【2026プレナスなでしこリーグ2部 第16節~試合結果~】VS レノファ山口レディース戦について

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。

6月28日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第16節レノファ山口レディース戦の試合結果をお伝えいたします。

【試合結果】
‐鳴沢村サンクスデー‐
~NBCメッシュテックスペシャルマッチ~
FCふじざくら山梨 2-1 レノファ山口レディース
前半 1-0
後半 1-1
[得点]
34分 五味小暖
63分 脇田紗弥
[来場者数]
860人[スターティングメンバー]
GK
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 小暖
16 奈良 美沙季
MF
7 小鍜治 旭
11 辻野 友実子
14 三田 幸望
41 内藤 夏鈴
FW
8大矢 歩
9 脇田 紗弥
10 菅 百花

(途中出場)
61分 OUT 10  菅百花 → IN 15 成迫 実咲
79分 OUT 8  大矢歩 → IN  24 ワイアット 漢乃
79分 OUT 14 三田 幸望 → IN 19 島村 美風
90分 OUT 9 脇田 紗弥 → IN 林知奈

~マッチレポート~

2026プレナスなでしこリーグ2部第16節。FCふじざくら山梨は、富士山GXスタジアムにレノファ山口レディースを迎え、中断期間前最後の一戦に臨みます。

まずこの試合を実施するにあたり、金曜日に発生した山梨県富士東部・富士五湖を震源とする地震により、不安な思いをされている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
そうした中でも、滞りなく試合を実施できましたこと、関係各位へ感謝を申し上げます。
 
本日は少し早いふじざくら夏祭り!ということで、縁日ブースなどが並びました。

例年日中でも30度を超える日が続きますが、台風の影響もあり、気温が上がらず、ふじざくらプールの出番は無し。

それでも雨の中でも子どもたちの笑顔がいっぱいで、多くの笑い声が聞こえ、選手たちも運営を協力し、一緒に楽しみました。

今節はNBCメッシュテック様の冠試合。試合会場には約80名の社員・ご家族の皆さんが駆けつけてくださいました。
そして試合前の大事なイベントであるキックインセレモニー、エスコートキッズも立派に努めてくださいました。
さて、前節はアウェイでバニーズ群馬FCホワイトスターに0-2で敗戦。4連勝は止まったものの、最後までゴールを目指し続けた姿勢を次につなげたい一戦となります。

対戦相手のレノファ山口レディースとは開幕直後の第7節で対戦。雨が降り続く難しいピッチコンディションの中、セットプレーから終盤に失点を喫し、0-1で悔しい敗戦を味わいました。今節はその雪辱を果たす絶好の機会となります。

また、会場となる富士山GXスタジアムでは昨年4月以来白星から遠ざかっており、サポーターの前で勝利を届けたい特別なホームゲーム。リーグ中断期間を良い形で迎えるためにも、勝点3が求められる重要な一戦です。

スターティングメンバーはここ数試合3トップを務めてきた寺田心春に代わり、菅百花が先発に名を連ねました。前線からのプレスと攻撃の連動性にどのような変化をもたらすのかにも注目です。また、ベンチには林知奈が今季初のメンバー入りしました。

3トップへ素早くボールを送り、ゴールへ迫りたいところ。ホームの声援を力に変え、リーグ中断前最後の90分で勝利をつかみにいきます。

立ち上がりから両チームとも球際で激しくぶつかり合う展開となります。主導権を少しずつふじざくらが握り始めます。

前半5分には脇田紗弥が相手DFとの競り合いを制してゴール前まで持ち込みますが、惜しくもシュートまでは持ち込めません。
10分には高村ちさとのサイドチェンジを受けた菅が左サイドから積極的にシュート。さらに16分には高村から大矢歩、小鍛冶旭とテンポ良くボールを繋ぎ、ゴールへ迫りますが、シュートまでは持ち込ません。


21分には三田幸望のスルーパスに反応した菅が抜け出しシュートを放ちますが、相手DFが身体を張ってブロック。続く23分には脇田が前線からプレッシャーをかけてGKのボールを奪い、最後は菅が狙いますが、ここは惜しくもミートしきれません。相手自陣で攻撃のシーンを作るも、相手守備陣を崩せず1点が遠い展開です。

一方、相手はアンカーを経由しながら左右へボールを動かしクロスで攻め込みますが、五味、高村、奈良ら守備陣が前線選手を自由にせず、冷静に対応。出口も良い飛び出しを見せ、相手の攻撃の形を作らせません。

 

そして前半34分、試合が動きます。
脇田が前線で倒され獲得したフリーキック。ゴールまではやや距離がある位置でしたが、キッカーの五味が右足を振り抜くと、鋭い軌道を描いたボールがそのままゴールネットへ。直接フリーキックで先制点を奪います。五味は3月29日に続き、今シーズン2本目のフリーキックからのゴールに会場が沸きます。

