【わたし日誌】2024年シーズンを振り返るVol.10 ~成迫実咲#15~

FCふじざくら山梨の6シーズン目である2024年シーズンを選手自らが振返り、言葉に起こして届ける「わたし日誌」。
文章:成迫実咲(本人)より

〇今年はどんな1年だったか

悔しい1年でした。理由は、チームの目標である1部昇格にあと一歩届かなかったこと、自身の出場時間をなかなか伸ばせなかったこと、得点に絡む回数が少なすぎたこと。「こいつを出せば点を取ってくれるだろう、何か流れを変えてくれるだろう」と思わせられなかった自分の実力不足です。
今までの自分だと、「こんなもんだな」と強がっていたと思います。でも初めて、試合に出られないことがその場で泣くほど悔しかったです。自然と涙が出てきて止まらなかったです。もともとは人前で泣くほど泣き虫じゃないです、たぶん。笑
でも悔しかったから、素直に人に聞いてみたり、自分が今までしなかったプレーを試してみたりもしていました。
だからただ悔しいだけじゃなく、自分の中でサッカーに向き合えたシーズンでもあったと思います。

〇この1年間で選手として、人として成長したこと

「チャレンジ」ができるようになったことです。
FCふじざくら山梨というチームは選手の挑戦に全力で背中を押して、どんどんチャレンジさせてくれます。
もともと自主的に動くのが得意なタイプではないです。でも近くにいる人が、色々なことにチャレンジしてる姿を見て、何か自分で将来に繋がることで、教育に関することをやってみたいなと思いました。
そこで、勉強も遊びも全力で楽しむことをテーマとした「さくら寺子屋」というイベントをさせていただきました。
自分で企画して施設にアポ取ったり、チラシ作ってみたり、初めてのことをたくさん経験させて貰いました。子どもたちに教えるために、自分たちの頃には無かった範囲も勉強しました笑
このイベントへの想いを明確にしたいなと思い、言語化もやってみました。(時間があればさくら寺子屋の1回目のレポート読んでみてください!)

▼寺子屋日誌はこちらより
成迫実咲による、さくら寺子屋日誌

今シーズンは1つのイベントから派生したチャレンジでしたが、来シーズンはもっと色んな分野でチャレンジでしていきたいです!

〇応援のチカラが私たちに与えるモノ

「闘う原動力」を貰っていると思います。
なかなか試合に出られなかった期間、「プレーを見るの楽しみにしてます」と声をかけてくれた方がいました。めちゃくちゃ悔しかったけど、その言葉に背中を押してもらえたことを今でも鮮明に覚えています。
毎回試合の日のスタンドやSNSを見て「よっしゃやるぞ」って思うし、しんどくて苦しい展開であってもあと一歩が出るのも応援してくれる人がいるからです。
1年間ありがとうございました!
そして、2025シーズンもたくさんの応援よろしくお願いします!

〇FCふじざくら山梨はどんな存在であるべきか

何かを与えられる存在であるべきだと思っています。それが夢や目標かもしれないし、楽しいや悔しいなどの感情かもしれません。
共通の趣味を持つ仲間を作ったり、試合を観るために外に出たりするきっかけにもなるかもしれない。女子サッカーに興味を持ったり、サッカーを始めてくれたりすると、飛び跳ねるくらい個人的には嬉しいです。笑
でも、それが何であるかは受け取り手次第だし、絶対にこれってものじゃなくてもいいと思います。でも、私たちはシーズンを通して「応援のチカラ」を貰っています。地域の方々やパートナー企業様のご協力があって、サッカーができています。だから恩返しというとおこがましいかもしれないけれど、何か与え続けられる存在でありたいなと思います。