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5月10日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第9節スペランツァ大阪の試合結果をお伝えいたします。
【試合結果】
‐山中湖村サンクスデー‐
~エルテックグループスペシャルマッチ~
FCふじざくら山梨 1-1 スペランツァ大阪
前半 1-1
後半 0-0
(得点)
28分 三田幸望
[来場者数]
1,147人
【スターティングメンバー】
GK
出口 春奈
DF
高村ちさと
五味小暖
奈良美沙季
MF
小鍜治旭
島村美風
寺田心春
辻野友実子
FW
大矢 歩
脇田紗弥
内藤夏鈴
(途中出場)
75分 OUT 8 大矢歩 → IN 24 ワイアット 漢乃
75分 OUT 20 寺田心春 → IN 19 島村美風
84分 OUT 14 三田幸望 → IN 15 成迫実咲
~マッチレポート~
2026プレナスなでしこリーグ2部第9節。
FCふじざくら山梨はホーム・JITリサイクルインクスタジアムにスペランツァ大阪を迎えます。
前節、首位ディアヴォロッソ広島を相手に2-0で勝利し、チームとして大きな自信を掴んだふじざくら。
スターティングメンバーは前節と同じ3トップを継続。1トップに脇田紗弥を置き、シャドーに大矢歩、内藤夏鈴を配置する形を続投。中盤は島村美風に代わり、寺田心春がスタメン入り。
対するスペランツァ大阪は、前線への素早い縦パスと切り替えの速さが特徴のチーム。今季は南葛SC WINGSやヴィアティン三重相手に複数得点を挙げるなど、攻撃力を持ちます。特にロングボールを起点に押し込み、セカンドボールから一気にゴール前へ侵入する形には注意が必要となります。
ふじざくらとしては、高村ちさと、奈良美沙季、五味小暖の3バックから攻撃の形を作り、脇田が相手最終ラインを引っ張り、その空いたスペースを大矢、内藤が使えるか。さらに寺田が中盤でセカンドボールを回収できれば、押し込む時間は増えていきそうなのでそういった形を期待したい。
立ち上がり、ロングボールを供給する相手はフォワード選手の高さと強さでおさめ、ふじざくら陣地でボールを回します。
攻防が激しさを見せる中、前半8分、寺田心春の展開から奈良美沙季が前線の脇田紗弥へ縦パスを送ると、脇田がペナルティエリア内へ侵入。シュートには持ち込めなかったものの、その後も連続してクロスを上げ、相手ゴール前へ圧力をかけます。12分には寺田の縦パスを受けた脇田がカットインから右足を振り抜きますが、シュートは相手GKの正面を突きます。
しかし13分、相手のカウンターから自陣右サイドを崩されると、クロスに出口が反応するも、そのこぼれ球を押し込まれ先制点を許します。
1点を追う展開となったふじざくらですが、すぐに反撃。15分には脇田が相手DFとGKの間に落ちたボールに反応し、つま先で合わせたシュートがポストを直撃。さらに19分には脇田のキープから大矢歩、内藤夏鈴とつなぎ、最後はペナルティエリア内で大矢がシュートを放つなど、ゴールへ迫る場面を作り出します。

そして28分、試合を振り出しに戻します。相手のスローインを高い位置で奪うと、そのまま前線で三田がボールを持ち運び、相手GKの位置を見極めたミドルレンジからシュート。キーパーが触れるもボールはゴールネットに吸い込まれ、同点に追いつきます。
その後も脇田を中心に攻撃の手を緩めず、30分には脇田のマイナスの折り返しから大矢がシュートを狙い、35分には辻野友実子のロングスローからゴール前で混戦を作り出し、41分には寺田のインターセプトを起点に辻野のクロスへ脇田がヘディングで合わせますが、追加点とはなりません。守備では五味小暖を中心に空中戦で粘り強く対応し、出口春奈も安定したセービングを披露。前半は1-1の同点で折り返します。

ハーフタイムに入り、平山監督は選手たちへ「失い方が悪い時は、まずゴール前に戻って守り切ろう。球際はよくできている。継続していこう。前にプレーさせず、自分たちが前にプレーすること。後半、必ず点を取って勝つぞ!」と伝え、鼓舞します。