勢いに乗るふじざくらは35分にも奈良のフリーキックから大矢が競り、こぼれ球に脇田が反応してシュート。しかしGK正面となります。

終了間際には菅が中盤でボールを奪い、三田へスルーパス。三田は自らゴールを狙いますが、シュートは惜しくもサイドネット。攻守に集中したプレーを見せたふじざくらが1-0で前半を折り返します。

ハーフタイムに入り、平山監督は「ビルドアップのところは上手くいってるから自信持っていこう。カウンターなどのリスク管理をしっかり最後フィニッシュまで!後半大事!絶対勝とう!」と気合を入れて送り出します。

後半、立ち上がりから追加点を狙うふじざくら。


開始早々、内藤夏鈴、三田、脇田と左サイドでボールを繋ぎ、小鍛冶がミドルシュートを放ちます。さらに出口からのロングボールを菅が頭でそらし、脇田が抜け出し、キーパーとの1VS1を抜け出しますが、シュートはクロスバーを越えます。

しかし15分、試合は振り出しに戻ってしまいます。左サイドからFWへくさびのパスを通されると、ワンタッチでパスを繋がれ、相手に抜け出されると、角度のない位置からゴール逆サイドへ流し込まれ失点。1-1の同点とされます。

失点からわずか3分後、相手DFのミスから辻野友実子がボールを運び出すと、ミドルレンジからシュートを放ちます。このボールはクロスバーを直撃しますが、跳ね返りに脇田がいち早く反応。最初のヘディングは再びクロスバーに当たるものの、こぼれ球を再び頭で押し込み、勝ち越しゴールを奪います。

その後はレノファ山口が反撃。サイドから細かくボールを動かし、何度もクロスを送り込んできます。
後半34分以降は自陣に押し込まれる時間が続きますが、高村、五味、奈良、辻野を中心とした守備陣が身体を張って対応。出口もクロスへの飛び出しやパンチングでゴールを守ります。

37分に途中出場したワイアットがこぼれ球からシュートを放ち追加点を狙うなど、攻撃でも相手ゴールを脅かします。

終盤は相手に立て続けに攻め込まれますが、最後まで集中力を切らさず耐え抜きます。

ホームの大きな声援を背に2-1で勝利し、前回対戦の雪辱を果たすとともに、中断期間前最後の試合を白星で締めくくりました。

~試合を終えて~

台風の影響で不安な天候にも関わらず、メインスタンドを埋め尽くすサポーターの皆さんが足を運んでくださいました。

朝から雨が降り、試合前も雨が降り続く中でも、選手たちはサポーターと勝利を喜ぶために最後まで走り抜きました。

なでしこリーグ2部第16節をもって、FCふじざくら山梨は3位で折り返すことになりました。

2位との勝ち点差は「3」、首位とは「10」差。
なでしこリーグ1部入替戦に向けて、一人一人がこの夏成長するに期待し、また成長した姿を届けてくれることを楽しみに約2か月間お待ちください。

再開初戦は、8月30日(日)ジットリサイクルインクスタジアムでの試合です。たくさんのご来場をお待ちしております。

以下平山監督、脇田紗弥、林知奈の試合後のコメントになります。

~監督・選手の試合後コメント~

平山茶久美監督


Q)試合を振り返って
A)前半はビルドアップやボールを動かす部分、ポジション取りなど、自分たちが狙っていた形を表現することができました。その中でなかなか得点を奪えない時間もありましたが、フリーキックのチャンスをしっかりと決め切ることができたのは非常に大きかったと思います。後半は相手の時間帯もあり、失点してしまいましたが、その直後に自分たちでもう一度得点を奪えたことはチームの成長を感じる場面でした。勝ち切れたことは、チームにとって非常に意味のある勝利だったと思います。

Q)今日の勝因とチームの成長について
A)今日は相手が前から積極的に守備してくるのを想定していたので、その背後のスペースを攻略することを狙っていました。その中で先発起用した菅は、スピードを生かして背後を狙うことや、守備でも大きな役割を果たしてくれました。失点の場面は相手のクロスと前線の選手の個の力を警戒していた中でやられてしまいましたが、その後に再び得点を奪い返せたことは、これまで積み上げてきた成果であり、苦しい時間帯でも勝ち切れるチームになってきていることを感じました。

Q)中断期間・後半戦に向けて
A)選手たちは1月の始動からここまで休みなく戦い続けてくれたので、まずは心と体をしっかり休めてもらいたいと思います。その上で、中断期間はさらに攻撃の質を高めること、クロス対応など失点につながった守備を改善すること、そしてビルドアップの精度をより高めていきたいと考えています。得点力についても、チーム全体で積み上げていきたいです。リーグ再開後も一戦一戦が負けられない戦いになりますが、26人全員が競争しながらチームとしてさらに成長し、優勝を目指して戦っていきます。
前半戦、苦しい時期も変わらず応援し続けてくださったサポーターの皆さんには本当に感謝しています。中断明けも皆さんと一緒に最高の景色を見られるよう、チーム一丸となって頑張りますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします。

