【2026プレナスなでしこリーグ2部 第5節~試合結果~】VS 南葛SC WINGS戦について

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
4月12日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第5節南葛SC WINGSの試合結果をお伝えいたします。

【試合結果】
‐富士吉田市サンクスデー‐
FCふじざくら山梨 1-2 南葛SC WINGS
前半 1-1
後半 0-1
[得点]
27分 島村美風
[来場者数]
916人

【スターティングメンバー】
GK
出口 春奈
DF
奈良 美沙季
五味 小暖
高村 ちさと
MF
辻野 友実子
寺田 心春
島村 美風
小鍜治 旭
FW
成迫 実咲
大矢 歩
脇田 紗弥

(途中出場)
56分 OUT 20 寺田心春 → IN 14 三田幸望
65分 OUT 8 大矢歩 → IN 10 菅百花
80分 OUT 15 成迫実咲 → IN 41 内藤夏鈴
80分 OUT 19 島村美風 → IN 17 井原美波

~マッチレポート~

今年初の富士北麓開催となった富士山GXスタジアムで試合。
毎年郡内での最初の試合は「富士吉田市サンクスデー」として地元の皆さんと創るホームゲーム。
FCふじざくら山梨はホームに南葛SC WINGSを迎えます。

試合前には会場外で、馬力屋のお馬さんによる乗馬体験、餌やり、試合前には富士山火焔太鼓の皆さんによる圧巻の太鼓パフォーマンスが披露され、スタジアムは試合開始前から大きな熱気に包まれました。また、キックインセレモニーでは地元富士吉田で活動されているヴォルケーノ富士吉田ジュニアの選手たちがキックインセレモニーを務めてくださいました。

立ち上がりからFCふじざくら山梨は前線からのプレスとサイド攻撃で主導権を握ります。大矢歩や脇田紗弥を起点にクロスからチャンスを作り出します。
一方で、相手もキーパーからパスを繋ぎ、丁寧なビルドアップで前進をします。
その中で先手を取ったのは相手でした。前半5分、自陣中盤でボールを持った相手選手が思い切りよくミドルシュートを放つと、ライナー性の一撃がゴールへ突き刺さり、ふじざくらは早々にリードを許します。

反撃に出るふじざくらは、最終ラインから背後を狙うロングボールで打開を図ります。19分には奈良美沙季がタイミングよく抜け出した脇田へ左足でフィードを送るが、これはオフサイド。高いラインを敷く相手に対し、背後を狙うも判定に阻まれる場面が続きます。

それでもゴールへの意識は衰えない。直後には高村ちさとが脇田とのワンツーからペナルティエリア内へ侵入しシュートを狙うも、相手GKが素早く対応。ゴール前までは迫るものの、最後の一手が合わない時間が続いた。

しかし、この流れを断ち切る同点弾が生まれる。前半26分、脇田が中盤でボールを引き出し、右サイドの小鍛冶旭へスルーパス。小鍛冶が相手をかわして中央へ送ると、一度はクリアされるも、こぼれ球を辻野友実子が回収。島村美風へとつなぐと、左足を振り抜いたシュートが相手に当たってコースが変わり、そのままゴールへ吸い込まれます。

試合を振り出しに戻したふじざくらは、再びリズムを取り戻します。以降は自陣で守る時間帯も増えますが、集中した守備で相手の攻撃を抑え込み、前半は1-1で終了します。

ハーフタイムに入り、平山監督は「バイタルのスペースをしっかり使おう」「プレスバックの徹底」を指示。攻撃の精度と守備の連動性を求め、後半へと送り出します。

後半に入ると、試合の流れは次第に相手へと傾いていく展開に。ふじざくらは自陣での対応を強いられる時間が増え、攻撃では受け手と出し手のタイミングが噛み合わず、オフサイドにかかる場面やボールをロストしてしまうシーンが目立つようになります。

それでも22分、最終ラインの五味小暖から鋭いグラウンダーのパスが右サイドの小鍛冶へ渡ると、小鍛冶はワンタッチでゴール前へ低いクロスを供給。これは中で合わずも、辻野友実子が左サイドから追いつき、切り返して中央へ送ります。相手守備に一度は阻まれるも、こぼれ球に反応した成迫がシュート。しかしボールはGK正面へと収まり、逆転弾とはいかず。

試合は中盤以降、再びふじざくらが押し返す展開へ。球際の強度を高め、セカンドボールへの反応も改善されると、徐々にボール保持の時間を取り戻していきます。

28分には決定的なチャンス。高村ちさとが背後へのボールに対応し流れを切ると、途中出場の菅百花が右サイドでキープして時間を作る。中央の三田幸望へつなぎ、そこから左サイドへ展開。ペナルティーエリア内で受けた成迫が右足を振り抜くが、これは相手GKのビッグセーブに阻まれ、同点とはなりません。

追いつきたいふじざくらは終盤にかけて前線へ圧力を強めるが、ゴールは遠い。
井原、内藤と次々と攻撃のカードをきります。昨シーズン怪我のため1年間離脱した井原は、2024年10月26日以来のなでしこリーグ公式戦出場となります。