1-1で迎えた後半、立ち上がりからふじざくらは積極的にゴールを目指します。8分には大矢歩が相手のバックパスを奪い、左サイドの脇田紗弥へ。脇田はシュート寸前まで持ち込みましたが、足を滑らせて決定機には至りません。
しかし、その後はオープンな展開となり、両チーム蹴りあい、陣地取りのような試合になります。
それでも、スローインから徐々に相手自陣にボールを運び出し、21分には大矢のフリーキックのこぼれ球を三田幸望がダイレクトで狙いましたが、惜しくも枠の外へ。
中盤以降はスペランツァ大阪もボール保持の時間を増やし、両サイドを使った攻撃でふじざくらゴールへ迫ります。それでも奈良美沙季、五味小暖、高村ちさとを中心とした最終ラインが粘り強く対応。出口春奈も安定したポジショニングでゴールを守り続けます。
終盤には交代出場の成迫実咲、ワイアット漢乃が攻撃に勢いをもたらします。39分には内藤夏鈴の縦パスを起点に成迫が反転からシュートを放つもキーパーにキャッチされます。
41分には内藤のカウンターから脇田、辻野とつなぎ、42分にはワイアットが右サイドの背後へ飛び出すなど、勝ち越しを狙って最後まで攻め続けます。アディショナルタイムには脇田を起点にカウンターを発動し、ワイアットとのコンビネーションからゴールに迫りましたが、相手の粘り強い守備を崩し切ることはできず、そのまま試合終了。前半に脇田のゴールで追いついたふじざくらは、最後まで勝ち越しを目指して戦い抜きましたが、1-1の引き分け。ホームで勝点1を積み上げる結果となりました。
~試合を終えて~
多くのボランティアスタッフ(ふじざくらクルー)の皆さんの支えがあり、小瀬では4試合連続で1,000名以上のご来場を記録することができました。
早い時間で先制点を与えてしまうも、すぐに追いつき、失点後も下を向くことなく、自分たちの狙いを貫いて追いついたことは、チームの成長を感じさせる内容だったと思います。また、途中出場の選手がスタジアムを沸かし、その熱がスタジアムから選手に届き、劣勢を跳ね返し、あと一歩でゴールというシーンを創り出しました。
しかし、1試合を通してチャンスで決め切れなかったことが結果に影響し、勝ち点3には届きませんでした。
ホームで3試合勝利が無しという状況が続き、サポーターの皆さまと笑顔で勝利を祝うことができず、申し訳ありません。
観ている方々が「ふじざくららしいサッカーだ」と心から感じれる、そんなサッカーをお届けできるよう、引き続き戦います。
2週間ホームゲームを空けますが、次のホームゲームでは勝利で最高の笑顔を。
以下、平山監督、三田幸望、寺田心春のコメントになります。
~監督・選手の試合後コメント~
平山茶久美監督

Q)今日の試合を振返って
A)本日もたくさんの応援ありがとうございました。
久々のホームゲームで、サポーターの皆さんと勝利を分かち合いたいという強い思いで臨みましたが、結果は1-1の引き分けとなり非常に悔しく感じています。前節アウェイ広島戦の勝利を意味あるものにするためにも、連勝につなげたかった試合でした。前半の失点は警戒していた形で、嫌な時間帯に失点してしまいました。ただ、その後は「前にプレーする」「ゴールに迫る」という部分をチームとしてしっかり体現できていたと思います。追いつけたことは収穫だと思いますが、前半のうちにもう1点取ること、さらに追加点を奪い切ることが今の課題だと感じています。
Q)攻撃の狙いと交代策について
A)脇田を最前線に置くことで相手守備を引っ張り、そのスペースを大矢や内藤に対して前向きにプレーする機会が増えるというところで、チームとして厚みを持って攻撃したいなといういと狙いで前節からこの形を継続しています。実際に脇田にボールが入り、狙っていた形でチャンスを作ることはできていたので、その形、自体は機能していたと感じています。
終盤は「もう1点を取りに行く」という明確な意図を持って選手交代を行い、交代選手たちはカラーを出してくれたと思います。
ただ、ボールを拾う位置が低く、厚みを持った攻撃までつなげられなかったかなと思います。相手はロングボールを選択するチームだったので、そこに対して苦しくロングボールを蹴り返すのではなく、もう一度しっかりビルドアップしていくことが必要だと感じています。
