【2024プレナスなでしこリーグ2部 第7節~試合結果~】VS 今治FCレディース戦

いつもFCふじざくら山梨へご声援頂きまして誠にありがとうございます。
4月28日に行われた2024プレナスなでしこリーグ2部第7節FC今治レディースの試合結果をお伝えいたします。

≪2024プレナスなでしこリーグ2部第7節~結果~≫
(45分ハーフ)
FCふじざくら山梨 1-1 FC今治レディース
-前半 1-1
-後半 0-0
(得点)
成迫実咲
(来場者)
3,225人

≪スターティングメンバー≫
GK 出口春奈
DF 濵名花子 松岡沙由里 源関清花 小鍛冶旭
MF 井原美波 三田幸望 中村友香 成迫実咲
FW 山本菜桜美 鈴木和遥

(途中出場)
68分 OUT7 井原美波 → IN 16 辻野友実子
77分 OUT11 中村友香 → IN 20 五味小暖
77分 OUT15 成迫実咲 → IN 10 菅百花
84分 OUT4 小鍛冶旭 → IN14 脇田紗弥
84分 OUT9 山本菜桜美 → IN21 内田朱夏

【今節の振り返り~マッチレポート】

初めての国中での開催。目標として掲げた来場のお客様は「2,000名」。
FCふじざくら山梨が迎える初の小瀬は、サポーターの朝も早い。
開場前から200名以上の方が列を作り入場を待ってくださったり、入場する選手のバスを応援で待ってくださったりと、我々だけでなく、サポーターの皆さんの期待も試合前から感じました。

初の小瀬での試合は、ふじざくらDEツナガルマルシェを開催し、約30店舗のキッチンカー、ショップ、体験コーナーなどが出店し、試合を盛上げてくださいました。


また、試合前には今年初のエスコートシニアを開催し、17人の元気なおばあちゃんたちと選手が手を繋いで入場しました。サポーターの皆さんも暖かい拍手で迎えてくださいました。


今節では鈴木、源石が2試合ぶりにスタメンに復帰し、成迫が今シーズン初のスタメンに名を連ねました。
試合序盤は慣れない熱さにより、パスミスなどで、相手にボールを奪われ、自陣ゴール前まで攻め込まれる展開が目立ちます。また、30度を超える暑さの中、体力の消耗もあり、中々、連動した動きを見せることができません。
しかし、ふじざくらは時間の経過と共にボール保持率を高めていき、最初のビックチャンスは左サイドの小鍛冶からのパスに、ペナルティエリア中央でパスを受けた井原がフリーでシュートを左足で放つもボールは僅かにバーを通過します。


すると、前半25分、左サイドの小鍛冶がマイナス気味にパスを出すと成迫がダイレクトでペナルティエリア外からシュートを放つと、個を描いたボールはゴールに吸い込まれます。小瀬に集まった大勢のサポーターの皆さんからも歓声が響きます。


しかし、その2分後に、自陣のペナルティエリア近くまで相手にボールを運ばれると、そのままペナルティエリア外からシュートを放たれ、山なりのボールはそのままゴールに吸い込まれ。同点になってしまいます。


前半は終了となり、1-1で折り返します。ハーフタイムになり、渡辺海監督からは「サイドバックの選手だけでなく、インサイドの選手もモビリティを出して、攻撃に参加しよう。シュートは落ち着いて、ボールを抑えて打つ意識をもって。まだまだチャンスはある!ハードワークして勝ちに行くよ!」と伝えて、選手を送り出します。
後半に入ると、ボールの保持はほぼふじざくらになり、ボールを回しながらチャンスを作ります。コーナーキックやセットプレーからゴール前でチャンスを作るも、シュートがヒットせずにゴールマウスを捉えることができません。

77分には菅、五味が投入され、攻勢を強めます。
同じく後半から投入された辻野が左サイド中へ切り込むと、その菅へパスを出します。菅が少し持ち出し右足で放った鋭いシュートはゴールバーに直撃し、そのこぼれ球を辻野がシュートもキーパー正面でキャッチされます。
その直後にも、ゴール正面のペナルティエリアの外で倒され、フリーキックを獲得すると、キッカーは18歳の五味。低くライナー性のボールは壁をすり抜け、ゴールポストに直撃。弾いたボールを松岡が狙うも、ゴールバーの上に流れます。


最後は怒涛の攻撃を見せるも、あと1点が遠く、1‐1の引き分けという結果となりました。
試合終了後は大きな拍手で、選手を称えてくださったサポーターの皆さま。3,225名という方がスタジアムに足を運んでくださいました。
小瀬で初勝利とはなりませんでしたが、FCふじざくら山梨の小瀬物語の1ページが始まりました。

以下、渡辺海監督、成迫実咲、五味小暖のコメントになります。

渡辺海監督


Q)試合を振り返って
「前節は得点が取れなかったため、それに向けこの1週間、ゴールに向かうトレーニングを重点的に取り組んで試合に臨みました。決定機を多く作ることができたのは、選手たちの努力や理解の賜物だと思っています。また、先制直後の失点については、守備の一瞬の距離感をつかれたというところについてはチームとして課題が残りました。そういったところの修正はかけていく必要があると感じています。」
Q)次節に向けて
「毎試合、選手たちはい良い準備をして週末のトレーニングに挑んでくれているので、課題に対してさまざまな刺激を入れ、努力するしかないと思っています。次節の連戦に向け、まずはしっかりと休息をいれ、次のゲームに臨むところを重点的に質を高め、取り組んでいきたいと思います。」

成迫実咲


Q)ふじざくら加入後、初出場、初スタメンを振り返って
「昨日もそうですが、今日の観客動員数、初スタメンというのはかなり緊張していました。しかし、試合が始まるとその緊張も最初だけになり、集中して試合に挑むことができました。」
Q)今シーズン初ゴールである得点シーンを振り返って
あさひ(小鍛冶)が切り返して、目があった時点で「練習したコースだな」というのはイメージしていたので、入ってよかったなという印象です。
Q)次節に向けて
「前々節より、負け、引き分けと続いてしまっているため、絶対勝たないといけない試合にはなってきます。連戦になるので、勝って勢いをもたらしたいという意味でも、課題である決定力をこの1週間意識して取り組んでいきたいと思っています。」

五味小暖


Q)試合を振り返って
「まずはチームの勝利に貢献できるように全力でプレーするという気持ちを1番に持ってピッチに立ちました。そして、個人的に小瀬で初ゴールを決めたいなという気持ちを思って試合に臨みました。日頃の練習からずっとフリーキックは練習してきたので、海監督にはフリーキックがあったら自信もって蹴ってこいと言われており、今日実際にフリーキックを蹴る機会を与えて貰えたのですが、わずかにポストに当たってしまい決めることが出来ませんでした。」
Q)地元甲府市で試合ができたことについて
「小学生の頃からずっと「いつか小瀬で試合をしたい」と思っていたので、その夢が叶ったことが嬉しかったです。それに加え、小瀬で初ゴールを決めたかったのですが、決められなかったことが悔しかったです。3,225人という数のお客さんを迎え入れての試合でしたが、温かい声援ばかりで緊張よりも楽しさの方が強かったです。最高の環境で試合をすることが出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。」
Q)次節への意気込み
「今日の結果をしっかりと受け止め、チームとしても個人としても修正点をしっかりと修正して、次節に向けて良い準備をしていきたいです。そして、また連勝記録を更新していけるようにチーム全員で頑張っていきます。」