脇田紗弥


Q)試合を振り返って
A)まずはサポータの皆様、いつも温かい応援を本当にありがとうございます。これからも皆さんと一緒に勝利を積み重ねられるよう頑張ります。前節敗戦という結果もあったので、「今日は絶対に勝つ」という強い気持ちで試合に入りました。台風や地震などがあった中でも試合が開催できたことへの感謝もあり、その思いも込めて勝利を目指しました。先制したあとに追いつかれてしまいましたが、昇格を目指す上で連敗は絶対に許されませんし、やることは変えずに前線から守備をして、ゴールを奪いにいくことだけを考えてプレーしていました。結果的に自分が決めてチームの勝利に貢献できたことは本当に良かったです。まだまだ勝ち続けなければいけない立場なので、この勝利を次につなげていきたいと思います。

Q)得点シーンについて
A)ゴールシーンは、ゆみこさん(辻野友実子)のシュートのこぼれ球に反応して、最初はヘディングを打ちましたがクロスバーに当たり、もう一度跳ね返ってきたボールを頭で押し込みました。
前節はロングボールを相手に跳ね返される場面が多かったので、今日は前線で競り切ることがチームのためになると思っていました。あの場面も自分が競り続けたことで生まれたゴールだったので良かったです。今シーズンはこれで7得点となりました。目標にしている2桁得点も見えてきましたし、中断期間もしっかり積み上げて、さらに得点を重ねていきたいです。
また、背後への抜け出しは自分の強みなので、もっとゴールに貪欲になり、自分らしい形で得点を重ねていきたいと思っています。

Q)課題をあげるとしたら
A)今日は前線でボールを受けて、自分一人しか前にいない状況も多かったので、自分で仕掛けるのか、味方の上がりを待つのか、その判断をもっと高めていかなければいけないと感じました。
試合終盤も時間を作ろうとした場面がありましたが、パスの選択やキープの判断など、勝っている時間帯だからこそもっとこだわる必要があります。
また、背後へ抜け出した場面でも、自分でシュートを打つより味方へつないだ方が確率が高いと思ってしまいましたが、ああいう場面こそもっとゴールに貪欲になっても良かったと思っています。

林知奈


Q)試合を振り返って
A)良い時間帯にこはる(五味小暖)が先制点を決めてくれたことで、チームとして流れに乗ることができ、そのまま前半をリードして終えられたことは良かったと思います。
後半も立ち上がりは悪くなく、全員で勢いを持って前へ行けていましたが、嫌な時間帯で失点してしまいました。それでもベンチからは「まだやれる」という声が出続けていて、チーム全体が下を向くことはありませんでした。その中でさやさん(脇田紗弥)が決め切ってくれたことで、再び良い流れを引き寄せることができました。攻撃でもチャンスをしっかり決め切れたことが勝利につながったと思います。またそれぞれが「試合に出たい」「ゴールを決めたい」という気持ちは持ちながらも、全員が「チームが勝つために」という思いでプレーできていることが、今の良い雰囲気につながっていると思います。

Q)今シーズン初のメンバー入りについて
A) メンバー入りが決まった時は、まず素直にホッとしました。自分の課題だった「前線でボールを収めるプレー」を自主練習で続けていて、その成果が少しずつ出始めている実感もありました。そのタイミングでメンバー入りできたことは本当に嬉しかったです。試合前からチームメイトにも「チャンスは絶対あるよ」と声をかけてもらっていましたし、監督からは前線でボールを収める役割を求められていました。その役割を果たすことはもちろん、「試合に出たら絶対にゴールを決める」という気持ちでピッチに入りました。
最初は緊張しましたが、試合に入ってからは自然と落ち着いて、目の前のプレーに集中することができました。試合後には同期やチームメイトから「おめでとう」と声をかけてもらえて、とても嬉しかったです。

Q)中断期間・後半戦に向けて
A) メンバー入りできたから満足するのではなく、自主練習も継続しながら、さらに成長していきたいと思っています。中断期間は、中断明けに試合へ出場するために、自分のパフォーマンスをもっと高めていきたいです。フォワードとしてゴールにこだわることはもちろん、チームから求められている前線でボールを収めるプレーを自分の武器にして、自分の体格も生かしながらチームに貢献できる選手になりたいと思っています。再開初戦の広島戦は、1部昇格を目指す上で絶対に落とせない試合です。相手も強い気持ちで来ると思いますが、まずは気持ちで負けず、中断期間でチーム全員がレベルアップし、良い準備をして必ず勝利をつかみたいです。