【2026プレナスなでしこリーグ2部 第21節~試合結果~】VS SEISA OSAレイア湘南FC戦について

いつもFCふじざくら山梨へご声援いただきまして、誠にありがとうございます。

10月18日に行われた2026プレナスなでしこリーグ2部第21節、SEISA OSAレイア湘南FC戦の試合結果をお伝えいたします。

〖試合結果〗
FCふじざくら山梨 1-0 SEISA OSAレイア湘南FC
前半 0-0
後半 1-0
[得点]
87分 辻野友実子

[スターティングメンバー]
GK
1 出口 春奈
DF
2 高村 ちさと
6 五味 こはる
16 奈良 美沙季
MF
4 源関 清花
7 小鍛冶 旭
10 菅 百花
41 内藤 夏鈴
FW
8 大矢 歩
9 脇田 紗弥
20 寺田 心春

[途中出場]

HT OUT 20寺田心春 → IN 11 辻野友実子
HT OUT 4源関清花 → IN 14 三田幸望
63分 OUT 41内藤夏鈴 → IN 40 鈴木紋伽
69分 OUT 8大矢歩→  IN 24 ワイアット漢乃
69分 OUT 10菅百花 →  IN 5 高山紗希

~マッチレポート~

2026プレナスなでしこリーグ2部も、残すところ2試合。

前節、アウェイで行われたJFAアカデミー福島戦では、先制しながらも後半に逆転を許す苦しい展開となりました。それでも、最後まで勝利を諦めずに攻め続け、試合終了間際に脇田が同点ゴール。2-2で試合を終え、貴重な勝点1を獲得しました。

なでしこリーグ1部入替戦への出場権を得る「2位」の座を掴むこと。

後半戦に入ってからは、上位争いを繰り広げるチームを相手に勝利を重ね、チームとして確かな勢いを築いてきました。前節の福島戦でも、最後の一瞬までゴールを目指し続ける姿勢を見せ、勝点を持ち帰りました。

今節の相手は、SEISA OSAレイア湘南FC。

自分たちの力で2位を掴み、次のステージへ進むために。残り2試合。ここまで積み重ねてきたものを、ピッチの上で示す一戦となります。

この日のふじざくらは、前節に続いて出口春奈がゴールマウスを守り、前線には大矢歩、脇田紗弥、寺田心春らが前線に名を連ねました。中盤には源関清花、内藤夏鈴らが入り、チーム一丸となって勝利を目指します。

スタンドには多くのふじざくらサポーターが集結する中、キックオフの笛が吹かれます。

立ち上がりから、流れるようなパスワークで相手陣内へと攻め込むFCふじざくら山梨。

開始早々、小鍛冶のクロスは大矢には合わなかったものの、その直後にも小鍛冶から脇田を狙ったパスが送られるなど、積極的にゴールを目指す姿勢を見せます。

最初にシュートを放ったのは相手チーム。自陣右サイドから持ち込まれ、遠い位置からシュートを打たれますが、GK出口が落ち着いてキャッチ。

前半8分には、源関清花がファールを受けフリーキックを獲得。リスタートからボールを受けた脇田が寺田、内藤へとつなぐと、内藤が思い切ってロングシュートを放ちます。ボールはクロスバーを直撃。こぼれ球は相手にクリアされます。

さらに前半11分、左サイドを抜け出した菅から脇田へ。相手選手に囲まれながらも脇田がシュートを放ちますが、相手の守備に阻まれます。14分には、右サイドで脇田が小鍛冶とのワンツーから突破。グラウンダーのクロスに大矢が合わせますが、うまくミートできず、ボールはゴールの枠を外れます。立ち上がりはふじざくらが主導権を握り、サイドを起点にゴールへ迫る場面をつくります。

しかし、17分にはパスミスから相手にペナルティエリアへの侵入を許します。奈良が相手に対応し、ゴール前へ送られたボールは出口がキャッチ。ここは落ち着いた守備でピンチを切り抜けます。

その後は徐々に相手がボールを保持する時間が長くなり、ふじざくらは自陣で守備に回る展開に。前半23分にはコーナーキックからファーサイドの選手にダイレクトシュートを打たれると、さらにこぼれ球からもシュートを許します。それでも、最後は奈良が頭でクリア。チーム全員でゴールを守り、先制点を許しません。

27分には、相手に自陣左サイドを突破され、ペナルティエリア内から折り返されます。ゴール前で放たれたシュートに対し、出口がスーパーセーブ。相手の決定機を防ぎ、チームを救います。