三田幸望
Q)今日の試合を振返って
A)立ち上がりの早い時間帯で失点してしまい、
そこから自分たちの流れを作るのが少し難しくなったと感じました
。ただ、自分のゴールで同点に追いつくことができて、
チームの流れを作り直せたことは良かったと思います。
前半は得点後に流れが良くなり、
ウイングバックや中の選手も人数をかけて攻撃できていたので、
相手ゴール前に迫るシーンが増えていました。ただ、
後半になるとゴール前に迫る回数が少なくなり、
特にボランチとして前線へのサポートの距離が伸びてしまったと感
じています。
Q)ゴールシーンを振返って
A) 得点の場面は、相手からボールを奪った直後で「
攻撃のチャンスだ」と感じていました。最初は自分で運びながら、
前に走っていた脇田さんと一緒に崩そうと考えていましたが、
相手キーパーが後ろ向きで戻っているのが見えたのと、
アップでのシュートした感覚もとても良かったので、「
ここは打てる」と判断してシュートを選びました。
正直シュートが特別得意というわけではないので、
とにかく枠に飛ばそうと思って打ったシュートでしたが、
結果的にゴールにつながって良かったです。
これまでチームメイトやキーパー陣がシュート練習を手伝ってくれ
ていたので、
みんなで練習したシュート練習の成果が形になったことが一番嬉し
かったです。
Q)課題をあげるとするなら
A) 失点シーンでは、自分たちの攻撃から奪われたあと、
DFが一度相手を止めてくれたにもかかわらず、
ゴール前に人数を戻しきれなかったことは改善点だと感じています
。あの場面は中盤の選手としてもっと戻れたはずなので、
同じ失点を消して繰り返さないように課題として取り組んでいきた
いです。また、前の選手が収めた後に、
ボランチとしてもっと素早く後ろから関わっていくことが今後の課
題だと思います。
寺田心春
Q)今日の試合を振返って
A)久しぶりのスタメンだったので、
球際や競り合いの部分では絶対に相手に負けないという強い気持ち
で試合に入りました。入りはすごく良かったと思いますし、
監督から求められていたことも少しは表現できたかなと感じていま
す。試合前には「自分がチームを勝たせるくらいの気持ちで」
と声をかけてもらっていて、
自分の強みでもある球際や競り合いの部分でしっかり戦うことを意
識しました。相手には高さも強さもある選手が多かったので、
そこでは絶対に負けないという気持ちで臨みました。緊張よりも、
このチャンスを掴むしかないという思いの方が強かったです。
Q)失点シーンと試合の課題について
A)失点シーンは、まずボランチのところでの奪われ方が悪かったことが反省点ですし、その後のプレスバックももっとできたと思っています。あと一歩、あと二歩戻れていたら変わっていたかもしれないと感じています。取られた後に、誰がどのコースを切るのか、前から行くのか、一度撤退するのかという判断が少し曖昧になってしまったことも課題でした。後半になると守備の場面で間延びしてしまい、守備から攻撃につなげる部分が難しくなっていたので、スライドや行く・行かないの判断をもっと整理しなければいけないと思います。
また、ゴール前までは行けるシーンも多かったので、ゴール前最後のアイディアやクオリティをもっと高めないと勝ち切る試合にはならないと感じました。
Q)次節に向けて
A)さんちゃん(三田幸望)のゴールは、普段から一緒にシュート練習をしていて、練習でもすごく良い形が出ていたので「決まるだろうな」と思って見ていました。あそこでしっかり振れることが大事だと改めて感じたので、自分自身ももっとゴール前に関わって、積極的にシュートを打っていきたいと思います。次節に向けては、今日出た守備の課題やゴール前でのクオリティの部分を、チーム全員で同じ認識を持って修正していきたいです。個人としても、今日できたことを継続しながら、失点に関わった悔しさをしっかり改善して、次はチームにより大きく貢献したいと思います。
サポーターの皆さんには勝利を届けられず悔しいですが、この1週間でしっかり積み上げて、次こそ勝ち点3を届けられるように頑張ります