【2026プレナスなでしこリーグ2部 第10節~試合結果~】VS 吉備国際大学シャルム岡山高梁戦について
5月17日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第10
FCふじざくら山梨 0-1 吉備国際大学シャルム岡山高梁
前半 0-1
後半 0-0
【スターティングメンバー】
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 小暖
16 奈良 美沙季
MF
7 小鍛冶 旭
11 辻野 友実子
14 三田 幸望
19 島村 美風
FW
8 大矢 歩
9 脇田 紗弥
41 内藤 夏鈴

(途中出場)
67分 OUT 8 大矢歩 → IN 24 ワイアット漢乃
67分 OUT 19 島村美風 → IN 20 寺田心春
67分 OUT 14 三田幸望 → IN 15 成迫実咲
90分 OUT 9 脇田紗弥 → IN 3 加村ななみ
~マッチプレビュー~
2026プレナスなでしこリーグ2部第10節。
FCふじざくら山梨はアウェイ・倉敷運動公園陸上競技場で、
前節のスペランツァ大阪戦では、三田のゴールで追いつき1-
今節戦う吉備国際大学Charme岡山高梁は、
ふじざくらとしては、高村ちさと、五味小暖、
首位相手のアウェイゲーム。ここまで積み上げてきた自分たちのスタイルをぶつけ、「

FCふじざくら山梨は、序盤から落ち着いてボールを動かしながら試合に入ります。
立ち上がりはふじざくらがボールを握り、開始早々、奈良美沙季が積極的にミドルシュートを放つなど、最終ラインからも前向きな姿勢を見せると、16分には小鍜治旭が高い位置でボールを奪ってそのままロングシュート。20分には内藤夏鈴が左サイドからポケットへ走り込んだ三田幸望へパスを送り、三田が反転からシュートを放ちましたが、相手GKの正面を突きます。

一方の吉備国際大学Charme岡山高梁は、シンプルなロングボールを軸にチャンスをうかがいます。12分には前線の選手に縦パスを収められ、胸トラップからシュートを許しますが、ボールはクロスバーの上へ。22分にも同様の形から決定機を作られましたが、相手のシュートミスに助けられます。
徐々に相手に主導権が握られていく中でも、ふじざくらは小鍜治のインターセプトから大矢歩、脇田とのパス交換で右サイドを崩し、クロスを供給するなど攻撃の形を作ります。しかし、相手の堅い守備を崩し切るまでには至らず、ゴール前でのフィニッシュにはつながりません。

すると前半終盤、相手のコーナーキックから試合が動きます。流れの中で与えたCKのファーサイドへ送られたボールを頭で合わせられ、先制点を与えてしまいます。

1点を追う展開となったふじざくらは、その後もボールを保持しながら相手陣内へ押し込みますが、攻め手を欠き、サイドからクロスを上げる展開となるも、高さと強さを誇る相手にことごとく跳ね返され、決定的なシュートシーンを作れないまま前半終了となり、0-1でハーフタイムを迎えます。
ハーフタイム、平山監督は選手たちに、「攻撃は空中戦で相手が強くても、しっかり競りにいこう。サイドハーフを引き出す動きを意識していこう。気持ちで負けず、一つひとつにこだわって勝ちにいくよ!」と声をかけて送り出します。

1点を追うふじざくらは、後半開始直後から果敢にゴールを目指します。後半2分、辻野友実子が左サイドを持ち上がり、脇田紗弥へスルーパス。オフサイドとなったものの、積極的な姿勢で相手ゴールに迫ります。その後も奈良美沙季のクロスに脇田がヘディングで合わせるなど、シンプルな攻撃ですが、前線でチャンスを作り出します。
しかしそれ以降は相手がジリジリとふじざくら自陣に攻める苦しい時間に。それでも後半15分頃に、脇田のキープから三田幸望、島村美風とつなぎ、島村が鋭いミドルシュート。低い弾道のシュートは相手GKに弾かれ、あと一歩のところで得点とはなりません。