34分には、奈良から左サイドへ抜け出した脇田にパスが渡ります。脇田がゴール前へ折り返しますが、味方には合わず。その直後には、菅と寺田が相手のビルドアップにプレッシャーをかけてボールを奪取。中盤で源関が倒され、フリーキックを獲得します。キッカーを務めた大矢がゴールを狙いますが、ボールは相手GKにキャッチされます。

前半終了間際には、自陣でボールを奪われ、相手にペナルティエリアへの侵入を許す場面も。それでも、素早く戻った奈良がシュートコースに入り、身体を張ったブロックで失点を防ぎます。

時間の経過とともに相手がボールを保持する時間が増え、ふじざくらは守備に回る時間が長くなります。相手のビルドアップに対して積極的にチャージを仕掛け、背後へのロングボールにも対応しますが、セカンドボールを回収しきれず、再び相手に攻撃を許す場面が続きます。それでも、出口の好セーブや奈良、五味、高村を中心とした身体を張った守備で、最後までゴールを守り抜いたふじざくら。互いに得点を奪えないまま、前半は0-0で終了します。

ハーフタイムに入り、平山監督より「前半は苦しい時間が多かったが、よく耐えた。守備がはまれば攻撃に繋がるから、良い攻撃へつなげよう!負けてないからだいじょうぶ!ここから点を取るよ!」と選手たちを鼓舞します。

後半に入り、辻野と三田が投入されます。

後半開始早々、中盤で三田がボールを回収すると、右サイドの小鍛冶へ。小鍛冶がクロスを送ると、脇田が頭で飛び込みますが、相手の守備に阻まれコーナーキックを獲得。このコーナーキックでは、途中出場の辻野がゴール前で合わせますが、相手にクリアされます。積極的にゴールへ向かう辻野のプレーが、チームに勢いをもたらします。

4分には、相手がサイドチェンジから攻撃を仕掛け、中央へカットイン。しかし、ふじざくらはシュートを打たせずに対応。立て続けにチャンスを与え、続くコーナーキックでは、こぼれ球からシュートを狙われますが、相手のシュートはミートせず。危ない場面を切り抜けます。その後も相手にペナルティエリア手前までボールを運ばれ、シュートを打たれる場面がありましたが、出口が落ち着いてキャッチ。ゴールを守り続けます。

すると9分、自陣でボールを奪ったふじざくらが一気に攻撃へ転じます。脇田が中央を力強く持ち上がり、両サイドでは小鍛冶と辻野が走り出すなか、自らシュートを放ちます。ボールは相手に当たり、ポストを直撃。惜しくもゴールとはなりませんが、コーナーキックを獲得します。続く大矢のコーナーキックには、奈良が頭で合わせます。しかし、今度はクロスバーを直撃。わずか2分ほどの間にポストとクロスバーを叩くなど、ふじざくらが立て続けにゴールへ迫ります。

15分には、右サイドでパスを受けた小鍛冶がカットインから左足でシュートを放ちますが、相手のブロックに阻まれます。

一方、相手もサイドチェンジから中央へと切り込み、ゴール前の混戦からシュートを放ちます。それでも出口が正面でしっかりとキャッチ。互いに譲らない展開が続きます。ここでふじざくらは選手交代を行い、内藤に代えて鈴木を投入。鈴木がセンターバックに入り、五味が一列前へとポジションを移します。

すると後半20分、その五味がシュートを放ち、相手に当たってコーナーキックを獲得。大矢のキックに五味が頭で合わせますが、惜しくもボールを捉えきれません。

さらに後半23分には、高山とワイアットを続けて投入。フレッシュな選手を送り込み、試合終盤に向けて勝利を目指します。26分には、右サイドでワイアットと小鍛冶が粘り強くボールをキープ。一度は相手にクリアされますが、高村がボールを回収。奈良から前線へロングボールが送られると、五味が反応するものの、わずかに合いません。

その後は試合がオープンな展開となり、セカンドボールを回収しきれずに相手の攻撃を受ける時間が長くなります。ふじざくらにとって、我慢の時間が続きます。それでも、チャンスをうかがい続けるふじざくら。

36分には、三田から高村、高村から自陣の脇田へとボールをつなぎます。脇田が前へ運び、右サイドを走るワイアットへパス。ワイアットがペナルティエリア内へ持ち込みシュートを放つと、相手に当たってコーナーキックを獲得します。コーナーキックは相手にクリアされますが、こぼれ球を小鍛冶が回収。再びクロスを送りますが、ゴール前の味方には合いません。

38分には、奈良から左サイドの高山へパスが渡ります。高山が仕掛けてクロスを送ると、ワイアットがゴール前へ飛び込みますが、シュートはうまくミートできず。あと一歩のところでゴールを奪えません。