そして迎えた後半39分、試合が動きます。中盤でボールを持った相手が前線へロングボールを供給。ペナルティーエリア内で競り合いとなる中、相手FWが後ろ向きの体勢から身体をひねりながらヘディング。難しい体勢から放たれた一撃は、そのままゴールへと吸い込まれ、後半の終了間際で痛恨の失点を喫してしまいます。

最後の反撃もむなしく、試合は1-2で敗れ、今シーズン初黒星となりました。

~試合を終えて~

2026年シーズン初の北麓ゲーム。
本日も多くのサポーターの皆さまが朝早くから駆けつけてくださいました。一緒に戦って頂き、心より感謝いたします。
先制点を許すも追いつき、追い越せなかった一戦。桜の季節の試合で勝利という花を咲かせたかった試合でしたが、相手を上回ることができませんでした。

下を向いてる暇はなく、次節のホームゲーム。小瀬で花を咲かせ、チームに勢いをもたらしましょう。

以下、平山監督、奈良美沙季、島村美風のコメントになります。

~監督・選手の試合後コメント~

平山茶久美監督

Q、今日の試合を振り返って
立ち上がり早々の失点で試合が難しくなりましたが、その後すぐに追いつけた点は良い形でした。前半は相手の守備に応じて役割分担を整理しながら攻撃できていたが、決定力の部分に課題が残りました。後半も粘り強く戦ったものの再び失点し、最後まで追いつくことができませんでした。押し込まれる時間帯でも陣地回復しながら戦う意識はしましたが、最終的にもう1点が遠かった試合でした。

Q、試合での課題・ポイント
相手の守備変化に対する対応や、攻守の切り替えの部分は一定の手応えがあった一方で、推進力やゴールに迫る迫力をもう一段階高める必要があるのでブレずに取り組んでいく必要があると思います。1点目は相手が中につけてくるところに対応なかったことが失点に繋がり、特にボランチの対応やセカンドボールへの反応が課題として浮き彫りになりました。また、セットプレー後の対応や試合の流れを断ち切る判断など、細かい部分の積み重ねも今後の改善点として挙げられます。

Q、次節に向けて
今節で今季初黒星となりましたが、チームとしてはここから前進していくしかないです。次節に向けて1週間しっかり準備し、必ず勝ち点を取りにいきます。相手の特徴を踏まえつつ、自分たちの強みである推進力や攻撃の形をさらに磨き、ホームの力も活かしながら勝利を目指します。チーム全体で課題を共有し、蹴りをつけれるようにメンタル面でも強く戦っていきたいです。

奈良美沙季


Q、今日の試合を振り返って
立ち上がりから守備面で想定していた形がうまく機能せず、特に中央への侵入を許してしまったことで難しい展開となった試合でした。一方で、失点後すぐに取り返すことができた点はポジティブであり、チームとしての粘り強さは発揮できています。また、攻撃ではゴール前まで迫るシーンは多く作れており、「あとは決め切るだけ」という状態まで持っていけていますが、そこから決め切るっていうのをしっかりとやっていかないと「2部優勝、1部昇格」は見えてこないので、そこが露骨に出た試合だと思っています。

Q、改善点について
相手のポゼッションに対して中を閉じて、サイドへ誘導する守備の狙いはあったものの、実際には中にボールを入れられてしまい、誰もボールに行かず曖昧になる場面が多くありました。そういうところをいかにピッチ内で改善していくかっていうのは、後ろの選手3枚やキーパーがよく見えているのうまくいかなかった分改善していきたいです。また、攻撃面ではチャンスを作れているだけに「決定力」が大きなテーマであり、優勝を目指す上ではこの精度をさらに高めていく必要があります。

Q、次節に向けて
今節で初黒星を喫したものの、落ちていってはもともこもないので、積み上げてきた部分は確実にあるため。しっかり勝ち点を積み上げて行きたいです。次節に向けては、練習から100%、120%の強度で取り組み、選手同士が遠慮せず意見をぶつけ合いながらチームとして前進していく必要があります。どの相手であっても「自分たちのサッカーをやり切る」ことにフォーカスし、勝利を目指していきます。

島村美風


Q、試合を振り返って
足元のプレー、パスを繋げてくる相手に対して、中だけはやらせないように1週間対策をしてきたのですが、守備を崩されるシーンが多かったと感じています。自分たちのシュートチャンスも多い中で、決めきれなかったことが敗因だと思っています。

Q、ゴールシーンを振り返って
ぺナルティエリア中央あたりで、ゆみこさん(辻野友実子)が横取りをしてそのままバックパスを左足で振り切ったゴールでした。ミドルシュートやロングシュートが長所の中で、ゆみこさんがパスしてくれたのであとは思いっきり振り抜くだけでした。今シーズン2得点を決めていて強みのミドルシュートで1試合1シュートは打ちたいという思いでどんどん狙っていきたいです。自分の中で徐々にパフォーマンスが良くなっているのはわかりますしこれからの試合もチームに貢献していきたいです。

Qハーフタイムではチームでどんな声がけがありましたか
守備が前半で崩されるシーンだったり、マークが一緒についてしまっていたりなどコミュニケーション不足で合っていない部分があったのでそこの確認をしました。結構ボランチが低い位置になってしまってそこがセカンドボールが取れない原因にもなっていたので、ポジショニングとしっかり調整していきたいです。