20分にはカウンターから高村ちさとのサイドチェンジから辻野が持ち運び、そのままミドルレンジからシュート。ボールは惜しくもクロスバーの上へ外れます。
徐々に攻撃のリズムが生まれてたふじざくらは、後半20分過ぎにワイアット綾乃、寺田心春、成迫実咲を3枚投入。するとその直後に、ワイアットは右サイドで相手2人をかわしてペナルティエリア内に侵入し、寺田は脇田の落としから鋭いミドルシュートを放つなど、途中出場の選手たちが攻撃に新たなエネルギーをもたらします。その期待感にふじざくらサポーターも沸き、スタジアムの雰囲気を変えます。

終盤に、吉備国際大学Charme岡山高梁に押し込まれる場面もありましたが、出口春奈の的確な飛び出しと、高村ちさと、五味小暖、奈良美沙季の3バックが体を張って対応。最後まで追加点を許しません。

アディショナルタイムには小鍜治旭のコーナーキックから混戦となり、最後は五味がシュートを放つもクロスバーの上へ。さらに辻野のクロスから寺田がゴール前で粘るなど、最後の最後まで同点を目指しました。しかし、首位チームの堅守を崩し切ることはできず、試合は0-1で終了。

セットプレーによる1失点が最後まで重くのしかかったものの、後半は意地を見せたものの、1点が遠く敗戦。首位相手にあと一歩と迫りながらも、追いつけず悔しい敗戦となりました。
~試合を終えて~
本日もこの一戦を応援するために、多くのサポーターの皆さんが岡山まで足を運んでくれました。心より感謝申し上げます。

また、公式Xも配信することができなくなり、声援を届けたかったサポーターの皆さまには重ねてお詫び申し上げます。
~監督・選手の試合後コメント~
平山茶久美監督

Q)試合を振り返って
A)まず、遠い岡山まで応援に来てくださったサポーターの皆様に勝利を届けられず、非常に悔しく感じています。前半からビルドアップでボールを動かしていきたいという狙いがありましたが、首位である相手のプレスの寄せや球際の強さの前に、ボールロストが続いてしまいました。相手の「絶対にボールを奪う」「競り合いに負けない」という姿勢や、自信を持ってボールを持つ振る舞いを目の当たりにし、個人のテクニックや戦うメンタリティの部分で大きな差を感じ、完敗だったと受け止めています。選手たちは100%の準備をして思い切ってプレーしてくれましたが、日常の練習から激しいプレッシャーの中でボールを持てるような「戦える選手」を作る文化を根付かせていかなければならないと、改めて強く学ばされた試合でした。
Q) 点が取れないという状況が続いてることについて
今日の試合に関して言えば、そもそも前半はボールを動かすテクニックの質が足りず、アタッキングゾーンまでボールを運ぶ回数自体が少なかったところが得点に繋がらなかったところもあります。
これまでの試合を振り返ると、ビルドアップがうまくいってゴール前まで行けているのに、シュートを振り切れないシーンが多いという課題がありました。アタッキングゾーンでの崩しの質や、フィニッシュの意識をより高める必要があるので、練習から「思い切ってシュートを打つ」という意識付けや、ポジティブな声掛け、個別メニューでの対応を行っていますが、相手のプレッシャーの強度が上がった中でそれを発揮するには、普段の練習や紅白戦の基準をもっと上げていかなければなりません。そこに対してアプローチをしていかないという点では日常が全てだと思います。どうしても点を取りたいという状況下での策として、今日の試合終盤(残り2分)にはディフェンダーの加村をフォワードに入れましたが、明確に1点を取りに行くという選手たちへの強いメッセージでもあります。彼女をターゲットにして長いボールを入れ、ゴール周辺にとどめることで、競り合って落ちたこぼれ球を周りの選手がシュートする形を狙いました。加村自身も人より強いシュート力を持っている選手ですし、練習でも何度か試していた形であり、短い時間ではありましたが、十分可能性はあったと感じています。
Q) 次節に向けて
これまでやってきた自分たちのスタイルをブレずに続ける一方で、足りなかった部分を選手とスタッフ全員で明確にし、アプローチしていくことが大切です。やはり「日常の練習が全て」ですので、個人個人のスキルやテクニック、そして「戦えるメンタリティ」の向上に徹底して取り組むしかありません。首位との勝ち点差が開き苦しい展開にしてしまいましたが、ここで落とすわけにはいきません。しっかり前を向き、チーム全員でゴールへ向かう姿勢を持って課題と向き合う1週間にし、次のアカデミー戦(福島戦)に挑みたいと思います。
ワイアット漢乃