そして迎えた後半42分。ついに試合が動きます。

右サイドでボールを受けたワイアットが、相手のプレッシャーをものともせずに突破。そのまま前進し、ゴール前へクロスを送ります。相手守備陣が懸命にクリアしますが、こぼれ球に反応した高山がシュートを放ちます。このシュートも相手に当たりますが、最後はゴール前に詰めていた辻野が頭で押し込み、待望の先制点を奪います。苦しい時間を耐え抜き、何度もゴールに迫り続けたふじざくらが、試合終盤に大きな1点。会場のふじざくらサポーターが沸きます。

リードを奪った後も、相手は最後まで攻撃の手を緩めません。終盤にはコーナーキックを与えますが、ふじざくらは全員が身体を張って守り、相手にシュートを打たせません。

そして、試合終了のホイッスル。終盤の決勝ゴールを守り切ったFCふじざくら山梨が、1-0で勝利を収めました。

相手にボールを保持され、守備に回る時間も長かった一戦。それでも、ゴールを守る粘り強さと、最後まで勝利を諦めずにゴールを目指す姿勢を貫き、勝点3をつかみ取りました。

~試合を振り返って~

残り5分をきっていた中で、途中出場の選手がチームに勢いを付けて得点をもぎとった試合。

観戦していたふじざくらサポーターから歓声と拍手が送られました。本日、神奈川県に足を運んだサポーターは約310名。

ピッチから見るとふじざくらのブルーとホワイトのユニフォームが目立った会場で、毎試合ですが、サポーターの声や拍手がチームの背中を押してくれました。

後半戦に入り、広島戦の試合前の五味の勝ち越しゴール、岡山戦で見せたワイアットの同点ゴール、福島戦のラストワンプレーで追いついた脇田のゴール、そして、後半途中出場の辻野が頭でねじ込んだ勝ち越しゴール。後半の苦しい時間帯で諦めずに戦ったことが得点に繋がっています。毎年、あと一歩届かなかったチームが、間違いなく一人一人の成長を感じています。

リーグ戦は残り1試合、勝利をして入替戦へ。「GO WITH YOU」共に最後まで。

以下は、平山監督、辻野友実子、鈴木紋伽のコメントになります。

平山監督


Q)試合を振り返って
A)まず、アウェイにもかかわらずホームと変わらない素晴らしい雰囲気を作って共に戦ってくださったサポーターの皆さんと勝利を分かち合えて良かったです。試合全体としては、前半相手にボールを握られる中で守備の修正をかけきれず、攻撃のリズムも作れない難しく苦しい展開となりました。後半は相手ボランチのサイドフローに対応し、交代選手を含めて相手陣地に押し込む時間を増やしていきました。本来目指す距離感でのビルドアップや、ボール奪取後に溜めを作れず失点してしまう点など内容面の課題は多く残りましたが、そうした苦しいゲームの中で最終的に1点をもぎ取って勝ち切れたことは今のチームの強みです。」

Q)苦しい時間の耐えたチームと成長
A)「終盤の1点による勝利はたまたまではなく、26人の選手全員が最後まで諦めず『自分たちが上回れる』と信じて日々積み重ねてきたプロセスがあったからこそです。 今回は数的局面が起きやすい構造を想定し、直近の課題について事前に映像の振り返りや選手との話し合いを重ねて準備を進めてきました。その成果として、前半の苦しい時間帯を0に抑え、最後まで粘り強くシュートで終えられたことが勝因につながったと感じています。入れ替え戦や勝敗がかかる大きな試合であっても特別視せず、プレシーズンから大切にしてきた『目の前の1試合に自分たちの積み重ねをすべてぶつける』という姿勢を崩さずに戦えたことも、チームの確かな成長だと捉えています。」

Q)次節に向けて
A)「勝点や得失点差の面で優位な状況にはありますが、まだ何も決まっておらず、何も掴み取れていません。もう一度気を引き締め、目の前の1試合に向けてこの1週間しっかりと準備をしていきます。最終戦は開幕戦の悔しさを晴らすという以上に、この1年間で自分たちが積み上げてきたものをピッチ上でどう表現できるか、そのすべてがかかった『総力戦』になります。1年間共に戦い続けてくれたサポーターの皆さんと最後に最高の景色を見られるよう、残り1週間全力を尽くします。引き続き応援をよろしくお願いします。」

辻野友実子

Q)今日の試合を振り返って
A)相手のフォーメーションに対して、守備をするのが少し難しいと感じていて、前半はその部分で苦戦していました。ただ、ベンチから試合を見ながら、こうすればうまく守れそうだなということを考えていましたし、ハーフタイムには監督からの修正もあったので、後半はそれを意識してプレーできたと思います。その結果、相手に良い攻撃をさせる場面を減らせたことは良かったです。先週も同じようなフォーメーションの相手と練習試合をして、守備がうまくはまらない場面がありました。そこからいろいろな選手と話し合い、どう対応するかを考えて改善できたことは、今回につながったと思います。

