールをつなぐことで、自分たちの形やワイドの攻撃につなげられたと思うので、その部分は今後の課題です。」
Q)次節に向けて
「次はホームでの試合になりますので、久しぶりに北銀でサポーターの皆さんと一体となって戦えることを楽しみにしています。準備する時間もあるので、しっかり相手の対策をしながら、この1週間良い準備をして、勝利に向けて全員で戦っていきたいと思います。」

「準備してきたことが、前半の自分たちの時間では出せましたが、1回相手の時間になってしまうと守備がかからないとか攻撃ではマイボールの時間が短すぎてしまうとか、この1週間準備してきたものがあまり出せずに終えてしまったなっていう印象でした。特に後半はずっと自陣でサッカーをしていて、なかなかゴール前まで行けず、厳しい時間が続きました。今日までの4節の試合を振り返ると、今回のような時間が多く、そういう時間からどう脱出するのか、チームとしてどうひっくり返すのかは全体で目合わせしていく必要があると思います。」
「今年からチーム内競争がより激しくなって、今までも感じてましたけどより一層このピッチに立つ責任っていうのは強く感じてますし、表現しないとやっぱり伝わらない部分があるので、ピッチに立った以上は責任をもってプレーすることは意識してます。」Q)次節に向けて・サポーターの皆様へ
「数少ないチャンスを決めなきゃいけないっていう部分に対してはもっとシュート練習とか紅白戦などでの決定機をしっかり決めていかなきゃいけないなと思うし、決めるように意識していかなきゃいけないなと思います。1点を取れば流れに乗れるチームだと思っているので決定力の向上とともに、より厚みのある攻撃で相手に圧力をかけ続ける必要があります。また、チーム全体で試合状況の共通認識を持ち、「耐える時間なのか、攻めに転じる時間なのか」を整理して全員で目合わせできるような1週間にしたいです。個人的にはまだ今シーズン点が取れてないので、得点に貪欲に、ゴールに向かっていくプレーをこの1週間もっと磨かなきゃいけないなと思います。
自分たちが見せなきゃいけないサッカーっていうのをなかなか表現できず、サポーターの皆さんに歯がゆい思いさせてると思うんですが、それでも最後にやっぱりふじざくらを応援して良かったって思ってもらえるようなチームを作っていきますし、魅力的なサッカー、応援したくなるようなサッカーを26人全員で作り上げていきたいと思います。苦しい時間が続いてますが、引き続き応援していただけると嬉しいです。本日もありがとうございました。」
三田幸望

Q)今日の試合を振り返って
「前半は、攻める時間が多くチームとして良い崩しからゴール前まで運べていましたが、あと1点を取り切る部分が課題として残りました。後半は相手に押し込まれる時間が長くなり、ボランチとして流れを変えられたのではないかという反省があります。特にファーストディフェンスがかからず相手に前向きでボールを持たせてしまったことや、セカンドボールを拾えなかったことで苦しい展開になってしまいました。前半の崩しやボランチとトップの間のスペースをうまく使えた部分や、後半あれだけ攻め込まれながらも無失点で抑え、勝ち点1を獲得したことは消して満足して良い結果ではないですが、ポジティブに捉えたいと思います。」
Q)課題を挙げるとすると
「課題はセカンドボールへの対応とボール保持の時間を増やすこと、繋ぐことです。ボランチとしてセカンドボールを拾って自分たちが落ち着く時間をもっと作れれば良かったなと思います。また、前線からの守備のかけ方や、相手に自由にプレーさせない守備も徹底していく必要があるなと感じてます。」
Q)次節に向けて
「次節は今シーズン初の北麓でのホーム戦となるため、チームとして必ず勝ち点3を取りにいきたいです。今回出た課題を全員で共有し、選手・スタッフ一体となって1週間取り組みます。個人としては、ボランチとして試合の流れを良い方向に導くプレーに加え、得点に関わるプレーでも観客を沸かせられるよう積極的に狙っていきたいです。サポーターと共に笑顔で終われる試合を作るため、全力で戦います。来週も応援よろしくお願いします。」