Q)今日の試合を振り返って
前半は自分たちがやりたかったサッカーをしっかり表現できた試合だったと思います。ボールをしっかりつないで、シャドーやサイドを使いながら攻撃につなげていくという自分たちのスタイルを前半は出せていました。ただ、後半になるにつれて暑さや疲れもあって運動量が落てしまったりと、自分たちのやりたい形が少しずつできなくなってしまったと感じています。もっと後半でも継続して、自分たちのサッカーをやり続けることが課題だと思います。
Q)失点シーンと自身のプレーについて
失点はコーナーキックからのヘディングで、相手の強みがそのまま出た場面だったと思います。相手はセットプレーや空中戦が非常に強いことは分かっていたので、チームとしても練習して準備していましたが、防ぐことができませんでした。私は後半から出場して、「守備も攻撃もして、点を取りにいく」という気持ちで入りました。もっと次のプレーにつなげた後のサポートや、こぼれ球への反応を増やしていきたいと思っています。もっとセカンドボールを拾って、攻撃を厚くできるようにしたいです。
Q)次節に向けて・サポーターへ
勝ち点をなかなか積み上げられていない状況ですが、こういう時こそマイナスになりすぎず、ポジティブな声を掛け合うことが大事だと思っています。失点しても焦らず、自分たちのサッカーをやり続けることが必要です。チームとしても一人ひとりがやるべきことをしっかりやり、自分の強みを出していきたいです。いつもホームでもアウェーでも応援してくれるサポーターの皆さんの声は本当に力になっています。これからも一緒に戦ってください。
五味小暖

Q)今日の試合を振り返って
相手が首位ということもあり、「絶対に勝ちたい」という気持ちが強い中で臨んだ試合でした。結果としては敗戦となり、自分たちの実力不足を感じる部分と、内容としてはこの1週間準備してきたビルドアップや守備の入り方、相手の高さや速さへの対策などを表現できたこともありました。自分たちのゲームにできた時間帯もあり、ただ後半は点を取りに行く中で、ゴール前までは行けても決め切れない場面が多く、シュートを振り切る意識や本数をもっと増やしていく必要があると感じました。
Q)失点について
今日改めて感じたのは、セットプレーの重要性です。相手にセットプレーから失点したことで、その1本の重みをすごく実感しましたし、自分自身も後半にあったチャンスを決め切れていれば勝ち点1を取れた試合だったと思っています。守備では、相手の速いFWに対してラインを下げるタイミングなど準備してきたことはある程度できましたが、もっと細かく突き詰める必要がありました。セットプレーでは「誰かが行くだろう」ではなく、体を張ってでも守り抜く意識が必要だと感じましたし、自分自身も守備の選手ではありますが、セットプレーで何がなんでも得点に繋げられる存在になりたいと思っています。
Q)サポーターの皆さまへ
今は勝ち点3をなかなか積み上げられない苦しい状況が続いていますが、チーム全員がまだ諦めていません。まずは目の前の相手に気持ちで負けないこと、守備陣は無失点を徹底し、攻撃陣はゴールまで迫りシュート数自体を増やす。全員がそういった意識を高め、練習ではできていることを試合で発揮できるように、全員で高め合いながら取り組んでいきたいです。ホームでもアウェーでもたくさんのサポーターの皆さんが応援してくださっていることは本当に力になっています。だからこそ結果で恩返ししたいですし、これからもっと勝ち点3を届けられるように、全員で必死に戦い続けます。