Q)ゴールシーンを振り返って
A)ここ2試合は試合に絡めていなかったので、出場したら絶対に結果を出したいと思っていました。サッカー選手として、結果を残すことが信頼につながると思っていますし、ハーフタイムから出場する機会をもらったので、得点という結果を残せたことは本当に良かったです。ゴールの場面は、味方が突破してシュートを打ち、こぼれてきたボールに詰めようと思っていました。オフサイドにならないようにラインを確認することも意識していて、良いところにボールが転がってきたので、しっかり決め切れて良かったです。普段からスタッフやチームメイトが個人練習に付き合ってくれていて、ゴール前の1対1なども練習してきました。形は違っても、そうした練習を積み重ねてきたからこそ自信はありましたし、後ろからのボールを収めることや、そこから展開することも、今日は試合で出せたと思います。出場する時は緊張するというより、ピッチに入ったらやってやろうという気持ちでしたし、今日は得点できそうな感覚もありました。久しぶりに試合に絡む中で、スタンドから名前を呼んでもらえたことも嬉しかったです。応援してくださる皆さんの気持ちに応えたいという思いが、頑張る力になっています。

Q)次節に向けて
A)まだ何も決まっていないので、まずは次の試合で入れ替え戦につなげることが大切だと思っています。ただ、入れ替え戦に進むことだけで満足するのではなく、その先も見据えて戦わなければいけません。目の前の試合に集中し、一つひとつ勝ち切ることを大切にしたいです。チームとしても、球際の強さやゴール前でのプレーなど、日々の練習で積み重ねてきたことを試合で発揮していきたいと思います。いつもどんな時も応援してくださるサポーターの皆さんには、本当に感謝しています。今日も名前を呼んで応援してくださったことが嬉しかったですし、その気持ちに結果で応えたいと思っています。残りの試合も、一緒に戦っていただけたら嬉しいです。

鈴木紋伽

Q)今日の試合を振り返って
A)前半は苦しい守備の時間が続き、相手に押し込まれる場面も多かったと思います。守備がうまくはまらない中で、試合中にどう修正していくかはチームとしての課題だと感じました。また、ボールを奪った後にパスをつなぐなど、攻撃につなげる部分も改善していかなければいけないと思います。それでも、後半の最後に全員で相手を押し込み、得点につなげられたことは、チームにとって大きなプラスでした。入れ替え戦に進むためにも、みんながベストを尽くして戦った結果だと思いますし、最後に勝ち切れたことは次にもつながる試合になったと思います。

Q)センターバックでの出場を振り返って
A)今シーズンはなかなか試合に出る機会がなく、クローザーとして途中から出場することが多かったですが、自分自身いつ出てもいいように準備はしてきました。やるべきことは明確だったので、頭の中を整理して試合に入りました。最後まで無失点で終えられたことは良かったですが、ヘディングの対応やリスク管理、最初のプレーをはっきりさせることなど、自分自身の課題も多く残りました。出場機会が限られる中でも、練習で100%を出すことや、自分の弱点と向き合って取り組むことは、1年間変わらず続けてきました。今回出場できたのも、声をかけてくれる仲間や応援してくださる皆さんのおかげだと思っています。また、自分が試合に出ているかどうかに関係なく、チームが勝つために何ができるかを常に考えています。練習で相手を想定したプレーを再現することが、週末の試合でチームメイトが良いプレーをすることにつながりますし、自分が声を出して鼓舞することで、チームの勢いや流れを変えることができればと思っています。自分の活躍以上に、チームが勝つこと、そして昇格することが一番です。

Q)リーグ最終戦に向けて、サポーターの皆さんへ
A)いつも応援してくださるサポーターの皆さんが、本当に私たちの支えになっています。最後の一歩を出すことや、シュートを打つこと、シュートブロックに行くことも、皆さんの声援が力になっていると感じています。今年は、自分たちの力で入れ替え戦に進めるところまで来ています。最後にそれを自分たちでつかみ取れるかどうかは、入れ替え戦に向けても大切なことだと思います。やるべきことは変わらないので、これまで積み重ねてきたことをしっかり発揮できるように準備していきたいです。最後は皆さんと一緒に喜び、入れ替え戦に進もうと笑顔で言えるように、チーム全員で勝利をつかみ取りたいと思います。ぜひ一緒に戦っていただけたら嬉しいです。